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2009年6月

コロンビア風エンパナーダ

今回もまた食べ物ネタです。最近取材ネタが少ないので・・・ coldsweats01 ところで、前回の「チャーハン編」では、偏見を感じさせるようなコメントがあったように思います。今更記述を変更するつもりはありませんが、当時と比べて「心理状態」は落ち着きました。長らく悩んでいた思いを一気に吐き出したので、かえって気持ちが楽になりました。という事で、今回のネタはラテンアメリカ各国ではポピュラーな食べ物「エンパナーダ」について"抽象的"に投稿します。

20090629_img_0221 先日、市内のエンパナーダ専門店の前を通りかかった際、画像の看板を見て「あっ」と気がつきました。「そう言えばコロンビアのエンパナーダも他国とは異なっている」ラテンアメリカ通でアルゼンチンやチリのエンパナーダをご存知の方でしたら、この画像のエンパナーダの形が明らかにそれとは異なる事がお分かりになる事でしょう。

アルゼンチン・チリや他国のエンパナーダの形は、「巨大な餃子」の形をしたミートパイという表現がピッタリかと思います。あいにく私は画像を持っていないので、こちらのサイトからそれに見合うエンパナーダをご覧頂けます。

http://www.e384.com/2004/04_026/recipe.htm ←こちら

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その昔、日本からアルゼンチン・チリへ単独旅行した際、当時は特にアルゼンチンがもの凄い物価高でした。ホテルは高い・食事も相当高くついたため、途中からこのエンパナーダで「飢えをしのいだ」事を思い出しました。チリではそのような事はなく、毎日ワインを一本空け、おやつ代わりに巨大なエンパナーダを食べました。両国のエンパナーダは「惣菜パン風」でオーブンで焼くものでしたが、コロンビアのエンパナーダは三日月状の小ぶりのものです。

どうやら具を包む皮に使用しているのは小麦粉ではなく「とうもろこし粉」のようです。実際この形に作っている行程を見た事がないのですが、これを焼くのではなく「揚げる」のがコロンビア風エンパナーダの特徴です。とうもろこし粉を使っているのは当地でよく食されている「アレパ(Arepa)」と同じです。

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20090629_img_0223_2 ショーケースのガラスを経ている為、反射してよく見えないかもしれません。エンパナーダは一旦「下調理」して並べておき、客の注文に応じて熱した油の中でくぐらせた後に「揚げたて」を提供するのが当地のエンパナーダ専門店のスタイルです。日本ですと私が小さい頃にはまだあった、惣菜屋・若しくは肉屋などで「コロッケ」をその場で揚げて熱々のものを食べた感覚に近いです。

ちなみにコロンビア風エンパナーダの中身の具ですが、こちらは牛挽肉とご飯・鶏肉とご飯などが一般的です。エンパナーダそのものが小さいので、他国のそれのように具沢山という訳ではありません。これに辛いチリソースなどをかけて食べます。

私自身は数回このコロンビア風エンパナーダを食べました。皮にとうもろこし粉を使っていて、それを揚げるタイプなので外側がかなり固い食感です。カリカリという音と共に食べる事になります。この記事を投稿する前にラテンアメリカ各国のエンパナーダ事情を調べました。コロンビア・そしてパナマの一部にこのような「揚げエンパナーダ」が見られますが、それ以外の国ではこのタイプのエンパナーダは見られませんでした。どのようにしてこの形のエンパナーダが生み出され、国内全土に普及したのかは全く分かりません。殆ど「コロンビアオリジナル」と言えます。

ちなみにこのエンパナーダを自宅で作り、それを「クーラーボックス」などに入れて道端で売っている人も見かけます。これは主に「朝食」「間食」代わりとして通行人が食べています。私のオフィス付近でも見かける光景です。美味しいと評判の路上売りは口コミでそれなりの繁盛ぶりのようです(私のオフィス付近はそれなりの場所で、決してスラム街ではありません)

コロンビア風エンパナーダは「手軽な朝食」「間食」として好まれています。「間食」ですが、日本では「3時のおやつ」という事で午後3時頃が間食の時間の慣例ですよね。しかし当地では「Onces(オンセ)」といって、午前11時前後に「おやつ」を食べるのが習慣なのです。

当地でエンパナーダを食べる際の注意事項としては、時間が経過するとやはり劣化するので「なるべく朝・遅くとも昼までに食べる」「それをできれば自家製の専門店で作っていてその場で揚げたものを食べる」そして「鶏肉入りのエンパナーダは避ける」これは重要です。特に鶏肉は時間が経過すると食中毒を引き起こします。当地のニュースでも時々「学校のおやつで出された鶏肉入りエンパナーダを食べた生徒200人が食中毒」などと報じています。

「コロンビア風エンパナーダ」ちょっと小腹が空いた時には手頃な大きさですね。いずれこの「揚げエンパナーダのルーツ」を探ってみたいと思っています。ちなみに、日本でもこのコロンビア風エンパナーダに近いものが食べられるようです。福井県にある「リカレパ」で作っています。下記のサイトで紹介しています。

http://mike.co.jp/rica/print.html

http://ameblo.jp/taisukef/entry-10224691699.html

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コロンビア大統領府からの素敵な贈り物

と言っても、私がコロンビア大統領府から頂いた訳でありません。続きは以下に。。。

世界各国の元首の為に使われる「大統領官邸」などに別称をつけている国があります。有名なところでは"アメリカ"の「ホワイトハウス」や韓国の「青瓦台」などがとっさに浮かびます。そしてコロンビアでは"Casa de Narin~o"(ナリーニョの家)の名を冠しています。大統領が記者会見を行う場面では、ホワイトハウスそっくりのCasa de Narin~oの名前とロゴが必ず背景にあります。

