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2010年2月

2010年コロンビア旅行博覧会・その2

昨年の旅行博覧会は、同時期に日本から来訪されたFAM TRIP(旅行関係者視察ツアー)の一行の中に取引先の方が含まれていた事から、私自身の情報収集は全くしないまま終わりました。今回は二年分の宿題をこなす為、会場の端から端までくまなく巡りました。

Img_4003 Img_4010 Img_4064 国内南部にある「Huila(ウイラ)」県です。ここは国内随一の大河・マグダレナ河にそって観光地が点在しています。いずれも暑い土地柄のようです。また、良質のコーヒー豆を生産しています。日本人観光客向けとしては特に交通網が整備途中であり、これからと言った所です。毎年六月末に県都ネイバで行われるお祭りは見応え充分です。この地で有名な音楽は"Bambuco"と呼ばれるものです。

Img_4011 こちらは首都ボゴタの南東にある「Meta(メタ)」県のブースです。国内各地のブースの中では一番派手な内装でした。ここには未開の地"東方大平原"が広がり、人間の数よりも牛その他の動物の数の方が確実に多い土地柄です。そこには道すらありません。ここは日本からの観光先としては・・・反政府ゲリラの影もあり、まだまだです。とは言え、未開の地だけあって相当数の野生動物の宝庫のようです。

Img_4008 Img_40541 こちらは国内最南東部にある「Amazonas(アマソナス)」県です。県都レティシアは文字通りアマゾン河流域にあります。ここは近年観光地として脚光を浴びており、私もこの「コロンビアアマゾンツアー」を日本向けに販売しています。左画像はピンク色の「川イルカ」そして右が「浮き家スタイル」の宿泊施設です。

Img_40051 Img_40071 Img_4031 こちらが先日ご案内した「コロンビアコーヒー収穫体験ツアー」先の一つとして予定している農園(Hacienda)のブースです。期間中はコーヒースタンドを設置していました。大きな農園内には宿泊施設や中画像に見られるコーヒー豆その他を販売する売店もあります。収穫期ともなれば右画像のような真っ赤なコーヒーチェリーを見る事が出来ます。

この農園にはコーヒー豆を取り扱う日本の総合商社関係者の方が頻繁に訪れているようです。それらの方々には、この画像だけでどこだかすぐお分かりでしょう。この農園ではそれだけ質の良い豆を大量生産しているようです。ここでしたら収穫体験ツアー先としては最適です。このような素晴らしい農園を御紹介して頂いた某社の某氏に深い感謝の意を申し上げます。

Img_4060 こちらは昨今私が日本人観光客向けに、強くお薦めしている「ネモコン・岩塩坑道」のポスターです。坑道内部の素晴らしさは有名な「シパキラ」をしのぎます。あいにくこの日はネモコン村の村長さんの姿はありませんでしたが、大勢とは言わないまでも少しずつ日本からの観光客を増やしていきたいと思っています。

Img_4015 他にもコロンビア国内各地のブースは沢山ありましたが、全てを御紹介する事は不可能です。その中で日本の外務省が発出している「渡航情報」を元に日本人観光客の方々をご案内できる場所はまだ限られています。私はその中でしか皆さんをご案内する事は出来ませんが、今後のコロンビア国内治安情勢によってはその範囲が広がる可能性を含んでおり、その為の予備知識を得るという事では、毎年一回のこの旅行博覧会は非常に有意義なイベントです。

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2010年コロンビア旅行博覧会・その1

Img_4023 Img_4000 毎年2月の最終週に行われる「コロンビア旅行博覧会」は、我々業界関係者にとって最大のイベントであり、国内全土から集まってくる観光関係者が一堂に集う「情報収集と交換の場」です。私自身、今日の博覧会で普段電話でしか話をした事がなかった某ホテル担当者と顔見知りになり、先日投稿した「コーヒー収穫ツアー」の対象農園として選定していたオーナー氏と全く偶然で知り合う事が出来、この話がとんとん拍子に進んでしまいました。これもコロンビア旅行業界最大のイベントならではの話です。

Img_4050 Img_4076 今年も嬉しい収穫がありました。私自身もう何年もこの博覧会に足を運んでいる中で、記憶では初めて「日本」の公式ブースがお目見えしました。出展は「日本政府観光局(JNTO)」さんです。日本政府の公的機関がついにコロンビアの旅行博へ参加され、日本政府による観光招致キャンペーン"YOKOSO!JAPAN"の看板を掲げ、コロンビア人旅行業関係者へのPRを行っていました。右画像はスペイン語による日本紹介のパンフです。

