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2010年3月

ボゴタ~シパキラ・鉄道の旅-3-

Img_4452 Img_4432シパキラ駅に到着した列車は、また同じ線路を戻っていきます。その途中で停車するのが「カヒカ(Cajica)」駅です。カヒカ村は以前ご紹介した事があります。列車はおよそ3時間近く停車し、乗客はここで昼食を取ります。ネモコンやシパキラの岩塩坑道観光に出た乗客もここで合流します。我々は既にシパキラにて昼食を済ませた為、この小さな村では散策のみを行いました。

Img_4449 Img_4435 折しもこの日はカヒカ村の「創設473周年」記念行事が行われていました。それにしても首都ボゴタが創設されたのが1538年でカヒカ村が1537年という事は、カヒカ村の方がボゴタよりも古い歴史を持つという事でちょっと驚きました。

どういう理由かは分かりませんでしたが、村の人々は一様に「仮装」をしていました。それは各地の民族衣装だったりよく分からないものだったり。この日は村で最大のお祭り・行事の一つだったのでしょうか。

Img_4439 Img_4444 Img_4445 午前中に観光列車でこの会場を通りすぎた際には、コロンビアの伝統音楽と踊りが披露されていました。事前に情報を持っていなかったのでこれは一体何のお祭りなのかと思い、予定を変更して帰路この村に立ち寄ってみましょうという事になりました。

我々が会場に到着した時点では「ミスコン?」らしきものが行われていました。おらが地区が誇る美女を応援しようと、ステージ前では多くの観客が声援を送っていました。

コロンビアはよく「美人が多い国」と称され、それは事実です。時には「えっshine」と思うような人もいたりします。初めてこの地に来られた方は「コロンビアはやはり噂通りの国ですね」と仰いますが、道でお目にかかった方々はまだ「序の口」です。本当の美人は平日の昼間から町を歩いていません。美人に出会う為には"大学"や「オフィス街」の「昼食時」が"狙い目"です。ミスコンで上位入賞するような方々は、普段は学生であったり働いていたりしますからね。

Img_4446 Img_4447 Img_4450 会場には複数のビール銘柄の名前が掲げられていました。中には巨大な「ビール缶」も。しかしこれらは全て「一社」が生産している銘柄なのです。コロンビアではビール生産の利権が実質一社独占状態となっています。元々これらは全て「地ビール」でしたが、巨大資本がそれらを買収し続けた結果、現在のような体系となりました。

会場の端では一リットル入りの「生ビール」を販売していました。缶や瓶入りではない生ビールは旨いんですよね。のどかな村で昼間っからビールをぐいぐいやって、芝生の上に寝転がって昼寝なんぞしたら「最高の幸せ」なんだろうな・・・sweat01いや、「今は仕事中」そんな思いはきっぱりと捨てました。

そんなカヒカ村でのお祭り騒ぎに便乗してしばし時間を過ごした後、我々は鉄道ではなく高速道を「サーッ」と駆け抜けて首都ボゴタへ戻りました。その間およそ数十分。行きの観光列車があまりにも「低速」だったので、スピード差に驚きながらの帰路となりました。

高速化の時代の流れに逆行する、のんびりとした鉄道の旅。首都ボゴタ郊外の大高原地帯の景色を満喫できる週末・祝日限定の観光列車ツアーを是非とも御利用下さい。

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ボゴタ~シパキラ・鉄道の旅-2-

Img_4395 Img_4396La Caroの駅を過ぎると車窓には田園風景が広がります。ここまでくるとアパートや家々の姿は少なくなり・・・と思いきや、途中で見えたのが「一戸建て住宅地区」でした。ここ数年の経済好況でいわゆる「土地バブル」の波がこんな所にも押し寄せています。首都区内ではもはや「土地」というものが殆どなくなってしまった為、郊外にある原野や田園を潰して一戸建て住宅の建設する動きが加速しています。

