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"珍味"南米コロンビア風チャーハン

コロンビア人の「味覚」は、時に我々日本人だけではなく、近隣諸国の人々からしても首をひねりたくなるような独特の「食文化」に基づいています。例えば「フライドチキンにはちみつをかけて食べる」「シーフードマリネ"セビチェ"の味付けをケチャップとマヨネーズで整える」などなど。こんな食文化は近隣の国にはありません。そしてもう一つ、これは私がかねてから皆さんにご紹介したかった「ネタ」です。それは「コロンビア風"チャーハン"」です。

20090623_img_0161 今回の取材先は"Toy Express"というファストフードスタイルの中華料理店です。この名前の店舗は首都ボゴタ市内に複数あります。これからご案内する内容はこの店だけに限らず、ボゴタ市内全域・カリ・メデジン・カルタヘナ・バランキージャなどの国内全土で共通しています。中華料理の中でも最もポピュラーな「チャーハン」が題材です。

かつてエクアドル・パナマ・ベネズエラのコロンビアを挟む隣国で中華料理を食べた事がありますが、いずれの国でも「普通のチャーハン」であり、特にパナマで食べたチャーハンは台湾移民のコックが作る本場仕込みの素晴らしい味でした。

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店内に入り、店員に悟られないよう望遠でメニューを撮影しました。画像が少々ボケています。皆さん、これが「コロンビア風・定番の"チャーハン"」です。色を見て一瞬「これはカレーピラフ?」と思われた方、惜しい!これは紛れもなく「チャーハン」です。そう、コロンビア全土で見られるチャーハンはこのような色をしているのです。しかも白っぽく見える細長い「物体」これは何と!「もやし」です。コロンビアではチャーハンに「もやし」が添えられていないとチャーハンと認められないのです。

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私はこの日「Chowfan Vegetariano(ベジタリアンチャーハン)8,000ペソ・およそ400円」と、「Chowfan Mixto(ミックスチャーハン)9,300ペソ・およそ460円」の二種類を"テイクアウト"しました。画像はベジタリアンチャーハンです。

この色・・・「本場」中国にこのような色のチャーハンがあるのでしょうか?ちなみにこの店の看板には「広東風」と書いてあります。私が知る限り、極上のチャーハンは米粒が「黄金色」に輝いており、僅かな卵と塩などを加えて強い火力でサッと炒めたものだと思っていますが。。。コロンビアを「発祥」とするオリジナルチャーハンは、中国醤油を「これでもか」とドボドボと注ぎ込み、弱火で「じっくりとかき混ぜる」のが特徴です。そしてどの店でも例外なく生のもやしを添える事で「中国風」をイメージさせます。

20090623_img_0168 そしてこちらが鶏肉とチャーシューらしきものが入ったミックスチャーハンです。こちらもやはり同じ色でもやし入りです。この店のチャーハンですが、このような「しょうゆ色」にしては"珍しく"しょっぱくありませんでした。その代わりにという事でしょう。しょうゆが入った小さなプラ容器が別にあり、自分の好みで「更に加えて」という事でした。

前述の近隣三国でこのような色ともやし入りのチャーハンはついに見る事がありませんでした。コロンビア風チャーハンのもう一つ・且つ最大の特徴は「とにかく味付けが濃い」これは半端ではありません。この種のチャーハンが意外にもコロンビア人には人気があり、どんな寂れた場末の中華料理店でも、店内がガラガラなのとは対照的に「出前」で儲かっているようです。ですのでどの店でも出前用のバイク配達要員は欠かせません。

コロンビアに在住している中国人でレストランを経営している人の99%は元々調理人ではない「素人」だと思います。その人達が見よう見まねでレストランを始め、独特の味覚を持つコロンビア人向けに開発され、たどり着いたのが「しょうゆ色+もやし入り」チャーハンだったのかもしれません。本場風の黄金色のチャーハンは「味が薄い」という事で敬遠されたのでしょうか。

このコロンビア風チャーハンを近隣諸国に住んでいる日本人の方々が見たら、さぞかしビックリする事でしょうね。まあ、一度食べてみて下さい。ちなみに私の記憶では確か3年ぶり位でコロンビア風チャーハンを口にしました。次に食べるのはまた3年後位でしょう。

#原稿を書き上げた後に気が付きました。ペルーにある"Arroz Chaufa"というのがコロンビア風チャーハンにとても似ているようです。これはペルーに住んでいる中国人が作り出したようです。しかしペルーのチャウファには生のもやしは入れないようです。コロンビアのチャーハンはやはり・・・これだったら広東風ではなく「ペルー風中華レストラン」と代えるべきだよなぁ。ちなみに下記YouTubeにチャウファの作り方動画があります。

http://www.youtube.com/watch?v=sC0LDa4zbgA&feature=related

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コメント

>コロンビア人の味覚の進歩に期待します。
ずいぶん上から目線ですこと^^

投稿: | 2009年6月23日 (火) 10時46分

名無しさん、こんにちは。千葉県からBIGLOBEを使ってご購読頂いているようですね。次回コメントを頂く際には、せめて名前を頂けると有難いです。

コメントは私の「コーヒーに関する」ものに対してで、チャーハンに対するものではないと理解しますが如何でしょうか。それによってはお答え方が異なります。

コーヒーの場合ですが、この「エスプレッソのお湯割り風」の飲み方はコロンビアだけではなくエクアドル・ペルーでも経験しました。両国のカフェテリアではお湯だけが入ったカップと濃縮コーヒー液が別々に出され、客はコーヒー液をお湯の中に入れるというスタイルです。

ただ、それは両国が生産するコーヒーの殆どを輸出に回していて例えばエクアドルの場合、自国消費分は隣のコロンビアからインスタントコーヒーなどを輸入している事情があるからで、コロンビアの場合自国消費分も輸出グレードの豆を使用しているという事情があります。輸出グレードの豆を使ってエスプレッソの濃さで液を抽出する、これをエスプレッソとして飲むのなら全く異論はありませんが、それをお湯で割ったらどうでしょう?しかもそれをブラックコーヒーとしてお金を取るというのは・・・私はこれを飲むといつも「インスタントコーヒー風」の平坦な味が舌に残ります。良い豆を作れるのですから、その豆を普通にドリップすれば普通に美味しいと思うのですが、どう思いますか?

ちなみに、一般の家庭やオフィスには様々な形のコーヒーメーカーがあり、ここではごく普通のコーヒーを飲めます。

あと、雑貨屋を兼ねているカフェテリアはエスプレッソマシンではなく、小型の「タンク式」のコーヒーメーカーがあり、これにはお湯と熱いミルクも出せる「蛇口」があります。ここからは普通のコーヒー液が出ますが、これにもほんの少しお湯を足す人もいます。これはコーヒー液が「煮詰まって」いて、苦いからでしょう。

投稿: 管理人 | 2009年6月23日 (火) 11時47分

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