首都ボゴタのB級グルメとマエストロSUSHI来訪
前回投稿しました夏の風物詩・首都ボゴタでのグルメフェスティバルですが、あれを「昼飯時」に訪れるのは"酷"です。腹が減っている所へ世界各国の料理が手ぐすね引いて待っているのですから。。。パエリアやらアルゼンチン風アサード、ペルーのセビチェやイタリア料理、寿司に焼き飯・・・それでも出店の一品あたりの料金がおよそ1,000円前後からそれ以上という「レストラン並み」の料金に「貧乏人の本質」が目を覚ましてしまいます。
という事で、「唾を飲んで」・・・いや、「涙を飲んで」何も食べないままグルメフェスティバル会場を後にし、後述する最近「私御用達」の食材店"HIPERMAR"へ向かいました。そして買い出しの前の「腹ごしらえ」で立ち寄ったのが、そこから1ブロック西側にある何でもない普通の「ピザ屋」でした。私は基本的に「屋台」の食べ物は口にしませんが、唯一「ピザ」だけはどうしても美味しそうに見えるのが不思議です。ボゴタの町では時折路上の屋台でピザを焼いている光景を見かけるのです。
この店も店の外に「ピザ焼き機」を置いて焼いているものです。私は"Porcion"と呼ばれる一切れサイズ(2,800コロンビアペソ・およそ140円)を注文しました。一切れサイズと言ってもそれは大きく、まるでLLサイズでした。これが意外にも美味しく、欲張ってもう一切れ食べようかと思ったほどです。ボゴタでのピザは、以前「ソナ・ロッサ」という高級繁華街のイタリア料理店で食べた数千円の「窯焼きピザ」があまりにもしょっぱく、それ以来「トラウマ」になっていたのですが、この店の僅か140円程度のピザは塩加減も程好く、ナイスな味でした。次は「路上の焼きたてピザ」に挑戦しようかと思っています。
そしてこの日のHIPERMARでの買い物は、"Pulpo Baby"(ミニ蛸)500g入り6,000ペソ(およそ300円)、刺身で食べられるマグロ2ブロック340gで10,200ペソ(およそ510円)227g入りスモークサーモン10,000ペソ(およそ500円)でした。私の勘違いか分かりませんが、これらの価格は日本で買うのと同じか、かえって安いような気がするのですが、気のせいでしょうか?227gのスモークサーモンなどは、家に帰って開けてみたら結構な量でした。HIPERMARの価格を知ってしまうと、他のスーパーで魚介類や日本食材を買うのが馬鹿馬鹿しくなる程です。ミニ蛸も500gは結構な量で、家で茹でて食べたらなかなかイケる味でした。
買い出しを終えた後に立ち寄ったのが、先日ご紹介しました「コロンビア風エンパナーダ」専門店です。この店は作り置きを仕入れた物を揚げるのではなく、トウモロコシ粉を練ったものから作って揚げる、まさに「自家製」です。コロンビアのエンパナーダは先日ご案内の通り他国のそれとは異なり、粉はトウモロコシ粉を使い、焼くのではなく揚げるのが特徴です。画像のエンパナーダは"Casera"と呼ばれる牛挽肉・米・そして玉子が入ったものです。これで1個1,100ペソ(およそ55円)でした。揚げたてという事もあってなかなかイケる味でした。という事で、この日はピザとエンパナーダで総額3,900ペソ(およそ295円)の「B級グルメ体験」でした。安く上がったものです。
ところでこの日、グルメフェスティバル会場を歩いていた所、インタビューを受けている人を見かけ、よく見てみるとその人は・・・ラテンアメリカ諸国のケーブルテレビ視聴者の間では「マエストロ・SUSHI」として、日本人では現役総理よりもおそらく名が知られている「小宮山 巌(Iwao Komiyama)」さんでした。小宮山さんはアルゼンチン・ブエノスアイレス在住で、先日には日本の農林水産省から「海外での日本食普及に貢献した」という理由で表彰されたようです。日本では無名かもしれませんが、ラテンアメリカ中で放映されているケーブルテレビのグルメ番組ではあまりにも有名な方で、その独特のキャラクターと、流暢なスペイン語の節々で「ん?」「アイ~バ」と仰る癖が特徴の方です。小宮山氏の包丁さばきは「職人」そのものです。番組を見ていると「普通の家庭ではこんなに包丁は使わないでしょう」というほど、様々な場面で包丁を使い分けています。コロンビアではつい先年まで「生魚」を食べる習慣など全くありませんでしたが、このマエストロ小宮山氏の影響もあってか(どうかは分かりませんが)、昨今では首都ボゴタも「寿司バー」がブームです。御本人の「ん?」では、こんな動画もあります。
小宮山さんの周辺には「視聴者」の方々が取り巻き、"IWAO"と声を掛けていました。聞けばこのフェスティバルの前に「サン・アンドレス島」を旅行されたようです。私が手配した訳でありませんが、サン・アンドレス島の印象は「うん、飯は"イマイチ"だったけど、良かったよ」との事でした。そりゃ、マエストロSUSHIからすれば飯がイマイチなのは当然の事で。恐れ入りました。アルゼンチンは現在厳冬の真っ只中ですから、夏のカリブ海のリゾート地を楽しまれた事でしょう。
ところで、何故このボゴタでのグルメフェスティバルにマエストロ小宮山氏が招かれたのか、御本人にはそんな野暮な質問はしませんでした。この後にどこかで講演会でもあるのかもしれません。御本人の話しぶりはとても穏やかなものでした。人気の理由の一つがこの仏のようなキャラクターなのでしょうか。私は残念ながら、マエストロ小宮山氏の寿司を食べる機会すら逸しました。といってもどこかの場所で握ったのかも聞きませんでしたけど。小宮山氏が人気者であるが故に、こんな動画も作られています(決して御本人を揶揄している訳ではありません。でも、やっぱり「ん?」が出てきますね)












































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