Img_4040 Img_4019 Img_40351 ラテンアメリカ諸国の中では中流以上の階層が多いコロンビアは旅行人口(需要)もそれだけ多く、その為複数国からコロンビア人観光客招致の為に来訪していました。左画像は「エクアドル」の民族舞踊団、中画像は「アルゼンチン」のタンゴダンサー、右画像の女性は何と!中国から来訪されました。しかもスペイン語ペラペラコンチネンタル航空を使った中国へのツアー招致に関連して来訪されたそうです。私は中国は販売対象ではないので、単にミーハー気分でパチリ。勿論顔は「思いっきりスプレーがけ」です。他にラテンアメリカ諸国だけでもペルー・ベネズエラ・パナマ・チリ・ウルグアイなど多くの国々からコロンビア人観光客の招致に来ていました。

Img_4017_2 Img_4012 今年は「フランス」が招待国となっており、フランスに関するブースがかなり広く取られていました。このうち「エールフランス」は、今夏ボゴタ線に投入されるビジネスクラスとエコノミークラスの中間に位置付けられるクラスの新シートを公開してしました。ボゴタからパリまでおよそ10時間。このシートでしたら快適そうですね。

当地在住の日本人の方々にはパリ経由のAFチケット販売はあまり多くありませんが、このシートは既に東京~パリ線には導入されており、ボゴタから東京までの新クラス料金がそれなりであれば需要が見込まれるかもしれません。

次回は「コロンビア国内の観光地」について御紹介します。

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セントロ・カンデラリア地区のちょっと粋なお店

俄然投稿ペースが上がっています。今日は日本から来訪されるお客様の為の下見と調査を兼ねてセントロにあるカンデラリア地区を歩きました。そこで見つけた「ちょっと粋な 」と名付けるにふさわしいのか分かりませんが、目に留まった店をご紹介します。

Img_3941 Img_3942 Img_3943 駐車場敷地内に置かれた古い客車を改造した「カフェテリア」です。その名も"Cafe de la Estacion(駅のコーヒー)"です。外見はかなりお洒落です。営業は正午からという事で、この時はまだ開いていませんでした。入口横にメニューと料金が記載されていました。コーヒー一杯およそ100円程度と、こんな粋な造りにしては安いと思いました。中に入れなかったのが残念です。多分のノスタルジックな雰囲気に包まれる事でしょう。

Img_3971_2 Img_3972_2 この「パタゴニア」という店は、アルゼンチン肉を使ったステーキレストランです。場所は外務省迎賓館・コロン劇場のすぐ目の前、このエリアで一番美しいブティックホテル"Hotel de la Opera"の隣にあります。この店は市内北部のUsaquen(ウサケン)地区にもあるようですが、私はいつもセントロのこの店を利用します。この店の営業時間は正午から午後3時半までの数時間しかやっていません。

Img_3974 Img_3980 Img_3978Img_3979_2オーナーがアルゼンチン人なのか、若しくは熱狂的なアルゼンチン好きなのかは分かりませんが、店内はアルゼンチン一色、そしてレトロな雰囲気に満ちています。そして壁にはマラドーナの写真があったりアルゼンチン代表チームのユニフォームが飾ってあります。と思えば「チェ・ゲバラ」の写真があったり、ビートルズのポスターが貼ってあったりと、今ひとつ統一感がありませんが、営業時間中は必ず「タンゴ」の曲が流れています。

Img_3975 Img_3976 ここで炭火を使ってアルゼンチン肉を焼いてくれます。この店では肉に岩塩をまぶしてから焼くようです。その為、とてもしょっぱい!メインはやはり豪快なステーキ"Bife de Chorizo"(2010年2月現在、31,000ペソ・およそ1,500円、税込み・サービス料別)です。焼き方の他に塊(かたまり)の"Bloque"か、それとも焼いたあとに薄切り(Tajada)にして提供するかを聞かれます。ここは是非とも塊のBloqueにするべきです。

