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保存版(?) 南米コロンビアの航空会社と使用機材

先日仕事でボゴタ空港にいた折、せっかくだからと飛行機を撮影しました。今回はタイトル通りコロンビアの航空各社と使用機材(飛行機)を紹介します。

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こちらが国内最大の航空会社"Avianca"です。機材は左から"Fokker50""Fokker100""MD-83""エアバスA319""ボーイング757-200""ボーイング767-200""ボーイング767-300"です。あとは"エアバスA-320"A-330"を所有しています。Aviancaは商業航空会社としては世界で二番目に古い会社です。昔はB-747(ジャンボ)も所有していました。私がこの国で仕事を始めてしばらくした後からサービスの質が著しく低下し、赤字体質に陥った末に実質破綻状態となり、ブラジルの石油関連企業のオーナーにより買収され、現在に至っています。大規模な資本注入を施した後、次々と新しい機材を導入しており、地上・機内サービスともに大分改善されました。

Img_2464_2Img_0899_3 こちらが国内第二位の"AeroRepublica"です。使用機材は左からブラジル・Embraer社の"ERJ190"そして"MD-82/83"です。このうちMD(ボーイング・マクドネルダグラス)機はいずれ全機退役となる事でしょう。こちらは近年パナマの"Copa航空"が100%株主となりました。その為機体尾翼のロゴマークはCopa航空のものです。いわばCopa航空のコロンビア国内部門のような位置付けです。以前のAeroRepublicaはDC-9という古い機材を中心に運用していた為、遅延やキャンセルが頻発して非常に評判の悪い会社でしたか、現在では機材を一掃した事もあって定時発着率はAviancaを上回っています。サービスもかなり改善されています。 

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こちらが"AIRES"です。1981年にトリマ県に本社を置く会社として営業を開始しました。現在も100%国内資本の会社で、主に地方都市間を中心に運行しています。使用機材はカナダ・ボンバルディア社のDASH-8シリーズ100/200/300で長年運航を続けています。ちなみに先年日本の高知空港で胴体着陸事故を起こした"400型"は所有していません。この他「空飛ぶかつお節」と称され、小型ジェット機では歴史上最も売れている"ボーイング737"を16機新規調達しました。右画像はB737-700型機です。これによりアルーバ・パナマ・キュラソーなどの「国際線」にも進出を始めました。将来はアメリカ・オーランドへの直行便も予定しているようです。

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こちらはコロンビア空軍(FAC)が経営する国内唯一の「国営航空会社」である"SATENA"です。使用機材は左からドイツ・ドルニエ社の"Dornier328(32人乗り)"と、50人乗りの小型ジェット機"EMBRAER ERJ145ER"そして画像にはありませんがERJ-145より若干大きく、前述のAeroRepublica社が所有するERJ190よりも小さい76人乗りの"ERJ170"の三種類で運航しています。

SATENAの運行ルートは、他の航空会社が全く・若しくは殆ど乗り入れない辺境の小さな町を中心としています。中にはサン・アンドレス島とプロビデンシア島を結ぶ路線や、ボゴタからメデジン市内空港(メデジンには二つの空港があります)間などの「独占路線」を多数持っており、運営は「官営」そのものです。私は唯一、南部のバストからボゴタ間のみ利用した事があります。

この会社ははっきり言って「要注意」で、昔から我々旅行会社の中では非常に評判の悪い航空会社です。乗ってしまえば機内サービスはそれなりなのですが、何しろ悪いのが「地上」の方で、数日から前日になっていきなり運航スケジュールを数時間前後させてしまう事もしばしばです。ある時には出発前日になっていきなり「4時間」も運行を「早める」とSATENA側から通告され、出張で既に現地入りした人が「いきなりそんな事言われても無理だ!そんな時間に空港に着ける訳ないだろう!」と、カンカンに怒っていました。

また、SATENAはこのご時世でも未だに「リコンファーム」を必要とする会社で、利用日前日にSATENAから直接乗客と連絡が取れない場合は、即「キャンセル」となります。私のお客様ではありませんでしたが、ある人は連絡先としてあった「携帯電話」へかかってきた通話を取れず、翌日事情を知らないまま空港へ着いたところ「あなたの予約はキャンセルされました」と通告され、これまたカンカンになって我が社にクレームの電話がかかってきました。SATENAは「乗ってみるまで予約は保証されない」という恐ろしい会社です。

