« 雑感20091224 | トップページ | 明けましておめでとうございます »

駆け抜けた2009年を振り返る

あっという間に2009年も終わりですね。私はお陰様で一年を通じて毎日忙しくさせて頂き、今日30日に至って韓国・ソウル行き1名、中国・広州行き2名の航空券を発券し、自ら届けて今年のチケット発券業務を終えました。それとは別に、現在日本からの観光客がコロンビア国内旅行中で、大晦日・元日も仕事です。この仕事を終えてやっと一息つけますので、それまでは気が抜けません。

昨年末からの経済危機のあおりを受けたまま2009年に突入し、当初は大幅な売上げダウンを覚悟していましたが、この1年を振り返るとチケットの売り上げはさほど落ち込んでおらず、今年は例年に比して「インバウンド手配」と称される国外からの来訪客受入業務がとても多かったのが特筆されます。新婚旅行先にコロンビア国内周遊を選ばれた御夫妻。アメリカ御出張のついでに駆け足でコロンビアの地を踏んだビジネスマン氏、国際会議・現地視察その他目的は様々でしたが、多くの方々と知り合い、その度ごとにガイド職や手配に関する改善点を知るきっかけになった事は大きな収穫でした。

日本政府のコロンビア国内の一部地域への渡航規制緩和に伴い、それまで二の足を踏んでいた方々がこの国に興味を示して頂けるようになったのはとても有難い事です。とは言え、日本政府はあくまでも一部地域についてのみ渡航規制を緩和しただけで、コロンビア国内において我々は外国人ですので、日本政府のこの渡航情報を私は支持します。

日本からのツアーや個人手配に関して、やはり行ける所と行けない所があるのは現在も同じであり、その判断を誤らないよう今後も心掛けるつもりです。とは言え、一部地域について規制緩和の判断を頂いただけでも、観光業に携わる私にとっては朗報でした。

Img_342501 今年は当地コロンビアを訪問された方々へのガイド業務がとりわけ多く、ほぼ毎月のペースで観光や業務・商談目的で来訪された方々のアテンドをさせて頂きました。こんな事は12年間の職務で初めての事でした。画像は移動に使う専用車とドライバー氏です。この顔を見て「懐かしい」と思われた方もいらっしゃると思います。

これはバンタイプの車両です。定員は8名で、最後部座席を倒せば複数のスーツケースも余裕で持ち込めます。この車両は1名様の来訪でも使用しており、その場合車内空間が広いのでゆったりとします。私は説明に徹し、自らがハンドルを握る事はありません。そうでないと運転しながらお客様に説明するのは危険ですので。そんな訳で、数十年の運転歴と信用度が高いベテランドライバーの彼とは今年一年間、何度も一緒に仕事をしました。今後も彼との関係は続く事でしょう。

Img_3415 Img_3419 Img_3421 先日視察した「ネモコンの岩塩坑道」ですが、さっそく先日お客様をご案内しました。勿論前述のドライバー氏も同行しましたが、実は彼もネモコンの岩塩坑道はそれまで入った事がなく、その為私がナビゲーターとなって現地まで道案内し、坑道内部を見学しました。彼もやはり別の「シパキラの岩塩坑道」は今まで何十回と案内していましたが、今回のネモコンは彼曰く「素晴らしい・・・」と絶賛していました。彼は配下に何十台と言うツーリストタクシー仲間を持つ「ドン」的な存在ですが、「ここは素晴らしい早速仲間に紹介しよう」と興奮気味に感想を述べた程でした。シパキラの方々には申し訳ないのですが、私としては今後ネモコンの岩塩坑道を首都ボゴタ郊外の観光スポットとして日本側に売り込みたいと思っています。

それにしても今年一年はあっという間でした。あまりにも忙しかった為、ついに休暇というものを取れないまま一年が終わりそうです。それでも毎日がとても濃い一日でした。今年最後のチケット発券を終えていつもの如く韓国人のお客様方に手渡しした時には、何というかホッとしました。無事に一年を終えそうだなぁと。私は金額の大小にかかわらず、発券したチケットは自らの手でお客様にお渡しする事を心掛けています。いつもそうしているので、週末や祝日などは全く関係ありませんでした。

2010年がどのような年になるのか、今の時点では全く予想もつきません。ただ、私はあくまでも「自然体」で臨みたいと思っています。あれこれ手を広げず、自らの職務を淡々とこなしていくつもりです。

また、当ブログや別に持っていて現在都合で更新が出来ないホームページなどを通じて、コロンビアの知られざる一面を今後も皆さんにご紹介し続けていくつもりです。

|

« 雑感20091224 | トップページ | 明けましておめでとうございます »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事