首都中心部までは車がないととても移動できないこんな場所でも、一戸建てが日本円でおよそ1,500万円からそれ以上と、もはや「日本並み?」にまで価格が吊り上がっています。

Img_4393 Img_4399 途中にはバブル経済の象徴が見えたりしますが、まだまだのどかな風景は健在です。のろのろと走る列車に揺られながら、ボゴタ大高原の風景を満喫する。これがこのツアーの楽しみの一つです。専用車でパーっと通り過ぎるのは時間の短縮ですが、高速化の時代に逆行する見事なほどの遅さ。旅気分を満喫できます。途中には巨大なビニールハウス群も見られます。ここではバラやカーネーションその他の切花が生産されています。

Img_4404 Img_4410 Img_4412 ウサケン駅を発って2時間後、列車はついに「シパキラ(Zipaquira)」の駅に到着しました。車でしたらこの間およそ1時間弱の距離です。それを倍の時間をかけたのですから、これはまさに「長旅」でした。

先頭のディーゼル車は片側にしか運転席がない為、ここで一旦切り離してその先にある枝線を弧を描くように一周し、客車の隣の線路をまたいだ後に反対側へ接続されます。

Img_4409 Img_4407 シパキラ駅前の様子です。観光列車は週末及び祝日に1便しか運行しないので、のどかなものです。そしてシパキラ駅からは以前ご紹介した「ネモコン」及びこの町の郊外にある「岩塩坑道」へのツアーバスが運行されます。これは予め列車内で有料で参加者を募ります。料金には駅からそれぞれの場所、そして後ほどご紹介する「カヒカ(Cajica)」までの専用バス移動料金が含まれています。

私が同行する観光列車ツアーですが、列車での移動はこのシパキラにて終了です。専用車を予めボゴタから先回りしてこの駅に待機させ、ここからは車での移動となります。また、料金を安く抑える場合には戻りを「路線バス」にする事も可能です。つまり「片道・鉄道乗車体験ツアー」です。実際に乗車すると分かりますが、片道だけで2時間揺られ続け、それにレールの歪みによる「横揺れ」が加わりますので、ボゴタ郊外への鉄道の旅は片道だけで十分です。お客様もそれで十分満足されていました。

Img_4415 Img_4418 Img_4419 シパキラは昔ながらの町並みが残る所です。中心部には1805年に基礎を作ってから111年もの歳月をかけて完成したカテドラルがあり、中心部にはいつも多くの人々が集います。

今回はその数日前にネモコンの岩塩坑道ツアーを行った為、シパキラでは町の散策のみ行いました。勿論手配次第でシパキラの岩塩坑道に変更する事も可能です。

Img_4422 Img_4428 Img_4427 シパキラの町の外れには何軒かの焼肉レストラン(Asadero)があります。店の前では串に刺さった肉の塊を炭火であぶっています。一見すると旨そうに見えます。店員が試食の為に一切れ切ってくれて、それを味見して納得すれば入店です。それぞれの肉には下味が付けてあります。

しかしこれらの肉、元々脂身が少なくてパサパサしているのですが、それをかなり長い時間かけて焼く為、脂分だけではなく"水分"まで飛んでしまっているかの如き、すごい硬さです。それは「肉を味わう」というよりも「歯を食いしばって"噛みしめる"」という表現がピッタリです。そして右は"Gallina"という「地鶏」です。

以前、お客様のたってのご要望で「カピバラ肉」レストランへご案内した事があります。その時もそうでしたが、この野外での焼肉レストランも日本から直接来訪された方々には正直評価が高くありません。日本でここまで硬い肉を食べる機会は絶対にない筈です。特に若い女性・御年配には・・・それでもこの店に到着した時点で時刻はちょうど「正午」

観光手配を何度か繰り返している間に分かったのは、ここにもう何年も住んでこの地の味に「慣れてしまった」私と、初めて来て味わうお客様方との間に「味覚の違い」が生じている事でした。私が「これ、なかなかいけますよ」とお勧めしたものが不評だった事も。それで悟りました「原点に帰ろう」と。そんな訳で、シパキラ郊外での焼肉風の昼食には「ある物」を別に用意する事にしました。店側にとっては「反則行為」かもしれませんが・・・それは参加された方だけのお楽しみという事で。「鉄道の旅」は更に続きます。