しかしこのBife de Chorizoの量たるや半端ではありません。初めて注文した際、あまりにも多い量をとりあえず完食しましたが、その後夕食も取れないほど胃がもたれました その為、以降は1/2タイプ(25,000ペソ)にしています。アルゼンチン肉はやはり旨い・しかし凄い量でした。

Img_39841 Img_3985カテドラルと道路を挟んですぐ横に、コロンビアの伝統的なお菓子を並べている店が三軒連なっています。コロンビアのお菓子は砂糖を多用し、やたら甘いので私自身はあまり好きではありませんが、この中の一軒の、それも隅の方に並んでいるお菓子に日本の和菓子そっくりのものがあるのです。右画像のピンク色の"Arroz"と書いてあるものがそれです。

これを初めて目にした時「Arroz(米)って何だ」と思って衝動買いしてしまったのです。大人の親指よりも一回り大きいというサイズで一個1,000ペソ。およそ50円以下だったらまあ良いかと思って口にしたのですが・・・見た目もさる事ながらこのお菓子、日本のどこかで食べた事があるよなぁ、という何というか「懐かしい」と感じるお菓子なのです。

Img_3998 このお菓子を買って持ち帰りました。Arrozと書いてある意味ですが、多分米の澱粉?というか、米粉を使っているのか、単なる砂糖菓子ではないのです。外見はザラザラしていますがとても柔らかくて、中はねっとり。食感は「栗きんとんの外側のきんとん」みたいなのです。きんとんを砂糖でコーティングした・・・そんなイメージで、口の中でスッと溶けます。これを口にした某日本人女性曰く「素甘(すあま)←(日本の伝統和菓子の一つ)みたい」との事です。という事で、やはり「日本で食べた気がする味」という意見では一致しました。

このお菓子を「日本から取寄せました」などと偽って出しても、多分疑問は湧かないだろうと思うほど、日本茶に合うお菓子なのです。不思議です。カテドラルに来たら、この不思議なお菓子を見つけてみて下さい。

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コンチネンタル航空コロンビア支社から表彰

Img_39091_2 Img_3923私は普段ジャケットにノーネクタイ、パッとしない格好で仕事をしていますが、今日はかなり久しぶりにネクタイを締めて出勤しました。ネクタイを着用するのは一年以上ぶりかもしれません。今日はコンチネンタル航空(以下CO)コロンビア支社が2009年度国内売上げ上位25の旅行会社を表彰する催しに招待されました。

Img_3913_2 Img_39121_2 会場の一コマをパチリ、そしてコロンビア支社長とパチリです。私の顔は皆さんに披露できる程のイケメンではありませんので、思いっきり「スプレーがけ」で消去しました。我が社も昨年のCOチケット売上がまた国内上位25社に入りました。それとは別に、私自身が自己申告するのもなんですが、一人のセールスマンとしてのCOチケットの売上が突出しているのが私なので、社長ではない私も別枠で招待された次第です

この支社長との付き合いは長く、個人的な話ですが私がコロンビアの永住ビザを申請するにあたって「推薦書」に名前を記してもらった仲でもあります。

Img_3931 Img_3937 昨今どの航空会社も経営難で、サービスの質がどんどん落ちてきています。日系各社も例外ではありませんが、COコロンビア支社は当地に乗り入れている米系各社の中では一番融通が利く、私にとっては長年努力を共にしてきた唯一のアメリカ系航空会社です。

他のアメリカ系各社は今や営業担当が殆ど来訪せず、連絡も取れない、果ては何か特別のリクエストをするのにも「コールセンターに連絡をして」と全く話にならない中、COコロンビア支社だけは長年付き合っている営業部の連中が、変わらないサポートを続けてくれています。

私が初めてCOの営業担当者に接した際「最長距離・高単価のチケットを購入される日本人の方々には、他の航空会社とは違うちょっとしたサービスをしてくれれば必ず売れる」という私の理念をいち早く理解してくれたのがこのCOです。その具体的な内容は営業上の「秘策」という事もありますので、この場で申し上げる事は出来ません。

ただ、これが嘘ではない証拠に、かつて私が手配させて頂いたCOチケットを購入された方々は、インターネット経由・若しくは他社からの購入では出来ないちょっと違うサービスを受けられた事でしょう。これは長年続く支社長氏・そして営業スタッフとの連携の賜物です。

