ボヤカ県ビジャ・デ・レイバとラキラへの旅-3-
このシリーズ続きです。
今回は村で一番有名・且つ高級なホテル"Duruelo Hotel"の紹介です。村の外れにあり、坂道を上った先にあるのがこのホテルです。敷地内にはプールやテニスコート、スパなどもある「リゾートホテル」ですが、私にとってそれは関心事ではなく、コロニアル風の建物がそれは素晴らしいものでした。例え宿泊せずとも一見の価値があると思います。大都会である首都ボゴタで歴史に満ちた建物を持つこれだけの規模のホテルはありません。
ビジャ・デ・レイバ村には格安宿から美しい中庭を持つものまで数多くの宿泊施設があり、加えて今回はご紹介しませんが駐車場スペースをそのまま転用した「公共キャンプ場」まであります。実際にテントを張って一夜を過ごすグループが多かったのには驚きました。その中で、私自身が旅行業に従事している事もありますので、皆さんにはその土地土地で最高級のホテル・若しくはご紹介する価値がある施設をこれからもご案内していきたいと思っています。
敷地内を巡ると、建物や軒下に吊り下げられた鉢植え、更には花壇の素晴らしさを実感できます。高級ホテルらしい造りです。築数百年の歴史を持つ建物の外観と、近年大改造を施した落ち着いた客室内と綺麗な浴室周りが特徴のこのホテルは、ビジャ・デ・レイバの滞在には一押しの場所です。
トイレの扉を開けたまま固定させる為の「留め石」ですが、よく見ると石の左上に「化石」が埋め込まれていた跡があります。分かりますでしょうか。私が15年近く前に初めてビジャ・デ・レイバ村を訪れた際には、まだ現在のように観光地化されておらず、点々とした寂れた店に並んでいたのは何と「化石」でした。大小様々な化石を売って生活していたのです。故にこの村はかつて「化石の村」と呼ばれていました。
現在でも村の近郊の土地からは化石が出てくる筈ですが、村の中はお洒落な店が並ぶなど完全に観光地化されていて、店の中で化石を見る事はなくなりました。
ビジャ・デ・レイバ村での滞在の楽しみの一つがこの「乗馬ツアー」です。こちらは小さなお子さんでも楽しむ事が出来ます。朝方に村の中心部を散策していると、複数の人から「乗馬しませんか」と言い寄られてきます。この他には近郊の小さな滝へ行くツアーやエコツアーなど各種あり、人数が揃えば先日ご紹介した「ラキラ村」や「ワイナリー」へのツアーも催行されます。
レストランのテラス席から望むビジャ・デ・レイバ村の全景とその向こうに広がる景色はとても素晴らしいものです。このホテルが現地で一番と称されるのは当然でしょう。この景色を堪能できるのは、Duruelo Hotelが現地では最も高台に位置しているからです。
皆さんもビジャ・デ・レイバを訪れる機会がありましたら是非ともこのホテルをご覧下さい。
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