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Avianca航空とCopa航空が同時にスターアライアンス入り

先日の報道を既にご存知の方も多いと思います。コロンビア国内で空路網を展開する"Avianca"と"Copa"の両航空会社が世界的な航空連合である「スターアライアンス」(以下スター)に加盟を申請し、受理される見込みです。

Img_2464 パナマを拠点に中南米域内では確たる地位を築いているCopa、そしてその傘下会社として先日AeroRepublicaから社名変更した"Copa Colombia"のスター入りは自然の流れでした。

Copaは元々「コンチネンタル航空(以下CO、既にユナイテッド航空へ社名変更)」との強力な関係があり、COのマイレージプログラム「One Pass」を運営していますから、COがスターの有力なメンバーである以上Copaのスター入りは当然の結果です。また、Copaコロンビアも同時にスター入りという事になります。

Img_2467 一方、かつてコロンビアのフラッグキャリアであったAviancaのスター入りには正直かなりの驚きを持って受け止めました。先日当ブログにおいて「コロンビアの航空業界再編」と題して、このAviancaについてコメントしたばかりです。

今年に入りエル・サルバドルとペルーに拠点を持つ"TACA"との資本合併を行ったAviancaですが、大手航空連合に入らなければ合併効果は限定的とコメントしました。それがまさかCopaと同じスター入りするとは・・・

Aviancaは現時点で「デルタ航空」と共同運航を行う関係にあり、「エールフランス航空」ともマイレージプログラムで提携関係を持っています。両社とも別の航空連合「スカイチーム(以下スカイ)」の有力メンバーであり、私はAviancaはいずれスカイ入りすると見ていました。他方、TACAの方はマイレージプログラムの提携関係の中に「ユナイテッド」「ルフトハンザ」といったスターのメンバーがあります。

スターのメンバーには日本の航空会社では"ANA(全日空)"の名があり、ANAマイレージプログラム会員の方でしたら、今後Avianca・Copaいずれの御利用でもマイルが加算される事になる筈です。

しかしちょっと待ったimpact AviancaとCopa Colombiaはいずれも首都ボゴタを拠点とし、複数の路線でシェア拡大をしのぎ合っている「敵対関係」にあります。航空連合の運営趣旨は確か「共存・共栄・相互利益の拡大」にある筈です。その為、加盟各社は重複する運行路線についてはどちらかが減便・若しくは一方が路線撤退をして残った方で共同運行扱いとするか、運行時刻をずらすなどで相互の利益を損なわない配慮をします。

これに従えばAviancaとCopa Colombiaはコロンビア国内の幹線路線においてどちらかが路線撤退・若しくは減便をしなければ「共倒れ」です。日本で言えばまさにANAとJALが同一航空連合に加盟するようなもので、常識で考えれば両社同時のスター入りは本来「有り得ない」話です。今後一体どのような事になるのか、「コロンビアの空域」がにわかに慌ただしくなってきました。

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