Img_4078 表彰状を頂きました。単に日本語が通じるというだけで売るのなら、それは能がありません。COとしても決して損しない、ほんの些細なサービスを付加出来る。それだけで他社と比較して大きな差を付けられます。私はその事をCOコロンビア支社に熱弁し、彼らも長年それに応え続けてくれています。今日の表彰は私の成果ではありません。昨年私からCOのチケットを御購入して頂いた全ての御客様への、COからの感謝の気持ちを代理人として受け取ったにすぎません。

現時点でボゴタから東京まで一番安い価格で提供している航空会社の一社がこのCOです。今日の表彰パーティーはほんの一区切りで、これでまた彼らは「日本行きチケットへのほんのちょっとの付加サービス」を続けてくれる事でしょう。私もまたその努力を怠らないよう、彼らの協力を仰ぎたいと思います。

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高地ボゴタでの休日

丸1年以上ぶりに日本の「平地」で休日を過ごした後の、標高2,600mのボゴタでの日曜日です。今日はのんびりと過ごします。
ボゴタ空港に到着し、携帯の電源をつけたその瞬間に着信メッセージがあり、翌日から仕事でしたが既に東京・大阪行きチケット多数、韓国・ソウル行きや中国・広州行きのチケット発券など本当にびっくりするほど仕事を頂き、有難い事でした。これも「伊勢参拝のおかげ」なのかは「神のみぞ知る」所ですが。

その中で、東京行きのチケット予約・発券をさせて頂いた旧知のお客様が、実は私と同じ「伊勢白山道」派と伺い、びっくりしました(私は三本線香供養、先方は湯気供養)先日投稿した記事をご覧になられて御本人も日本滞在中に「伊勢参拝」を決断されたようで、不思議な思いでした。信教は個人の判断であり、私は他の方へ伊勢神道を強く進める事はありません。その中で、その方には「私自身には伊勢参拝は有意義どころではない、素晴らしい機会でした」という旨お伝えしただけです。

そんな事で、再び当地ボゴタへ戻って一息ついています・・・が、この一息が高地のボゴタではなかなか大変なのです。

Img_3845 画像をクリックして下さい。大きい画面が現れます。一見するとお菓子の箱が二つですが・・・よく見てください。二つの箱の間に「すき間」がある事に気がつきませんか?そう、ボゴタは高地で気圧が低い為、上の「たけのこの里」の内装が気圧の影響で膨らんでいるのです。これはまるで「フグ」 普通でしたら二つの箱はピッタリとくっつく筈ですよね。そうなんです。これが首都ボゴタが高地であることを実感出来る現象なのです。

Img_3848 Img_3849 お次は「カレールー」です。まずは左画像をご覧下さい。こちらも膨張して今にもはち切れんばかりです。四隅に「しわ」が見えませんか?今にも破裂しそうなほど膨らんでいます。そして右画像。横から見ると包装部分が上に膨張しているのがよーくお判りになる事でしょう。これには種も仕掛けもありません。単にここが高地で平地に比して低酸素・低気圧である、それだけの事です。

日本にいる間に釣り番組をチラッと見ました。駿河湾で「深海魚」を釣る番組でしたが、上がってきた魚は口から浮き袋?胃袋?らしきものが飛び出していました。深海数百メートルと海面との気圧の差をまざまざと感じた画像でした。

標高2,600mの首都ボゴタでは「高山病」になるほどの症状はありません。その一歩手前位です。例えば到着直後は眠りが若干浅い、お腹が張る、消化不良などの症状が見られます。しかし、平地の日本から持ち込んだものが膨張する位ですから、やはり平地民族の我々日本人にとって首都ボゴタでの生活は決して好条件ではありません。時には平地に降りる事が必要です。

Img_3850 話しはまるで、ほんとうにまるで変わります。画像は「コロンビア人向け」の「日本からのおみやげ」です。これは言わずと知れた「かりんとう」です。コロンビアでは"Panela(パネラ)"と呼ばれる黒糖を常用する習慣があり、その為「日本の伝統菓子」の一つであるかりんとうは、意外にもコロンビア人に受けます。あと私が用意したのが「たまごぼうろ」です。そう、あのパチンコ玉程のお菓子ですね。あれも好評でした。

一方、コロンビア人向けに「絶対的に不評」なのが、どら焼き・ようかん等の餡を使った和菓子です。日本では豆類は時に甘く煮るのが一般的ですが、コロンビアでは豆に多量の砂糖は「邪道」とされており、その為日本の伝統的和菓子・その中でも甘い豆を使ったものは殆どの人に受け入れられません。不思議ですね。コロンビア人はあんなに甘い物好きなのに。

