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コロンビア風エンパナーダ

今回もまた食べ物ネタです。最近取材ネタが少ないので・・・ coldsweats01 ところで、前回の「チャーハン編」では、偏見を感じさせるようなコメントがあったように思います。今更記述を変更するつもりはありませんが、当時と比べて「心理状態」は落ち着きました。長らく悩んでいた思いを一気に吐き出したので、かえって気持ちが楽になりました。という事で、今回のネタはラテンアメリカ各国ではポピュラーな食べ物「エンパナーダ」について"抽象的"に投稿します。

20090629_img_0221 先日、市内のエンパナーダ専門店の前を通りかかった際、画像の看板を見て「あっ」と気がつきました。「そう言えばコロンビアのエンパナーダも他国とは異なっている」ラテンアメリカ通でアルゼンチンやチリのエンパナーダをご存知の方でしたら、この画像のエンパナーダの形が明らかにそれとは異なる事がお分かりになる事でしょう。

アルゼンチン・チリや他国のエンパナーダの形は、「巨大な餃子」の形をしたミートパイという表現がピッタリかと思います。あいにく私は画像を持っていないので、こちらのサイトからそれに見合うエンパナーダをご覧頂けます。

http://www.e384.com/2004/04_026/recipe.htm ←こちら

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その昔、日本からアルゼンチン・チリへ単独旅行した際、当時は特にアルゼンチンがもの凄い物価高でした。ホテルは高い・食事も相当高くついたため、途中からこのエンパナーダで「飢えをしのいだ」事を思い出しました。チリではそのような事はなく、毎日ワインを一本空け、おやつ代わりに巨大なエンパナーダを食べました。両国のエンパナーダは「惣菜パン風」でオーブンで焼くものでしたが、コロンビアのエンパナーダは三日月状の小ぶりのものです。

どうやら具を包む皮に使用しているのは小麦粉ではなく「とうもろこし粉」のようです。実際この形に作っている行程を見た事がないのですが、これを焼くのではなく「揚げる」のがコロンビア風エンパナーダの特徴です。とうもろこし粉を使っているのは当地でよく食されている「アレパ(Arepa)」と同じです。

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20090629_img_0223_2 ショーケースのガラスを経ている為、反射してよく見えないかもしれません。エンパナーダは一旦「下調理」して並べておき、客の注文に応じて熱した油の中でくぐらせた後に「揚げたて」を提供するのが当地のエンパナーダ専門店のスタイルです。日本ですと私が小さい頃にはまだあった、惣菜屋・若しくは肉屋などで「コロッケ」をその場で揚げて熱々のものを食べた感覚に近いです。

ちなみにコロンビア風エンパナーダの中身の具ですが、こちらは牛挽肉とご飯・鶏肉とご飯などが一般的です。エンパナーダそのものが小さいので、他国のそれのように具沢山という訳ではありません。これに辛いチリソースなどをかけて食べます。

私自身は数回このコロンビア風エンパナーダを食べました。皮にとうもろこし粉を使っていて、それを揚げるタイプなので外側がかなり固い食感です。カリカリという音と共に食べる事になります。この記事を投稿する前にラテンアメリカ各国のエンパナーダ事情を調べました。コロンビア・そしてパナマの一部にこのような「揚げエンパナーダ」が見られますが、それ以外の国ではこのタイプのエンパナーダは見られませんでした。どのようにしてこの形のエンパナーダが生み出され、国内全土に普及したのかは全く分かりません。殆ど「コロンビアオリジナル」と言えます。

ちなみにこのエンパナーダを自宅で作り、それを「クーラーボックス」などに入れて道端で売っている人も見かけます。これは主に「朝食」「間食」代わりとして通行人が食べています。私のオフィス付近でも見かける光景です。美味しいと評判の路上売りは口コミでそれなりの繁盛ぶりのようです(私のオフィス付近はそれなりの場所で、決してスラム街ではありません)

コロンビア風エンパナーダは「手軽な朝食」「間食」として好まれています。「間食」ですが、日本では「3時のおやつ」という事で午後3時頃が間食の時間の慣例ですよね。しかし当地では「Onces(オンセ)」といって、午前11時前後に「おやつ」を食べるのが習慣なのです。

当地でエンパナーダを食べる際の注意事項としては、時間が経過するとやはり劣化するので「なるべく朝・遅くとも昼までに食べる」「それをできれば自家製の専門店で作っていてその場で揚げたものを食べる」そして「鶏肉入りのエンパナーダは避ける」これは重要です。特に鶏肉は時間が経過すると食中毒を引き起こします。当地のニュースでも時々「学校のおやつで出された鶏肉入りエンパナーダを食べた生徒200人が食中毒」などと報じています。

「コロンビア風エンパナーダ」ちょっと小腹が空いた時には手頃な大きさですね。いずれこの「揚げエンパナーダのルーツ」を探ってみたいと思っています。ちなみに、日本でもこのコロンビア風エンパナーダに近いものが食べられるようです。福井県にある「リカレパ」で作っています。下記のサイトで紹介しています。

http://mike.co.jp/rica/print.html

http://ameblo.jp/taisukef/entry-10224691699.html

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コメント

こんにちは。

現地で餃子を皮から作ったことがあるんですが、見る人見る人に「このエンパナーダ食べていい!?」と聞かれショックを受けた覚えがあります。
ずっと納得いかなかったんですが(笑)、リンク先のエンパナーダを見てなるほど似てるわと思いました。中は完璧な餃子の具だったのに、皮が厚すぎて・・・。
エンパナーダにつけるアヒが大好きでした。

投稿: misa | 2009年6月30日 (火) 21時23分

こんにちは。エンパナーダの形ですが、こちらで調べた所「スペイン」のエンパナーダは円形のまさに「パイ」そっくりのようです。対して「ラテンアメリカ」で見られるエンパナーダの原型は「パナマに流れた中国人が作った餃子」らしいです。はっきりとしているわけではありませんが。確かに見た目は巨大な餃子そのものです。

このように生地に包んだものをどれもエンパナーダというみたいですので、当地で餃子をエンパナーダと称するのも間違ってはいないみたいです。

しかし、コロンビアのエンパナーダの形は他国では全くという程見かけない「オリジナル」に近く、それは何故なのか、この「ルーツ」が知りたいです・・・

投稿: 管理人 | 2009年7月 2日 (木) 08時11分

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