残り少ない日本滞在の日々
一年以上ぶりの日本での休暇を満喫しています。先日は念願が叶って「伊勢神宮」「京都」を旅行しました。読者の中には信教が異なる方もいて「一緒くたにするな」という御批判も頂くかもしれませんが、伊勢神宮内宮に祭られている「天照大御神」は皇室の守り神であり、日本と日本国民の総親神とされています。
左から外宮御正宮、内宮御正宮です。このうち天照大御神は内宮に鎮座されています。この日24日は日曜日という事もあってか、大変な混雑ぶりでした。大きな神社は国内各地でいくつか訪れていますが、やはり伊勢神宮の雰囲気は別格でした。正月を過ぎて久しいにも関わらず、全国から観光バスを連ねて「お伊勢参り」に訪れる団体がこのご時勢でも絶えないのは素晴らしい事です。
左画像は内宮敷地内にある「荒祭宮」です。個人的なお願いは御正宮ではなくこちらで行うと良いとされています。荒祭宮はいわゆるパワースポットです。ちなみに一番格式が高い伊勢神宮を始め、各神社ではお賽銭を投げつけて自分のお願い事ばかりを申し立てるのではなく、現状への感謝を述べ、拝礼するだけなのが私の流儀です。天界では「金銭は不要」ですので、神様にお金を差し出すのはかえって失礼です。その代わりに御札を買い求めました。
その日は付近にある「神宮会館」へ宿泊し、翌日は夜明け前からガイドさんの案内で再度内宮を参拝しました。右画像は昨年架け替えられた総檜作りの「宇治橋」での画像です。神宮の森からご来光が差していますね。橋の上に積もっている白いものは、なんと「霜」です。霜が橋の上全面に積もっていたものを掃き溜めたものです。それ程寒かったのです。
翌日は伊勢から一旦大阪へ向かい、取引先の大阪営業所へ挨拶へ伺い、その後京都入りしました。夕方には「錦市場」を見学。翌日は朝から「平安神宮」「京都御所」「金閣寺」「清水寺」を一気に巡って帰路に着きました。これは先日ご案内しました「Japan Rail Pass」を駆使しての旅でした。新幹線の指定席や乗車券をまともに買っていたら大散財でしたが、JRパスのお陰でかなり節約できました。
こちらはコロンビア人は多分食べないだろうと思われる「日本の甘いもの」です。左から伊勢の「赤福餅」京都の「白玉ぜんざい」「みたらし団子」です。この外にも「名古屋きしめん」「大阪うどん+かやくご飯」「京のおばんざい」など、たくさん頂きました。
私の日本滞在も、もうそろそろ終わろうとしています。あと数日をのんびりと、且つ有意義に過ごして行きたいと思います。ところで、先年まででしたら一時帰国の後半には「このまま日本に残りたい」若しくは「日本へ帰りたい」という気持ちを抱き始めたのが正直な所ですが、今回はそのような事はありません。この不況は取引先でお話を伺ってもやはり深刻なのがはっきりと伝わってきました。
コロンビア国内はどういう訳か不況という文字が当てはまらないほど、表面的には活況が続いています。勿論、所得格差は相当なものです。貧しい人々の暮らしぶりは日本の比ではありません。ただ、私は幸いに毎日の食事にも事欠くほどの極貧ではありません。加えて現在の仕事がとても好調で、正直な所年始の1月からチケット予約その他が絶好調です。快調なスタートを切っていると言えます。そんな中、今この仕事や生活を捨てて日本へ帰る理由はありません。
あと数日、日本での休暇を満喫した後にコロンビアへ戻ってまた頑張りたいと今から気合を入れ始めています。そして少しでもお金を貯めてまた日本へ行く機会を得たいと願っています。その間は贅沢などせず、またつつましく過ごす日々となる事でしょう。それを日本でパーッと使う。私にとっては最高の贅沢です。
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