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2009年7月

保存版(?) 南米コロンビアの航空会社と使用機材

先日仕事でボゴタ空港にいた折、せっかくだからと飛行機を撮影しました。今回はタイトル通りコロンビアの航空各社と使用機材(飛行機)を紹介します。

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こちらが国内最大の航空会社"Avianca"です。機材は左から"Fokker50""Fokker100""MD-83""エアバスA319""ボーイング757-200""ボーイング767-200""ボーイング767-300"です。あとは"エアバスA-320"A-330"を所有しています。Aviancaは商業航空会社としては世界で二番目に古い会社です。昔はB-747(ジャンボ)も所有していました。私がこの国で仕事を始めてしばらくした後からサービスの質が著しく低下し、赤字体質に陥った末に実質破綻状態となり、ブラジルの石油関連企業のオーナーにより買収され、現在に至っています。大規模な資本注入を施した後、次々と新しい機材を導入しており、地上・機内サービスともに大分改善されました。

Img_2464_2Img_0899_3 こちらが国内第二位の"AeroRepublica"です。使用機材は左からブラジル・Embraer社の"ERJ190"そして"MD-82/83"です。このうちMD(ボーイング・マクドネルダグラス)機はいずれ全機退役となる事でしょう。こちらは近年パナマの"Copa航空"が100%株主となりました。その為機体尾翼のロゴマークはCopa航空のものです。いわばCopa航空のコロンビア国内部門のような位置付けです。以前のAeroRepublicaはDC-9という古い機材を中心に運用していた為、遅延やキャンセルが頻発して非常に評判の悪い会社でしたか、現在では機材を一掃した事もあって定時発着率はAviancaを上回っています。サービスもかなり改善されています。 

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こちらが"AIRES"です。1981年にトリマ県に本社を置く会社として営業を開始しました。現在も100%国内資本の会社で、主に地方都市間を中心に運行しています。使用機材はカナダ・ボンバルディア社のDASH-8シリーズ100/200/300で長年運航を続けています。ちなみに先年日本の高知空港で胴体着陸事故を起こした"400型"は所有していません。この他「空飛ぶかつお節」と称され、小型ジェット機では歴史上最も売れている"ボーイング737"を16機新規調達しました。右画像はB737-700型機です。これによりアルーバ・パナマ・キュラソーなどの「国際線」にも進出を始めました。将来はアメリカ・オーランドへの直行便も予定しているようです。

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こちらはコロンビア空軍(FAC)が経営する国内唯一の「国営航空会社」である"SATENA"です。使用機材は左からドイツ・ドルニエ社の"Dornier328(32人乗り)"と、50人乗りの小型ジェット機"EMBRAER ERJ145ER"そして画像にはありませんがERJ-145より若干大きく、前述のAeroRepublica社が所有するERJ190よりも小さい76人乗りの"ERJ170"の三種類で運航しています。

SATENAの運行ルートは、他の航空会社が全く・若しくは殆ど乗り入れない辺境の小さな町を中心としています。中にはサン・アンドレス島とプロビデンシア島を結ぶ路線や、ボゴタからメデジン市内空港(メデジンには二つの空港があります)間などの「独占路線」を多数持っており、運営は「官営」そのものです。私は唯一、南部のバストからボゴタ間のみ利用した事があります。

この会社ははっきり言って「要注意」で、昔から我々旅行会社の中では非常に評判の悪い航空会社です。乗ってしまえば機内サービスはそれなりなのですが、何しろ悪いのが「地上」の方で、数日から前日になっていきなり運航スケジュールを数時間前後させてしまう事もしばしばです。ある時には出発前日になっていきなり「4時間」も運行を「早める」とSATENA側から通告され、出張で既に現地入りした人が「いきなりそんな事言われても無理だ!そんな時間に空港に着ける訳ないだろう!」と、カンカンに怒っていました。

また、SATENAはこのご時世でも未だに「リコンファーム」を必要とする会社で、利用日前日にSATENAから直接乗客と連絡が取れない場合は、即「キャンセル」となります。私のお客様ではありませんでしたが、ある人は連絡先としてあった「携帯電話」へかかってきた通話を取れず、翌日事情を知らないまま空港へ着いたところ「あなたの予約はキャンセルされました」と通告され、これまたカンカンになって我が社にクレームの電話がかかってきました。SATENAは「乗ってみるまで予約は保証されない」という恐ろしい会社です。

この他にも地域コミューター会社である"Easy Fly"社、アンティオキア県メデジンを中心に地方の町へ運行している"ADA (Aerolinea de Antioquia"など複数の会社が存在します。コロンビアは山岳地帯が多く、また地域によっては道路が寸断されている場所もある為、昔から空路網は多い方です。起伏が大きい山岳地帯の上空をプロペラ機で移動すると、時には気流や厚い雲の中を突っ込む関係で大きく揺れる事があります。一度などはボゴタへの着陸が近づいた頃、横風にあおられて機体が明らかに「あらぬ方向」を向きながら下降し続けた事もありました。大型機でもそれはよくある話ですが、私個人的にはボーイング767位の大きさの機材に乗ると何かとても安心します。

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ボゴタ~シパキラ SL観光列車の旅

仕事先で少しの時間を過ごした後、ちょうどSL観光列車が通りかかる時間帯と重なったので動画を撮影してみました。

首都ボゴタから「塩の教会」へ向かい、その後Cajica(カヒカ)にて昼食の為停車し、また首都へ戻るSL観光列車(Tren de la Sabana)は、土・日曜日及び祝日に運行しています。全席指定で事前予約制なのですが、いつ利用しても家族連れの客などで混んでいます。私自身は日本から来訪された個人客の方と何度かこの観光列車を利用した事があります。

古ぼけたSLが引っ張る客車の数は相当なもので、加えてレール自体がかなり古い上に敷設の仕方がかなりいい加減な為、線路の上に立つと明らかにレールが歪んでいる事が一目で分かります。それが故にスピードを出す事が出来ず、推定時速およそ40km位でゆっくりと走るのがこのSL列車の特徴です。首都ボゴタからシパキラまでは車でしたらおよそ1時間程度の距離ですが、SL観光列車ではおよそ3時間もかかるのんびりとした旅になります。

車内には「食堂車」も付いていて、旅情を満喫できます。また、各車内には楽団が訪れて旅の気分を高揚させてくれます。更には「車内販売」サービスまであります。酒その他の飲み物、ちょっとした食べ物から郷土料理(タマル)まで売っていて、昔の日本の鉄道の旅を思い出させます。

このボゴタ~シパキラ間SL観光列車の乗車体験が出来るツアーが日本でお申し込み頂けます。詳しくは下記「ラティーノ」社さんのサイトをご覧下さい。

http://www.t-latino.com/tour-list/detail.php?id=76 ←コロンビア手配旅行サイト

ツアーでは他に「ビジャ・デ・レイバ」と「ラキラ」を観光します。"鉄分"が濃い「鉄ちゃん」(鉄道ファン)の方、そうでない方も未知の国・コロンビアの一端をお楽しみ頂けます。

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