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ボゴタ~シパキラ・鉄道の旅-1-

今週は通常業務をしながらアテンドも行っており、更新が滞りました。ボゴタ発着の観光ツアーの中で、土・日・祝日だけ催行できるものがあります。それがボゴタからシパキラへの「鉄道の旅」です。今日はこちらを行いました。

Img_4348 Img_4359 Img_4352 この鉄道乗車ツアーは以前ご紹介した事があります。この日の出発地は市内北部にある"Usaquen(ウサケン)"駅です。駅の前には最近完成した大型ビルと仏系大型スーパーCarrefourがあります。小さな駅はとても可愛らしく、旅情を駆り立ててくれます。

Img_4350 Img_4351 Img_4357 駅舎内は列車が運行する日の朝方のみ開放されます。中にはSL観光列車の写真やエンブレムなどが展示されています。とても小さな駅舎ですが、近代的なそれとは全く異なる趣きが私は気に入っています。観光列車が発着する駅でありながら、売店がとても質素なのがコロンビアらしいというか、商売っ気が殆どないのが素朴です。

Img_4362 Img_4363そしていよいよ列車が到着しました。この日の運行は「ディーゼル車」でした。お目当ては「SL列車」だったのですが、この日は三連休初日で予約した乗客が少なかったのか、事前にチケットを購入した時点でディーゼル列車と聞かされていました。話では「日・祝日」はSL機関車による運転との事です。その事をお客様に予めお詫び方々御報告した上での利用となりました。

Img_4368 Img_4392 Img_4391 Img_4387 左画像が「運転席」です。そして三つの画像は客席部分です。先頭車両はディーゼルエンジンを積んでおり、二両目から四両目は引かれている客車です。SL機関車が牽引する列車は10両以上の長い編成ですが、ディーゼル車はなぜか全体で4両しかありません。SL機関車よりもディーゼル車の方が「馬力」が少ないとは・・・

Img_4373 Img_4375 Img_4379 列車が走りだすとすぐに「楽団」が各車内を巡り、軽快な音楽と共に車内の雰囲気を盛り上げるのは昔から変わっていません。各人も年季が入っていそうです。私が初めてこの観光列車に乗ったのがおよそ15年前で、それから全く同じスタイルです。そしてこの日の列車には「食堂車」がない為、売り子(?)さんが車内を巡回していました。ほほう、これも変わっていません。日本風ですね。但し「売り物」の一つが先日ご紹介した「コロンビア風エンパナーダ」でした。

Img_4380 Img_4381 ウサケン駅を出発した直後の車窓には高級アパート群が広がり、中流層・下層の家々へと変わっていきます。その後に広い敷地を持つ学校が見え、そして田畑へと変わっていきます。これが鉄道の旅の楽しさです。この二つの画像、これをみて何だか分かった人は相当の「ボゴタ通」です。

Img_43821 Img_4385 ウサケンを出て最初の駅「La Caro」に到着しました。ここでは乗客の乗り降りはありません。SL列車のみここで「給水」を行う為、いわゆる「時間調整」でしょう。それにしてもここまでおよそ20kmという距離ながら、かかった時間は何とsign01「1時間sign03」つまりこれは「時速20km」という事ですかimpactそれを裏付ける通り、動く速さが本当に遅い。長年レールを整備していない事もあって見事に線路がグニャグニャと歪んでいるのですが、その影響で揺れる揺れる、左右への揺れ方はすさまじいものです。

しかも時速20kmという「速さ」の為、時に野犬が吠えながら「並走」するのですが、何と列車が犬に「追い抜かされる」のです coldsweats02 そんなのってありですか?

