« 残り少ない日本滞在の日々 | トップページ | 日本国内の旅 »

日本からコロンビアへの旅

およそ三週間に及んだ休暇を終えてコロンビアへ戻りました。現在「真夜中の三時」 時差ボケに苦しんでいます。それまでは途中のアメリカで一泊していたのですが、今回は日本から同日接続でボゴタに戻りました。今回の利用ルート及び航空会社は以下の通りです。

ボゴタ~ロサンゼルス(Avianca) ロサンゼルス~東京 (ANA) 東京~ワシントン (ANA) ワシントン~ボゴタ(Avianca)

このパターンですと、ロサンゼルスではおよそ5時間、ワシントンではおよそ6時間で次便に接続が可能です。これでしたら便の遅れや入国・通関手続きなどでかなり時間がかかっても余裕です。東京からはワシントン経由ですと同日にボゴタへ到着が可能です。

Img_3828 Img_3808 Img_3826 左から、ワシントン・ダレス国際空港でのANAの機体(B777-200)、キャビン内の様子、カナダとの国境に近い上空からの風景です。右画像下に大きな湖が見えますが全面氷結していました。ワシントンは快晴で-6℃という寒さで所々に先日降った雪が積もっていました。

B777ですが、行きのロサンゼルスからの便は胴体がもっと長い-300というタイプでしたが、ワシントン線はそれよりも短い-200で、これには正直悩まされました。先日の投稿でボーイング機のシートの前後幅は狭く、あまり快適ではない旨投稿しました。-200の場合、それに加えて3-3-3の配列のうち左3列の中央座席、中3列の左座席(右3列については不明)の下に何故か金属製の箱が装着してあり、これが邪魔で足を伸ばす事が出来ずに大変な思いをしました。何とかならないのか・・・この邪魔な箱は。

Img_3811 Img_3819 ANA便の機内食です。ディナーのメインは白身魚でした。朝食はパンケーキでいずれも味は良かったです。全体的な量は以前より少なくなっています。私はこれ位の量で充分です。ワインはちょうどコップ一杯分の小瓶で提供されました。ANA便に関してはこの他に有料でラーメンや点心などの「小腹が空いた時の軽食」を提供していました。

Img_3834 Img_3840_2 こちらは一部しか撮れませんでしたが、同じワシントンで撮影したAviancaのエアバスA319です。今回の帰路はこのA319という機体の快適さとAviancaのサービスについて、とても好印象を持ちました。A319はボーイング機ですと737に相当する小型ジェット機です。機体が小さいと気流の乱れで機体が振れた際の揺れが大きいので私自身はあまり好きではないのですが、このA319はそれを超える快適さでした。

ちなみに機体の後方下に"HK-4553-X"という文字があります。HKというのは機体の所有国籍がコロンビアである事を意味します。例えばアメリカのリース会社がAviancaに貸与している場合には"N"という表示になりますが、これはつまり「自社購入機」もしくはコロンビアにある会社がこの機体の所有者という事です。

Img_3837_2 Img_3841_3 左はA319のキャビン内です。私は今までエアバス機と言えばかなり昔に中型機のA300、そしてA320と今回のA319という小型機しか利用した事がありませんが、いずれの機種も座席の前後・左右幅がボーイング機の座席よりも広めに設計されていて嬉しくなります。何しろ身長180cmの私ですので、大柄のヨーロッパ人向けに設計されているエアバス機のシートは私の中では非常に評価が高いものです。

そして更なる優れモノが右画像です。シートパネルは今や常識ですが、エアバス機の場合にはそれが「タッチパネル式」になっています。下の部分にはコントローラーがありますが、それとは別に画面に触れる事でも操作できるものでした。同じAvianca機でも、行きのロサンゼルス線に投入されているボーイング767にはシートパネルすらなかったので、A319はシートと合わせて二重の高評価です。

しかも、画面の横には何とカップホルダーがセットされていました。これでしたら飲み物をここに置いて席を立つ事も可能です。これは優れものです。カップホルダーは使用しない場合、シートにはめ込む事で邪魔になりません。ちなみに画面に見える一見プラスチック製のカップ、実はこれ「エコ素材」で出来ているようです。これは何と!「植物製」らしいのです。驚きました。このような植物性プラスチック容器?は日本の航空会社ではまだ導入されていないのでは。

Img_3838 Img_3842 そしてこちらがワシントン~ボゴタ線の機内食です。この区間の飛行時間およそ5時間半というルートでしたので機内食はあまり期待していなかったのですが、これが予想に反して良かった 左はミニサンドイッチ、右が夜食です。アメリカ系の航空会社では左の軽食だけというのが今や主流なので、Aviancaのこの「2食サービス」に驚きと高評価を持ちました。

メインはビーフの煮込みとドライカレー これがなかなかいける味でした。右には白ワインが入ったカップもあります。アルコール類も赤・白ワインに加えてラムやウイスキー・ビールなど多彩でした。Aviancaの北米線サービス、今後は分かりませんが現在はかなりいけてます。あっ、ちなみにAviancaの「国内線」と「短距離路国際線」については、ジュースなどの飲み物のサービスだけですので念の為。

Aviancaでは現在エアバス機の導入を積極的に行っており、アメリカ線ではマイアミ・ニューヨーク線に大型のA330を、そしてニューヨーク・ワシントン線にはそれに加えて小型機のA319を使用しています。今回の利用で私のエアバス機に対する評価がかなり高くなりました。加えて飛行中のエンジン音や客室内の騒音も、ボーイング機と比較してかなり静かでした。

Aviancaはコロンビア国内で最大・且つ最も路線網を持つ航空会社です。以前はサービスに関してあまり評価できるものではありませんでしたが、今回の利用で私としてはこのAviancaは「お奨め」に値するものに生まれ変わった気がします。

|

« 残り少ない日本滞在の日々 | トップページ | 日本国内の旅 »

旅行・地域」カテゴリの記事