南米コロンビアへの観光客招致
到着した日よりは少し暖かくなりましたが、それでもまだ冷えますね。日本での一時帰国生活にも慣れてきました。
昨日は日本側取引先にお邪魔させて頂き、お話を伺いました。社名は控えますが、スタッフの皆さんが温かく迎えて頂き、まるで長期出張を終えて会社に戻ったような感じで、とても嬉しかったです。また、別の取引先では現在進行中のコロンビア国内旅行手配に関する詰めの話をしながら意見交換をさせて頂きました。お互い同業者同士ですから話が進み、あっという間に2時間も経過してしまいました。
昨年来、日本からの個人・グループの手配が増えてきていますが、昨日訪問させて頂いたのは、いずれも昨年に"FAM TRIP"と呼ばれる業界関係者を対象とする視察旅行に参加されたエージェントです。FAM TRIP自体はコロンビア政府が国費を使って丸抱えで招待したものですが、その恩恵を民間企業である当社・そして私が受ける形となっているのは有難い事です。このような事でしたら、コロンビア政府には今後も更に招致をお願いしたいものです。
それでもまだ「コロンビア=危険な国」というイメージは一般旅行者にとって払拭できた訳ではなく、現在でも渡航に際して制限を課すべき場所は広範囲に及んでいます。例えば、国内南部にある「サン・アグスティン遺跡」こちらはウイラ県自体がまだ安全とみなされている訳ではなく、県都ネイバでは以前にホテルがゲリラによる爆弾テロを受け、宿泊者が死亡した事もあって、私は安易に「サン・アグスティン、問題ありませんよ」などと口から出任せで送客する事など出来ません。
他方、一部地域については治安状況が画期的に改善しており、例えば「カルタヘナ」などは年間100隻をゆうに超える大型クルーズ船が寄航しており、もはや「一大国際観光都市」の仲間入りです。
私の普段の職務は「チケット販売・営業」「インバウンド・コロンビア国内受入手配」の二つの仕事が柱となっています。このうちチケット販売に関する営業は一般の方や企業などが対象ですが、インバウンド業務の大半は日本側のエージェントが対象となっており、お互い同業者であってそれこそこの道のプロ同士ですから、普段の営業とは全く異なる緊張感に包まれます。いつもとは勝手が違う雰囲気の中、こちらも気合が入りました。
コロンビアへの観光客招致ですが、私一個人の努力で旅行者が爆発的に増加するなど有り得ません。私が出来るのはせいぜいこのブログやホームページ、そして動画集で細々と紹介する程度です。そんな中、金を捻出できない私がこんな話をするのもなんですが、一般の方々に強烈なインパクトを残せるのは、なんと言ってもテレビなどのマスメディアを使う事ですね。コロンビア政府でしたら何ら問題なく出来るでしょうから、例えば日本で番組枠を一つ買って有名タレントを使った「旅番組」を作ると、イメージが大分違ってくるのではと思います。
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