そんなのどかな列車の旅は「片道2時間」です。次回に続きます。

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コロンビアにおける"旅行会社"の定義

今月は日本からのお客様の来訪が重なり、アテンドの仕事が続いています。それとは別に、先日の「コロンビア旅行博覧会」でお目にかかった日本政府観光局(JNTO)様から頂いたスペイン語の「日本観光ガイドブック」を元に、コロンビア人観光客への「JRパス」の販売が好調です。「2010年までに訪日外国人旅行者数1000万人を実現」というJNTOが掲げたビジットジャパンイヤー2010キャンペーンへの、ほんの僅かな微々たるお手伝いと言った所でしょうか。

そんな事で、コロンビアにおける「旅行会社」の定義というものを、当社「ANDES TOURS」の事例を元に一度ご案内しておこうと思います。

Img_42881_2 こちらはコロンビア商工観光省が国内において「観光」に携わる業者に発行する「事業登録証」です。当社は「旅行会社」のカテゴリーです。これは旅行業・ホテル・観光バス事業者など「観光」に従事する業者への認定証です。この登録証は毎年更新が義務付けられており、現時点で有効な登録証を持たない業者は観光業事業者を名乗る事は出来ません。

Img_43041 前述の事業登録証とは別に、例えばホテル業であれば"COTELCO"(Asociacion Hotelera de Colombia・コロンビアホテル業協会)という「業界団体」があり、旅行会社ですと"ANATO"(Asociacion Colombiana de Agencia de Viajes y Turismo・コロンビア旅行業協会)という団体があります。日本で言えば"JATA"(日本旅行業協会)のようなものです。当社はこのANATOの「正会員」です。登録証というものがないのですが、正会員リストは→こちら の"ASOCIADOS"から検索する事が出来ます。

航空券や旅行手配をされる際には、その会社がANATOに加盟しているか否かが一つの判断となり得ます。

ANATOに加盟しているのは「自社で航空券を発券し、お客様に販売している」「自社で旅行商品(ホテル・レンタカー・旅行保険や現地観光など)をお客様に販売している」という「旅行会社」と、自社でチケットは発券せず旅行会社へ世界各地域のホテルや観光などの地上手配部分を販売する「ランドオペレーター」の二つの業種に関わる会社が会員に名を連ねています。ANATOへ加入するには、旅行会社としての事業規模や事業内容が加入基準を満たしている事が条件です。

Img_42871 そしてこちらがANATOの「上部団体」であり、世界中の主要航空会社・旅行会社が加入している"IATA"(International Air Transport Association・国際航空運送協会)への登録証です。近年では格安運賃で運航している"LCC"と呼ばれる航空会社などは未加入ですが、世界最大の「航空運送業界団体」です。

IATAへ加入し、相当な額(secret)の預託金を収める事で、航空券の「自社発券」が許可されます。自社発券のライセンスを得る為には、予約システムのリース代金などの他に発券する航空会社へも保証金を納める必要があります。自社発券のライセンスを維持し続けるのは大変で、その為にライセンスを返上する会社もあります。

コロンビア国内でインターネット以外の方法により航空券を購入される際は、購入者となる方は券面額に応じて一定の「発券手数料」を発券旅行会社又は航空会社へお支払いされる事が国内法によって義務付けられています。当社は自社発券旅行会社ですので、お客様から直接手数料をお預かりする事になります。

それがIATA非加盟で自社では発券できない会社は、IATA代理店・若しくは航空会社に手数料を払って「仕入れ」更に手数料を上乗せしてお客様へ販売しなければ、儲け分がどこからも得られません。自社発券できない会社さんは商売上厳しいと思います。

というのがコロンビアにおける「旅行会社」の定義です。商工観光省に登録し、ANATO、IATAに加盟している旅行会社は国内に相当数あります。その中で、ボゴタのANDES TOURSはコロンビア国内のIATA, ANATO加盟社では「唯一、日本人が常勤する公認旅行会社」です。

