豚インフルエンザとは無関係の豚肉料理"Lechona"を喰らう
まず、本題とは全く無関係の話です。最近右目の視力が落ちたように思います。毎年日本で受けている「人間ドック」の際の視力検査では常に左右とも1,2から1.5をキープしているのですが、ある日右目で見ると視界がぼける事に気が付き、長時間パソコンの画面を見続けるのが苦痛になっています。以前から「老眼」の気配は感じていたのですが、左目と右目に視界差があるとストレスが溜まってしまい、その為ブログの更新頻度を落とします。自分では「まだまだ」と思っていますが、しかし着実に「老化」が始まっているのかもしれません。
さて本題です。ついに「フェーズ6」になってしまった新型インフルエンザ、コロンビアでもついに1名の死者を出しました。現時点でコロンビアでは日本のような集団感染はなく、全てが国外からウイルスを持ち込んだケースのようです。その為単独感染者がポツポツ増えてきているという現状です。そんな中、ニュースで「豚肉の消費が落ちている為、消費拡大キャンペーンを行った」と報じていました。
なにぃ、雑食・肉食人種のコロンビア人が「豚肉が怖い」だと!んなアホな ![]()
最初の呼び名が「豚インフルエンザ」だったとは言え、豚肉消費とインフルエンザは関係ないでしょう!という事で、不意に豚肉料理では有名な"Lechona"が食べたくなりました。
他の南米諸国でこのLechonaが食されているのかは知りません。コロンビアでLechonaの「本場」と言えば間違いなく、トリマ(Tolima)県都・イバゲ(Ibague)が挙げられます。とは言え最近では首都ボゴタでこのLechona専門店を見かける事が多く、その数は"本場"をしのぐのではないかと思われます。Lechonaとは、子豚の丸焼きの腹の中に豚肉がたっぷり入った「混ぜご飯」が詰まっているものです。
こちらが後ろ側の様子です。腹の中にたっぷりと「具」が詰まっています。間違いなく最初に中の具を作った後に外側の「皮」の部分に詰めるか、若しくは具を覆うのでしょう。画像右下に「ハサミ」が見えます。これはカリカリに焼いた皮の部分を切る為のものです。北京ダックの要領ですね。このLechona専門店ですが、この店はボゴタ市内北部にあります。北部で専門店を見つけるのは難しく、その殆どが「セントロ」と呼ばれる市内中心部にあります。
そしてこちらがLechonaの画像です。右がLechonaです。これでもかというほど裂いた豚肉があり、必ず皮の部分が添えられます。コラーゲンたっぷりの豚の皮は素手で持つと脂がべったりと付きます。そして右下にある"Arepa(アレパ)"も付いてきます。以前にコメントした通り、とうもろこし粉を練って焼いた真っ白のこのタイプのArepaは無味でパサパサしており、私は苦手です。Lechonaは各店毎に味付けが微妙に異なるようです。カレー粉で味付けしたものもあるようで、この店では何かの豆を加えています。これが本場トリマ風なのかもしれません。
このLechonaですが豚肉独特の匂いが強烈で、日本人の方にとっては好みがはっきり分かれると思います。私は当初この「臭い混ぜご飯」が苦手でしたが、10年を超える在住でようやく「普通」にたべられるようになりました。そして料金ですが、これが意外と「割高」で、ほんの3・4口の量ですがこの店では一皿5,000コロンビアペソ(およそ250円)もします。子豚一頭分売り切ると結構な売上になるようです。
そして左に見えるのが"Envuelto(エンブエルト)"と呼ばれる、とうもろこしの粉を練って同じとうもろこしの皮で包んで蒸しただけの素朴な一品です。日本を含む在外コロンビア人には「懐かしい味」に映るかもしれません。この店のEnvueltoは「蒸しパン」のような食感でした。こちらも店によって味が異なるようです。この店のEnvueltoは蒸した時点でとうもろこしの皮の匂いが中身に移って「青臭い」匂いがありましたが、中身自体はとうもろこし粉を練っただけとは思えないしっとりとした食感でした。こちらは1個1,500コロンビアペソ(およそ75円)と妥当な値段でした。
という事で、私は豚肉を存分喰らいましたが今の所新型インフルエンザに感染した兆候は感じられません。皆さんもコロンビアへ来訪された折にはこの脂ギトギト、豚肉独特の匂いがたっぷりのLechonaをお試し下さい。
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