世界遺産の港町カルタヘナでグルメ三昧・その2
今年2月にカルタヘナへ行った事は、以前のブログ記事とホームページ「カルタヘナ特集」にてご紹介しました。その折に日本から来訪された旅行会社数社の方々と同一便で現地へ向かいましたが、ガイド役の奴から「カルタヘナ行きの目的は?」と、ぶっきらぼうに聞かれたので「こいつに真意を話す必要はない」と思い、とっさの判断で「ガイドブックの取材! 」と適当な返事をしました。実はその「真意」こそ今回のこの国際会議の為の「下準備」でした。結果として現地事情を事前に把握しておいて良かったと、つくづく感じました。
三日目の夕食ですが、当初予定していた場所を事前に訪れた所、別の国際会議に伴い「一般客締め出し」である事が分かり、急遽場所を変える必要に迫られました。この日の夕食は全員ではなく、およそ半数のご案内でしたが、もしも事情を知らずにそのまま元のレストランに行っていたら、とんでもない大失態となるところでした
という事で国際会議会場である"Centro de Convenciones(コンベンションセンター)"から程近い場所を歩いていた所、単なる昼食時とは思えないほどの「行列」に出くわしました。このレストランはカルタヘナでは有名な「地元料理」の店らしく、「行列の出来る店」なら間違いないだろうという判断で、皆さんをこの日の夕食にご案内しました。
後で気が付いたのですが、この店のメニューには何と カメ・"亀"(Tortuga)肉の名が!つまり「ウミガメの肉」という事です。えーっ!と、ぶったまげてしまいました。昼間の行列の目当てはこのウミガメ肉?まさか・・・
我々はそんな「ゲテモノ」には全く興味がないので、無難な牛の"Lomo"と呼ばれるヒレ肉を注文しました。
たったお一方、もの好きなお客様が「ウミガメ肉のハンバーグ?」を口にされましたが、感想は「うーん、ウミガメなのか分からない」との事でした。滞在中、肉料理を食べたのはこの一度だけでした。
ちなみにこの店、行列が出来るのは何故か昼だけのようで、夜は普通の客入りでした。我々近くのテーブルには英語圏の観光客らしきグループがいました。肉がパサパサだった事以外は特に不味いという事はありませんでしたが、「コロンビア人の行列=とても美味しい」という方程式は、我々外国人には必ずしも当てはまりませんのでご注意下さい。
こちらが翌四日目の「昼食」です。この日の昼食は元々予定していませんでしたが、会議参加が午前中で終わられた方が半数となり、急遽ご案内する事となりました。レストランの場所はホテルの斜め前にあり、こちらもシーフード料理ではよく知られた店です。店の入口には「ウミガメ」の剥製が飾られていました。しかしこの店には「ウミガメ肉」はありません。
連日の暑さの為か、この頃から皆さんに疲労が蓄積しているのがうっすらと感じられました。その為、この日の昼食は右画像にある「Sopa de Mariscos(シーフードスープ)」のみに抑えました。画像では見えませんが、スープの中には各種魚介類がたっぷり沈んでいました。どうやってこのような味を出したのか分かりませんが、スープはシチューに近いとても濃厚な味でした。これにライムをたっぷり絞って混ぜるとあっさりとした味にもなり、美味しく食べられました。
この店ではシーフードスープだけしか注文しませんでしたが、店の内装はレトロな雰囲気に満ちていて、ゆったりと食事をするにはとても良い場所でした。
ちなみに前回もそうですし次回もそうですが「レストランの名前」は記載しません。この中には「言わずと知れた」有名な店が複数ありますので分かる人には分かりますが、やはり名前を伏せる事にします。
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