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日本国内の旅

今回の一時帰国中は、先日ご紹介しました"Japan Rail Pass"が大いに役立ちました。コロンビア国内でこのJRパスをそれなりの説明をもって販売しているのは、多分私一人ではないかと思います。そんな事から今回の日本滞在中に私も実際に利用してみました。

Img_3631_2 Img_36191_2左画像が実際のJRパス、そして右画像がパスの内容と実際手に入れた指定券です。右画像には「海外永住者」の印が押されています。先日ご案内の通り、このパスは現在居住している国に永住権を持つ方、日本人以外の方と結婚されて日本国外に居住されている方、そして日本を観光で短期滞在する外国人に購入資格があります。

Img_3632 Img_3679 今回の伊勢神宮参拝に際しては、このJRパスの恩恵を最大限受けました。「一生に一度はお伊勢参りを」と思っていましたが、それが意外にも早く実現しました。日本への観光振興策として「YOKOSO! JAPAN」をタイトルに外国人の日本への招致を勧めていますが、長年海外で生活を続ける日本人もその恩恵があり、祖国日本の有難さを感じています。

Img_3639 Img_3645 左画像は伊勢神宮内宮(皇大神宮)敷地入口にかかる宇治橋と鳥居、そして右が最も神聖な場所である御正宮です。他の神社の鳥居や建物は赤く染まっていますが、伊勢神宮はこのように塗装を施しません。それだけでも神宮は他の神社とは別格である事が一目で分かりました。外宮・内宮敷地内の神聖さや御正宮に立った時の感動は格別でした。伊勢を訪れて良かった、今でもそう思っています。

Img_3706_3 Img_3715_2 Img_3676_3 内宮に隣接する「おかげ横丁」です。昔の町並みがそのまま残されています。私は内宮付近にある神宮会館へ宿泊し、翌日早朝に再び内宮を参拝しました。左画像の右に写っている方が早朝参拝ツアー(無料)のガイドさんです。この日は私を含め3名で催行されました。

そして中画像が有名な「赤福」の本店、そして右画像が酒屋の前です。酒樽・そして軒下には新酒が出来上がった際に掲げられる「杉玉」が見られました。

この他にも京都で思う存分観光する事が出来ました。全てはJRパスのおかげです。コロンビアに在住されている日本人の方で、前述の条件を満たしている方。そして観光で日本を訪れるコロンビア人の方々へ、ほんの微力ながら私もこのJRパスの購入・ご利用を勧めていきたいと思っています。

Img_3782 余談ですが 日本の家にある「先祖供養の間」です。ここで布団を敷いて寝る事はありません。今回の「日本の旅」そして念願だった伊勢参りを通じて心身が洗われたような気がします。また新たな気持ちで職務に邁進したいと思います。

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日本からコロンビアへの旅

およそ三週間に及んだ休暇を終えてコロンビアへ戻りました。現在「真夜中の三時」 時差ボケに苦しんでいます。それまでは途中のアメリカで一泊していたのですが、今回は日本から同日接続でボゴタに戻りました。今回の利用ルート及び航空会社は以下の通りです。

ボゴタ~ロサンゼルス(Avianca) ロサンゼルス~東京 (ANA) 東京~ワシントン (ANA) ワシントン~ボゴタ(Avianca)

このパターンですと、ロサンゼルスではおよそ5時間、ワシントンではおよそ6時間で次便に接続が可能です。これでしたら便の遅れや入国・通関手続きなどでかなり時間がかかっても余裕です。東京からはワシントン経由ですと同日にボゴタへ到着が可能です。

Img_3828 Img_3808 Img_3826 左から、ワシントン・ダレス国際空港でのANAの機体(B777-200)、キャビン内の様子、カナダとの国境に近い上空からの風景です。右画像下に大きな湖が見えますが全面氷結していました。ワシントンは快晴で-6℃という寒さで所々に先日降った雪が積もっていました。