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ネモコン村と岩塩坑道

日本から観光で来訪されたお客様のアテンドが続いていました。最近の傾向として、毎月一回程度のペースで観光手配を受けています。

大人数のグループが来訪すれば利益はもっと上がるでしょうが、添乗員付きのグループツアーはある程度の人数が揃わなければ催行できません。コロンビアはツアー観光先としてはまだまだこれからですので、通年一定人数を確保してツアーを催行させるのは容易ではありません。その為、ここ最近来訪されている方々は「お一人から催行保証・南米コロンビア・オーダーメードのツアー」というスタイルを選択されています。日本側ではグループツアーのみを取り扱う大手さんとは別に、お一人様でもコロンビア観光旅行を催行保証している会社さんも勿論複数あります。

Img_4260 そんな事で、今月も筆者お薦めの「ネモコン・岩塩坑道」をお客様と共に訪れました。有名な「シパキラ・塩の教会」から車で20分ほどの場所にあるのが、このネモコン(Nemocon)村です。こちらは「塩の博物館(Museo de la Sal)」です。のどかな村の中心部にあるこの博物館、この日は「閉館」していました。あまりにも来訪者が少ない為でしょうか。

Img_4264 Img_4269 Img_4271 ネモコン村は1月に来たばかりですが、その時には見かけなかったものが目に付きました。村の中心部に近い家屋の壁が美しく塗装されています。アーティストが手掛けているのか、それまでは普通の村の風景だったのが、今やメルヘンチックな光景が広がっています。お客様も感心されていました。

Img_4267 Img_4268 こちらはどうやら「学校」のようです。ここも派手な塗装を施していました。およそ10年前までSL観光列車の停車駅として栄え、多くの観光客で賑わったあの活気をもう一度取り戻そうという「村おこし」の一環なのかもしれません。確かに村の雰囲気がガラっと変わりました。観光地としての下地作りという観点から見ると、今後が期待できそうです。

Img_4261 Img_4265 Img_4266 こちらがネモコン村役場です。コロニアル風の名残を残す建物です。1階部分にはパティオもあり、2階部分が庁舎です。試しに2階の村長室を恐る恐る覗いた所、係員から唐突に村長室へ案内されてしまいました。「えっ、村長と会談かsign03」と思いましたが、この日は村長が不在だった為、気軽に見せてくれた次第でした coldsweats01

Img_4247 Img_4246 既に何度も訪れているネモコンの岩塩坑道の中で、唯一撮影の機会を逃していたのがこの「塩のモニュメント」です。ハート型のこのモニュメント、実は「塩の結晶」で出来ています。およそ1メートル四方のこのハート、重さは何と impact およそ1,600kgもあります。普段は赤くライトアップされていて、係員がライトでこれを照らすと白い・まさに塩のかたまりである事が分かります。これは素晴らしいです。塩の結晶のかたまりでここまで大きいものは初めて見ました。ちなみにこのような完全100%岩塩のモニュメントは、シパキラの岩塩坑道にはありません。

Img_4250 Img_4254 Img_4256 岩塩が地下水と共に染み出して出来た「塩のつらら」これもネモコンの岩塩坑道でのみ見られ、シパキラでは決して見る事が出来ません。既にもう何度もネモコンの岩塩坑道を訪れていますが、その度に内部の素晴らしさを実感します。神秘的・幻想的と言った表現がピッタリなのがこのネモコン岩塩坑道です。

ちなみにシパキラは「塩の教会」で有名ですが、ネモコンにも「塩の教会」があります。シパキラのそれはいわゆる「大聖堂」で、岩塩採掘跡の巨大な空間の壁に十字架を掘っただけです。ここが岩塩坑道跡と言われてもピンときません。黒い壁だけしかないので「石炭坑道跡」と称しても疑問は湧かないと思います。

対してネモコンの塩の教会は大きさ的に見ると「チャペル」程度ですが、至る所の壁から染み出している塩が滝となっている光景には声も出ません。ネモコンの岩塩坑道は、はっきり申し上げてシパキラ岩塩坑道の3倍・いや5倍以上の素晴らしさです。