この他にも地域コミューター会社である"Easy Fly"社、アンティオキア県メデジンを中心に地方の町へ運行している"ADA (Aerolinea de Antioquia"など複数の会社が存在します。コロンビアは山岳地帯が多く、また地域によっては道路が寸断されている場所もある為、昔から空路網は多い方です。起伏が大きい山岳地帯の上空をプロペラ機で移動すると、時には気流や厚い雲の中を突っ込む関係で大きく揺れる事があります。一度などはボゴタへの着陸が近づいた頃、横風にあおられて機体が明らかに「あらぬ方向」を向きながら下降し続けた事もありました。大型機でもそれはよくある話ですが、私個人的にはボーイング767位の大きさの機材に乗ると何かとても安心します。

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コメント

懐かしく読みました。
私がコロンビアに住んでいた当時もAviancaのサービスが悪く、SASの方を使うようにしていました。SASはもうなくなってしまったのですね。
Bogota→CucutaでAviancaに乗ったとき、機内食サービスの手際が悪く時間切れとなり、後ろ半分に座っていた乗客に一切配られなかったことがありました。

SATENAはバイアソラノに行ったときに乗ったような気がします。当時のバイアソラノは海岸べりの小さな村で、数年前に村を襲った津波被害が生々しかったです。電気もたまにしかこなかった。今はどんなのかな~

投稿: Repu | 2009年7月22日 (水) 09時40分

Repuさん、こんにちは。Aviancaの質の低下は既にRepuさんの時代からあったのですか。多分SASではなく"SAM"の事だと思いますが、こちらはAviancaに吸収されました。

国内で一番サービスが良く伝説に残った会社が"ACES"でした。特に後年運行したマイアミ線ではB727の座席を2-2に減らしての素晴らしいサービスが好評でしたが、時の政府の半ば「強制」でAviancaを「救済」する形で吸収させられました。コロンビアという国は競争というものを認めない国でもあるようです。ビール会社なども今や1社独占です。航空・ビール業界に共通したのは、第二位の会社がシェアを急速に伸ばして一位に拮抗する寸前で政府の「介入」があった事です。日本なら完全に「独占禁止法違反」かと思うのですが。

バイアソラノには確か7年前位まで隊員の方がいましたね。洗濯物を外で干すとあまりの湿気で逆にカビが生えるような過酷な条件だったようですね。現在ではそれなりのビーチリゾート地になっていますよ。

投稿: 管理人 | 2009年7月22日 (水) 19時28分

私も、10年程前ですが、Quito/Panam/Lima等に行くときに、Aces乗った記憶があります。コ-ドは、VXですよね。
席がゆったりしていて、リラックス出来たと記憶しています。
Airesが、Jetを持っているのは、知りませんでした。いつも乗るのは、プロペラ2発の飛行機ですから。

後、昔、Cristal Oroという、ビ-ルが好きでしたが、なくなってしまいましたね。
ご存知ですか。

投稿: タマリ-ト | 2009年7月28日 (火) 03時53分

タマリートさん、こんにちは。どうやら「隣国」からご覧になられているようですね。かつてコロンビアに駐在され、今は隣国という事でしょうか。"MiniMax"はまだ健在でしょうか。

ACES(VX)は確かに素晴らしい航空会社でした。Aviancaと比較してあまりにもサービスが良いので後年は両社の国内シェア争いが新聞紙上を賑わせていましたが、「コロンビア航空業界最大の謎」とされる吸収合併によって瀕死のAviancaが残り、結局ACESが潰されたのは、未だにこの業界では不可思議な政府の介入でした。

"AIRES"がB737を導入したのは確かつい数ヶ月前の話です。それも中古ではなく新品で、しかもリース機ではなく自社購入というのがすごいです。Aviancaも現在エアバス機を含め大量に機材を購入していますが、いずれもアメリカのリース会社を通じて購入している為、機体の国籍がコロンビアを示す"HK"ではなく、"N"で始まるアメリカ国籍です。

貴地から繋がっているAIRESのルートは二つしかありませんから、どちらかへ頻繁に出張されているのでしょうか。

ビールですが、そういえば昔ありましたね"Cristal Oro"よく覚えていませんが、あれはLeona社のブランドだったでしょうか。私が美味しいと思ったのは"Ancla"というビールでした。これを知っている人はかなりの酒飲み・若しくは長くこの地にいる方ですね。Leona社はこれまた不可思議な政府介入でBavariaに吸収されてしまい、そのBavaria社も結局外資に身売りしてしまい。。。何だか訳がわかりません。

投稿: 管理人 | 2009年7月28日 (火) 10時21分

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