シモンボリーバル公園(Parque Simon Bolivar)
四季のない当地ボゴタでも、先日ご案内の通り8月は「夏」という位置付けになっています。強い風が吹き、刺すような日差しの中、ボゴタ市内最大の公共公園である「シモンボリーバル公園」(Parque Simon Bolivar)を訪れました。折しもこの日は8月最初の3連休初日。多くの市民でごった返していました。中画像は公園の正面入口です。8月は凧揚げシーズンという事もあり、入口前には色とりどりのビニール製凧が並んでいました。その数は相当なものです。
シモンボリーバル公園に関する公式サイトが見当たらないので、一体どれ程の敷地面積なのかが分かりませんが、市民の憩いの場としては相当大きなものです。首都ボゴタは緑の多い都市ですが、その中でもこの公園は広大な緑地帯が一面に広がる素晴らしい場所です。人工池には足漕ぎの貸しボートが浮かび、ミサも行える集会場エリアの前には砂が敷き詰められていました。さしずめ「人工ビーチ?」「砂漠?」そんな感じです。そこでは青空エアロビクスが行われていて、多くの人が参加していました。
聞いた所では、このシモンボリーバル公園の設計段階で日本人の方の関与があったようです。その為、数年前に訪れた際には遊水地に「錦鯉」らしき姿が多数見られました。今回久しぶりに訪れてみると、遊水エリアは大部分が埋められていて、鯉の姿は全く見られませんでした。
緑地帯には様々な色・形の「テント」が設営されていました。さすがにバーベキューをする人はいませんでしたが(禁止でしょう)、つかの間のキャンプ気分という事なのでしょう。しかしながら3連休初日のこの日はまるで「芋を洗う」が如く、多くの市民でごった返していましたから、テントの隣でサッカーをする人、凧を揚げる人など様々な光景が見られました。
公園からはアンデス山脈の山々や、モンセラーテの丘も見る事が出来ました。3連休ではない普通の週末ですと人の数はもっと少ないかもしれません。画像は撮りませんでしたが、子供達の為の滑り台その他を備えたエリアもあって大人も子供も楽しめる市民自然公園としては素晴らしいものです。また、敷地内には野外コンサートも出来る会場もあり、遊歩道や自転車道なども整備されています。
この日はいずれも子供連れの韓国人・中国人、そして関西方面出身と思われる日本人の家族の姿も見かけました。週末の一時をこの広大なシモンボリーバル公園で過ごすのはお金のかからない・若しくは最小金額で済ませられる贅沢かもしれません。
私的には、離陸直後の様々な飛行機の姿を見ているだけでもここに来た甲斐がありました。関心のない方には「下らない話」ですが、昨今ボゴタではその姿を見る事がなかった大型機ボーイング777(トリプルセブン)が悠然と上昇を続ける姿を見られたのは幸運でした。
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