世界遺産の港町カルタヘナでグルメ三昧・その4
そろそろ「もうグルメ話はたくさんだ」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。ご安心下さい。カルタヘナでの美味しい食事の話は今回でラストです。
カルタヘナでの最後の食事・昼食はやはりシーフードで締める事にしました。こちらのレストランはカルタヘナ湾を一望でき、目の前にはヨットハーバー、更には海軍大西洋方面総司令部があります。海賊の襲来に備えた「要壁」が敷地を囲んでいて、見張り台もあります。
ここは現地の主要レストランの中では抜群のロケーションを誇っています。目の前にはカルタヘナ湾が広がり、心地良い風に吹かれながらの食事は最高です。昼と夜ではそれぞれ趣(おもむき)が異なります。ここは名前を言わずとも、現地で知らない人はいないのではという有名なレストランです。
今まで利用したレストランではどこもクーラーをかけた部屋の中での食事でしたが、このレストランのみ、屋外のテントの下で風に吹かれながら食事をしました。お客さま方は到着直後「クーラーがかかっていた方が良いな」とのご意見でしたが、目の前に広がる素晴らしい風景と、時折強く吹き付ける自然の風に、テント下でのお食事を納得されました。
こちらがこの日のメニュー"Festival de Mariscos"です。この店のメニューでは最も高価なものです。今回一行の為にご用意した食事の中でも、1kgのロブスターに次ぐ高いものでした。日本から来訪されたお客様には大抵、この店のこのメニューをお楽しみ頂く事にしています。これはFestivalの名の通り、各種魚介類が勢揃いした逸品です。この盛り合わせを初めて目にした方は、それこそ「うわーっ」と驚かれます。
小ぶりのロブスター、小エビ、白身魚、ムール貝、イカ、カニのグラタン風、現地では欠かせない"Patacon(調理用バナナを潰して揚げたもの)"と、ココナッツライス若しくは白いご飯のいずれかが付きます。私は白いご飯を選択しました。
今回のカルタヘナ滞在中は、本当に美味しいシーフードを堪能しました。今回の国際会議ご参加に際して、グループの皆様の為のホテル・移動車両・国内線航空券など、全ての手配を引き受けた大掛かりなものでしたが、滞在中のお食事にはとりわけ気を遣いました。湿気を伴う酷暑の中で食事により体調不良を起こしてしまったら大変です。それは絶対避けなければなりませんでした。幸いにもグループの中で最高齢の方が一時体調を崩された以外は、全員体調を崩される事なく会議参加のスケジュールを全うされました。
今回ご紹介した現地での美味しい食事は、その殆どが「それなり」の金額でした。その為、今回はそれに見合う予算立てを事前に行いました。美味しいものを食べるにはお金がかかりますが、山奥にある首都ボゴタでは味わえない新鮮な魚介類をここカルタヘナでは存分に楽しむ事が出来ます。
カルタヘナへ御来訪の折には、世界遺産の町並みと共に是非とも美味しい料理を味わって頂きたいものです。
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