セントロ・カンデラリア地区のちょっと粋なお店
俄然投稿ペースが上がっています。今日は日本から来訪されるお客様の為の下見と調査を兼ねてセントロにあるカンデラリア地区を歩きました。そこで見つけた「ちょっと粋な 」と名付けるにふさわしいのか分かりませんが、目に留まった店をご紹介します。
駐車場敷地内に置かれた古い客車を改造した「カフェテリア」です。その名も"Cafe de la Estacion(駅のコーヒー)"です。外見はかなりお洒落です。営業は正午からという事で、この時はまだ開いていませんでした。入口横にメニューと料金が記載されていました。コーヒー一杯およそ100円程度と、こんな粋な造りにしては安いと思いました。中に入れなかったのが残念です。多分のノスタルジックな雰囲気に包まれる事でしょう。
この「パタゴニア」という店は、アルゼンチン肉を使ったステーキレストランです。場所は外務省迎賓館・コロン劇場のすぐ目の前、このエリアで一番美しいブティックホテル"Hotel de la Opera"の隣にあります。この店は市内北部のUsaquen(ウサケン)地区にもあるようですが、私はいつもセントロのこの店を利用します。この店の営業時間は正午から午後3時半までの数時間しかやっていません。
オーナーがアルゼンチン人なのか、若しくは熱狂的なアルゼンチン好きなのかは分かりませんが、店内はアルゼンチン一色、そしてレトロな雰囲気に満ちています。そして壁にはマラドーナの写真があったりアルゼンチン代表チームのユニフォームが飾ってあります。と思えば「チェ・ゲバラ」の写真があったり、ビートルズのポスターが貼ってあったりと、今ひとつ統一感がありませんが、営業時間中は必ず「タンゴ」の曲が流れています。
ここで炭火を使ってアルゼンチン肉を焼いてくれます。この店では肉に岩塩をまぶしてから焼くようです。その為、とてもしょっぱい!メインはやはり豪快なステーキ"Bife de Chorizo"(2010年2月現在、31,000ペソ・およそ1,500円、税込み・サービス料別)です。焼き方の他に塊(かたまり)の"Bloque"か、それとも焼いたあとに薄切り(Tajada)にして提供するかを聞かれます。ここは是非とも塊のBloqueにするべきです。
しかしこのBife de Chorizoの量たるや半端ではありません。初めて注文した際、あまりにも多い量をとりあえず完食しましたが、その後夕食も取れないほど胃がもたれました その為、以降は1/2タイプ(25,000ペソ)にしています。アルゼンチン肉はやはり旨い・しかし凄い量でした。
カテドラルと道路を挟んですぐ横に、コロンビアの伝統的なお菓子を並べている店が三軒連なっています。コロンビアのお菓子は砂糖を多用し、やたら甘いので私自身はあまり好きではありませんが、この中の一軒の、それも隅の方に並んでいるお菓子に日本の和菓子そっくりのものがあるのです。右画像のピンク色の"Arroz"と書いてあるものがそれです。
これを初めて目にした時「Arroz(米)って何だ」と思って衝動買いしてしまったのです。大人の親指よりも一回り大きいというサイズで一個1,000ペソ。およそ50円以下だったらまあ良いかと思って口にしたのですが・・・見た目もさる事ながらこのお菓子、日本のどこかで食べた事があるよなぁ、という何というか「懐かしい」と感じるお菓子なのです。
このお菓子を買って持ち帰りました。Arrozと書いてある意味ですが、多分米の澱粉?というか、米粉を使っているのか、単なる砂糖菓子ではないのです。外見はザラザラしていますがとても柔らかくて、中はねっとり。食感は「栗きんとんの外側のきんとん」みたいなのです。きんとんを砂糖でコーティングした・・・そんなイメージで、口の中でスッと溶けます。これを口にした某日本人女性曰く「素甘(すあま)←(日本の伝統和菓子の一つ)みたい」との事です。という事で、やはり「日本で食べた気がする味」という意見では一致しました。
このお菓子を「日本から取寄せました」などと偽って出しても、多分疑問は湧かないだろうと思うほど、日本茶に合うお菓子なのです。不思議です。カテドラルに来たら、この不思議なお菓子を見つけてみて下さい。
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