首都ボゴタはオールドカーの宝庫
人口4,000万人超のコロンビアは新車の販売台数もそれなりに多く、日本勢もトップブランドであるトヨタを筆頭に、組立工場を持つマツダやその他各社の車を数多く見かけます。その一方で首都ボゴタでは「こ、これは・・・」と絶句してしまうようなオールドカーも未だに現役で走っています。
まず左画像は「トヨタ・ランドクルーザー」です。現在のランドクルーザーとは全く異なり、殆ど「ジープ」ですね。1970年代に販売されていたようです。車体前面にTOYOTAの文字を見るまでそれこそジープかと思っていました。そして右が「SUZUKI」のロゴがある"小型トラック"です。えーっ、SUZUKIってこんな小型トラック作っていましたっけ?それとも改造車?
この二つの車両、何だと思います?実はこれ「移動クリーニング屋」なのです。今でも車で御用聞きを行い、仕上がった服などを持って来てくれるサービスがありますが、特に左画像の「ルノー」は相当古そうですね。多分1960年代のものでしょうか。右の車両は車種すら分かりませんでした。
首都ボゴタで意外に多く見かけるのがこの「カブトムシ」フォルクスワーゲン・ビートルです。気に留めないと気が付きませんが、およそ30分から1時間に1台の割合で見かけ、へぇ、と見入ってしまいます。カブトムシを一番多く見かけるのがメキシコシティですが、ボゴタもなかなかの「カブトムシ」王国ではないかと思います。
こちらはミニバンです。左はシボレー、右は車種が不明です。いずれも1970年前後に生産されたタイプではないかと思います。この他にフォルクスワーゲンのミニバンなども時折見かけます。これはまだ「オールドカーでは新しい」タイプでしょう。これよりも更に古いタイプのバンを見つけ次第、画像を変えたいと思います。
トラックもなかなか味のあるものを見かけます。左画像は野菜類、中画像はプロパンガスを積んでいます。"DODGE"の文字が見えます。この種のトラックはブレーキを踏むと「キューン」という独特の高い音を出します。そして車両によっては相当使いこなしている為か、車体が左右どちらかに傾いているものもあります。その状態で走っているのですから・・・
再びオールドカーです。左画像は1960年代に生産された排気量"750CC"の「ルノー4」です。ボゴタではこのルノー4が未だに現役で相当数走っているのをよく見かけます。中画像の車は車種不明です。これって凄すぎ・・・しかしよく整備されているようで、車体がピカピカです。そして右画像はFIAT車です。多分1970年代の車両でしょうか。
そして今回の一押し、とっておきの1枚がこの画像です。これは凄すぎ・・・まるでキューバのハバナにいるようですが、これはボゴタでの1枚です。決して捨てられている訳ではなく「現役」です。その証拠に車内には「運転手」がいます。時は2009年・・・首都ボゴタでもこの種の車両を見る事が出来るのです。画像を写してから気が付いたのですが、向こう側にはやはりワーゲン・ビートルの姿があります。どうです?首都ボゴタのオールドカー事情は。
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