これからも「ネモコン村・岩塩坑道」の素晴らしさと共に、日本やその他の国から来訪される日本人観光客の皆さんへ積極的にこの場所をご案内し続けていくつもりです。

 

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首都ボゴタ最大級の市場・Paloquemao

Img_4125 Img_4126 先日、セントロの客先から旅行博覧会へ向かう際に大きな市場が目に入りました。その名も"Paloquemao(パロケマオ)"名前だけは知っていましたが、恥ずかしながら13年のボゴタ生活で一度も立ち入った事がありませんでした。ここはCalle19とCarrera22が交差する場所にあります。翌日の土曜日に初めてこの大きな市場を訪れました。

Img_4080 Img_4116 Img_4117 このPaloquemaoは首都ボゴタ最大級の市場という事もあり、野菜や果物そして肉や魚など、食料品の宝庫とも言える場所です。内部は雑然としているように見えますが、意外にも野菜専門・果物専門・肉専門の店が区画ごとに集まっており、初めての人でも分かり易くなっています。しかし見て下さい。この品揃え sign03 私はどこの小さな町や村でも、まず市場を覗くのが大好きなのです。市場というのは色鮮やかさと相まってアート的には素晴らしい場所です。

Img_4082 Img_4119 Img_4121 ここは「卵」専門店が並ぶ一角です。このように区画ごとに取扱品が明確に分かれている為、本当に分かり易いです。それにしても卵専門店とは驚きです。値段の表示は1個当たりで、大きさにより分別されています。これ、数日で全部さばけるのだろうか・・・

Img_4095 Img_4111 Img_4084 こちらは「牛・豚肉」エリアです。やはり肉は肉屋という事で、専門店が集結しています。皮を剥がされた豚が丸ごと一匹ぶら下がっていたり、牛の各部位がこれまたぶら下がっていたりと、生活臭さをまともに感じます。いやぁ、これは圧巻でした。

Img_4085 Img_4087 Img_4088_2 Img_4122 こちらは「魚」コーナーです。私はこの魚を楽しみにしていました。一体どんな変わった魚が見られるのか・・・やはりここは「川魚」が主体でした。大河マグダレナ河やアマゾン河で獲れた「ナマズ」その他、我々日本人はまず口に出来ないであろう、バリバリの川魚ばかりでした。右画像のナマズは「おい angry これじゃ"さらし首"じゃねぇか sign03 」と怒っているようにも見えます。ナマズは途中まで輪切りにされ、客の注文に応じて輪切りを何個という事で売っているようでした。

Img_4100 Img_4101 Img_4103 Img_4105 見て下さい sign03 フルーツ類の色鮮やかさ。見慣れた輸入物の果物の中にコロンビア独特のフルーツも見られます。これらのフルーツは画像の被写体としては最高です。フルーツ売り場は市場の中でも最も華やかな一角でした。日本では見られないフルーツ類も多々あり、これらは観光で来訪された方で希望があれば、是非ともご覧頂きたい一角です。

Img_4090 Img_4124_2 Img_4114 香草・薬草のコーナーに立ち寄ると、何とも言えない独特の香りが漂ってきます。コロンビア人は料理に使用したりお茶として飲んだりと、これらを多用します。そしてその隣には「ちょっと変わった野菜」を扱うコーナーがありました。右画像の「白菜」もその一つです。葉がかなり緑がかっていますが、どっさりと山積みされていました。

Img_4108 Img_4109 市場の中には簡易食堂が点在し、スープ類などを口にする来訪者の姿もありました。この他、鶏肉専門エリアや花卉専門、チーズ専門、豆類専門、芋類専門のエリアがあったりと、市場内部は圧巻でした。

ボゴタ市民、そしてコロンビア国民の胃袋を満たす為の供給場所の一つであるこのPaloquemao市場は見学するだけでも楽しい場所です。ちょっと変わった観光スポットとしてお勧めします。日本では見られない様々な食品に出会えますよ。

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