クンディナマルカ県カヒカ(Cajica)への小さな旅
長らく体調を崩していた事もあり、気分転換・・・と言っても目的は「チケットデリバリー」ですが、ボゴタ郊外へ出掛けました。場所はカヒカ(Cajica)という小さな町です。12年間の仕事で様々な客先へ航空券を持って行きましたが、その中でも「最長距離」でした。
新交通システム・トランスミレニオの北終点駅・Portal Norteからカヒカの町までは路線バスでおよそ30分、片道2,400ペソ(約115円)という安さです。バスの車内は清潔で快適でした。このバスには何とテレビが設置されていました。ボゴタと近郊を結ぶバスは近年車両の買い換えが進んでいるようで、乗り心地が良くなっています。しかも相当の距離を走り、尚且つ途中料金所を通過するのに片道たったの100円強・・・素晴らしい。
カヒカへ向かう道の途中にはこのような昔ながらの建物とのどかな風景が広がります。タイトル通り「小さな旅」です。いいですね。バスでちょっと移動するだけで旅情気分を味わえるのがいつも気に入っています。
カヒカへ向かう途中に通過するのがチア(Chia)という町です。ここには"Centro Chia"という広大なショッピングモールがあり、隣接してこれまた広大な一戸建て住宅群があります。この一帯は近年「ベッドタウン」化しており、土地付き一戸建て住宅が集合体をなしています。いいですね・・・土地付きの家。
更に先を進めば、沿道には「炭火焼肉レストラン」が見えてきます。店によっては広大な敷地を使った乗馬が体験できたり、子供の遊び場もあったりします。のどかな風景の中、屋外で豪快に肉をほおばれば美味しさも増します。
そしてカヒカの町へ入る手前には有名(らしい)なアイスクリーム専門店がありました。右画像は別の店で撮影したものです。各種風味のアイスクリームが1個3,500ペソ(およそ165円)と市販のそれに比して1.5倍くらいの値段でした。この有名なアイスクリームが美味しいのかどうかは体験しませんでしたが、美味しいのでしょう。
そしてカヒカの町です。町を貫く通りは主要街道という事もあり、多くの人々や車やバスなどが行き交いますが、ちょっと歩けばそこはのどかな小さな町そのものです。町の一部には古くからの建物が残っており、なんとなく心が和みます。私自身、歩き方も町並みに合わせてゆっくりと踏みしめるような感じになりました。
この町にはいくつかの「革製品専門店」があります。靴やジャケット、そして小物などが安く手に入ります。靴やブーツその他はサイズを測ってのオーダーメイド、ジャケットは気に行ったデザインの写真を持ち込めばそっくりの「コピー品」も作ってくれます。オーダーメイドであっても値段はかなり安く、数日後引き取りに出向く手間をかけてもオーダーする価値があるようです。とある日本人の方から伺いました。
加えてこの町ではカーペット・絨毯などの生産が盛んです。カヒカと言えば「絨毯の町」の別称もあります。
そして町の外れに広がる広大な畑となだらかな山並み。いやぁ、久しぶりにのどかな光景を目にしました。いつ取れるか分からない休暇までの間、ほんの少しの気分転換になりました。
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