首都ボゴタ近郊の自然動物園・Panaca Sabana
先日の事ですが、首都ボゴタ郊外にある自然動物園"Panaca Sabana"に行ってきました。ここはボゴタから車で北へおよそ40分程の場所にあり、ボゴタ郊外にある遊戯施設としては適当な距離です。園内には特に珍しい動物はおらず、馬・牛・豚・羊・ヤギ・犬などがそれぞれ区画ごとにまとめられています。
このPanaca Sabanaの詳細については、後日別に管理しているホームページ上で画像を交えて詳しく紹介します。ブログではとても紹介し切れません。このPanaca Sabana、子供的には十分楽しめるものですが、大人的にも結構楽しめました。まずは園内に通じる道沿いに広がる湿地帯です。のどかですね。都会の喧騒とは無縁の場所です。湿地帯には「白サギ」の姿もありました。
2010年6月現在で25,000ペソ(およそ1,180円)の入園料を払って広大な敷地を巡ります。それとは別に、別料金を払って牛の乳搾り、子牛や子豚への授乳、餌を買って動物に与える事などが出来ます。いずれも日本円で100円から300円程度の料金です。
このPanaca Sabanaでは基本的に殆ど全ての動物に直接触れる事が出来ます。それが故に「自然動物園」と記した次第です。動物自体は檻の中に入っていますが、近づけば触れる事は容易です。
園内では動物に触れるだけではなく、これも別料金で実際に体験「試乗?」する事も可能です。大人やある程度の年齢のお子さんでしたら「体験乗馬」、そして小さなお子様にはメリーゴーランド(当地ではカルーセルの名)の"本物版"を体験できます。中右画像では、見た目およそ2歳程度の小さなお子さんが「ロバ」にまたがっています。これはロバに縄がくくり付けられていて、メリーゴーランドそっくりにグルグルと回るものです。そして係員の付き添いの元、アンデス山脈地域ではお馴染みの「リャマ」に乗る事も出来ます。
園内には複数のフードコートエリアがあり、食事に困る事はありません。そのうちの一つ、「馬」のエリア内にあるこちらのレストランは焼肉が主ですが、中には何と
「馬専用道」が設けられています。これはまさに「花道」です。ここをカウボーイと馬が「デモンストレーション歩行」するのです。これはお子様連れにはウケますね。
動物に興味のない方で、しかし「建築物・構造物」に興味のある方、そんな貴方も是非ともこのPanaca Sabanaを訪れて下さい。今回の訪問の最大の目的・成果、そして「大人的な楽しみ」の一つが、このコロンビアの竹「グアドゥア(Guadua)」を使った巨大な建築物の視察でした。各画像をクリックすると大きくなります。
園内には見事な茅葺き屋根の構造物がいくつもあり、よく見ると建物を支える基礎部分は全てコロンビア特産の極太の竹・グアドゥア(Guadua)を使っています。これだけの大掛かりな構造物は国内西部のコーヒー地帯でよく見られますが、首都ボゴタ及び近郊では滅多に見かけません。
私は旅行業の他に手掛けている唯一の「副業」があり、それがこのグアドゥアの対日輸出事業です。この極太の竹は頑丈で、束ねたものは相当な強度を持っています。木材に比べて一本あたりの単価がとても安価なこのグアドゥアを使った構造物を久しぶりに目にしました。
首都ボゴタ在住の方、特にお子様連れの方に私はこのPanaca Sabanaを「自然・動物に直接触れる事が出来る場所」としてお勧めします。以前から何となく気になっていたこのPanacaですが、実際に行ってみると大人でも十分楽しめました。
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