ANATOコロンビア旅行博覧会2011開催-航空会社編-
毎年2月最終週に開催される"コロンビア旅行業協会(ANATO)"主催の旅行博覧会を見学しました。2月23,24,25日の3日間に渡って開催されたこの博覧会は、業界関係者同士の情報収集の場であると同時に、何となくお祭りムードも漂う大規模なイベントです。今年もアルゼンチン・エクアドル・チリ・パナマその他複数の国から使節団が来訪し、自国の観光市場をPRしていました。
私はボゴタへ戻った直後でお客様からの問い合わせが殺到していた事と、ガイドの仕事もあった為、見学にはほんの少しの時間しか割けませんでした。その中で得た情報を基にご紹介します。今回は「航空会社」に関して投稿します。
まず最初は「エールフランス航空」です。現時点でボゴタからヨーロッパ経由で宿泊を伴わずに日本との間を往復出来る唯一の航空会社です。私自身、当地在住の韓国人顧客を含めエールフランスのチケット販売では実績を挙げており、支社長以下顔見知りが多い相手です。コロンビア人の方々にとっても日本への渡航に際して通過査証が不要というメリットがある為、昨今利用が多くなっています。
「アメリカン航空」です。ボゴタ・メデジン・カリ~マイアミ間に路線を持っています。日本との間ですが、この2月からニューヨーク~羽田線が就航を開始した事で、コロンビア各地と東京・羽田間との間を宿泊なしで利用が可能となりました。羽田空港に近い方に限定した上ですと良いニュースかもしれません。
コロンビア国内最大の航空会社Aviancaです。昨年"TACA"と合併をし、ラテンアメリカ有数の航空会社にのし上がって来ました。最新のニュースでは、昨年経営破綻した「メキシカーナ航空」を買収する話が報道されました。
また、スターアライアンスグループ入りが決定した事で、現在商売敵となっているパナマ資本の"Copa航空"との間で運行路線調整に入る事も決定したようです。
更に、現在一部路線について共同運航を行っている「デルタ航空」との関係を5月31日をもって解消する事になりました。これによりデルタとの間のマイレージプログラム関係も終了します。今後の動きに目が離せないAviancaです。
先日日本との間で利用したばかりの「コンチネンタル航空」です。映っている三人は勿論知り合いです。アメリカ系航空会社の中ではエージェントに対して一番親身に相談に乗ってくれる航空会社だけあって、毎年このブースには旅行会社の人達が輪になっている程です。
今後決定している「ユナイテッド航空」への名称変更に伴い、私に対してもどのような営業をしてくれるのか興味深々です。
「デルタ航空」です。現在ボゴタとアトランタ及びニューヨーク(JFK)間で路線を運行しています。ニューヨーク経由ですと現行のスケジュールでは往復共に途中宿泊なしで日本(成田)とボゴタとの間を往復できます。
これはまだ営業担当とも未確認の話ですが、報道では"ロサンゼルス""デトロイト"とボゴタとの間に今後新規路線を開く予定があるとか。そうなるとスケジュール次第ですが、こちらも今月新規就航した羽田~ロサンゼルス&デトロイトとの接続でボゴタへのルートが出来る事になります。
2010年10月から再びコロンビアへ「帰ってきた」ルフトハンザ航空(LH)です。このLHが復活運行を始めた事で、特にコロンビアとアジアとの路線に選択肢が出てきました。前述の韓国人の方々は昨今このLHへの「乗り換え」が顕著になっています。感想を聞くと確かに「サービスがとても良い」と概ね評判が良いのがこのLHです。
このLHコロンビアはフランクフルト経由では最長路線の一つ、アジア線も重視しているようです。現在では支社長以下、当社ANDES TOURSを担当する営業の女性とも頻繁に連絡を取り合う仲となっています。
ルフトハンザ航空ですが、当地コロンビア在住の日本人・コロンビア人の方にとって「嬉しいニュース」を後日ご紹介します。コロンビアから日本への「新しいルート」としてお勧め出来る体制が整いました。
以上が当地在住・及び日本にお住まいの日本人の方々に関係がある「コロンビア路線」を持つ航空会社のご紹介です。
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