B777ですが、行きのロサンゼルスからの便は胴体がもっと長い-300というタイプでしたが、ワシントン線はそれよりも短い-200で、これには正直悩まされました。先日の投稿でボーイング機のシートの前後幅は狭く、あまり快適ではない旨投稿しました。-200の場合、それに加えて3-3-3の配列のうち左3列の中央座席、中3列の左座席(右3列については不明)の下に何故か金属製の箱が装着してあり、これが邪魔で足を伸ばす事が出来ずに大変な思いをしました。何とかならないのか・・・この邪魔な箱は。

Img_3811 Img_3819 ANA便の機内食です。ディナーのメインは白身魚でした。朝食はパンケーキでいずれも味は良かったです。全体的な量は以前より少なくなっています。私はこれ位の量で充分です。ワインはちょうどコップ一杯分の小瓶で提供されました。ANA便に関してはこの他に有料でラーメンや点心などの「小腹が空いた時の軽食」を提供していました。

Img_3834 Img_3840_2 こちらは一部しか撮れませんでしたが、同じワシントンで撮影したAviancaのエアバスA319です。今回の帰路はこのA319という機体の快適さとAviancaのサービスについて、とても好印象を持ちました。A319はボーイング機ですと737に相当する小型ジェット機です。機体が小さいと気流の乱れで機体が振れた際の揺れが大きいので私自身はあまり好きではないのですが、このA319はそれを超える快適さでした。

ちなみに機体の後方下に"HK-4553-X"という文字があります。HKというのは機体の所有国籍がコロンビアである事を意味します。例えばアメリカのリース会社がAviancaに貸与している場合には"N"という表示になりますが、これはつまり「自社購入機」もしくはコロンビアにある会社がこの機体の所有者という事です。

Img_3837_2 Img_3841_3 左はA319のキャビン内です。私は今までエアバス機と言えばかなり昔に中型機のA300、そしてA320と今回のA319という小型機しか利用した事がありませんが、いずれの機種も座席の前後・左右幅がボーイング機の座席よりも広めに設計されていて嬉しくなります。何しろ身長180cmの私ですので、大柄のヨーロッパ人向けに設計されているエアバス機のシートは私の中では非常に評価が高いものです。

そして更なる優れモノが右画像です。シートパネルは今や常識ですが、エアバス機の場合にはそれが「タッチパネル式」になっています。下の部分にはコントローラーがありますが、それとは別に画面に触れる事でも操作できるものでした。同じAvianca機でも、行きのロサンゼルス線に投入されているボーイング767にはシートパネルすらなかったので、A319はシートと合わせて二重の高評価です。

しかも、画面の横には何とカップホルダーがセットされていました。これでしたら飲み物をここに置いて席を立つ事も可能です。これは優れものです。カップホルダーは使用しない場合、シートにはめ込む事で邪魔になりません。ちなみに画面に見える一見プラスチック製のカップ、実はこれ「エコ素材」で出来ているようです。これは何と!「植物製」らしいのです。驚きました。このような植物性プラスチック容器?は日本の航空会社ではまだ導入されていないのでは。

Img_3838 Img_3842 そしてこちらがワシントン~ボゴタ線の機内食です。この区間の飛行時間およそ5時間半というルートでしたので機内食はあまり期待していなかったのですが、これが予想に反して良かった 左はミニサンドイッチ、右が夜食です。アメリカ系の航空会社では左の軽食だけというのが今や主流なので、Aviancaのこの「2食サービス」に驚きと高評価を持ちました。

メインはビーフの煮込みとドライカレー これがなかなかいける味でした。右には白ワインが入ったカップもあります。アルコール類も赤・白ワインに加えてラムやウイスキー・ビールなど多彩でした。Aviancaの北米線サービス、今後は分かりませんが現在はかなりいけてます。あっ、ちなみにAviancaの「国内線」と「短距離路国際線」については、ジュースなどの飲み物のサービスだけですので念の為。

Aviancaでは現在エアバス機の導入を積極的に行っており、アメリカ線ではマイアミ・ニューヨーク線に大型のA330を、そしてニューヨーク・ワシントン線にはそれに加えて小型機のA319を使用しています。今回の利用で私のエアバス機に対する評価がかなり高くなりました。加えて飛行中のエンジン音や客室内の騒音も、ボーイング機と比較してかなり静かでした。

Aviancaはコロンビア国内で最大・且つ最も路線網を持つ航空会社です。以前はサービスに関してあまり評価できるものではありませんでしたが、今回の利用で私としてはこのAviancaは「お奨め」に値するものに生まれ変わった気がします。

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