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このCasa de Narin~oは当然の事ながら我々一般人が気軽に立ち入れるような場所ではなく、平民・貧乏人の私は12年のコロンビア生活の中で未だにこの中へ立ち入った事がありません。その一方で、これは意外でしたが幼稚園・小学校などの「社会科見学」の為に事前申込制で内部の見学ツアーを行っている事を知りました。更には、来館記念に画像の冊子を用意しているのです。これを見てオヤジ世代の私はとっさに思いました。

           キャー lovely かわいーっ! なんて素敵な贈り物でしょう!

これ、はっきり言って素敵過ぎ!コロンビア大統領府は何て粋な計らいをしてくれているのでしょう。

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冊子を開けば、Casa de Narin~oの歴史からコロンビア独立の英雄に関する記述、国歌や国旗・国鳥・国花の由来、官邸内部の紹介など実に多彩な内容となっています。これは小さなお子さんにとっては絵がとても可愛く、大人にとってはとても参考になる記述が実に多い「専門書」に匹敵する程の内容の濃さです。素晴らしすぎる・・・

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冊子の中では官邸内部の要所をスケッチ風に描いています。大人の私が見てもそこにいるような素晴らしいタッチです。加えて一ページを割いて大統領から子供達へのメッセージも添えられています。この大統領のメッセージに至るまで実に37ページにも及ぶ「子供向け」の記念冊子の中身を見て、あまりの素晴らしさに驚愕しました。

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冊子の中には来館記念に子供達の名前と来館日を記載してくれるページがあります。こちらの画像です。これは子供達が物心付く年頃になって初めて「一生の思い出」と悟るのではないでしょうか。再びコメントしますが、コロンビア大統領府のとても粋な計らいです。大人の私には間違ってもこんな計らいはしてくれないでしょうが coldsweats01 将来を担う子供達に国費をかけてこのような素敵な冊子を贈る・・・全く何の異論もありません。とても素晴らしい事です。

ちなみに最終ページには大統領官邸の見学に関する概要が記載されています。FAX(560-4623)若しくはE-MAILで事前に全見学者名と身分証明書番号、申請団体名と連絡先などを記載し申請する必要があります。E-MAILアドレスはここに書いてしまうと大統領府に迷惑をかける可能性がありますので、お知りになりたい方は別途私宛にメールでお問い合わせ下さい。見学申込可能人数は20名以下。月~金曜日は9:00AM,10:00AMと2:00PM,3:00PM,4:00PM。そして土~日曜日は2:00PM,3:00PM,4:00PMにツアーを行い、所要時間およそ一時間との事です。「大人の見学」を受け付けているかは分かりません。ちなみに電話による問い合わせは不可能なようです。

という事での「コロンビア大統領府からの(子供達への)素敵な贈り物」というタイトルでした。冊子のページについて「無断転載を禁ず」という記述が見当たらないので画像を添付しますが、今後問題があると分かった場合には削除します。

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在コロンビア外交団夫人による「食のバザー」

毎年五月末に首都ボゴタのホテルにおいて「世界を巡る食の旅(外交団夫人による食のバザー)」が開催され、今年も行ってきました。この食のバザーでは各国のオリジナル料理を少しずつ僅かな値段で食べられるので、いつも楽しみにしています。Img_2187 Img_2186

やはりアジア系の料理に関心が行ってしまう私が、まず最初に足を運んだこちらは「中国大使館」です。チャーハン・肉饅頭・えび煎餅など毎年お馴染みの品が今年も並んでいました。中国大使館のチャーハン(一皿2,000ペソ・およそ90円)がいつも美味しいので、今年も二皿分まとめ買いしました。肉饅頭(3個入りで2,000ペソ)に至っては、計9個も「買いだめ」してしまいました。えび煎餅(一袋1,000ペソ・およそ45円)もなかなかのボリュームでした。この量と味でこの値段、中国大使館は「三重○」です。

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こちらは「インドネシア大使館」です。インドネシア大使館は毎年「ナシゴレン(インドネシア風焼飯)」と「ミーゴレン(インドネシア風焼きそば)」がとても美味しいので楽しみにしていたのですが今年はその姿が見当たらず、代わりに「揚げ豆腐」を買い求めました。今年のインドネシア大使館からの出品は例年より品数がとても多く、何を買おうか迷ったほどです。ボゴタ市内にはインドネシア料理店がないので、全て「館員夫人の手作り」です。インドネシア大使館も○印の美味しさでした。

Img_1532中国・インドネシアを一気に「旅」した後、日本人学校の生徒さんによる「和太鼓」の演奏がありました。バザー開始早々に行われたこの和太鼓演奏ですが、聞いてビックリ、見てビックリ!とても質の高いものでした。我々が小さい時は発表前に夕暮れまで練習を重ねたという経験を皆お持ちの筈で、校内でずっと練習を重ねた賜物(たまもの)でしょう。「日本の旅」とても良かったです。《画像につきまして、筆者の不手際により当初お子様方の姿をアップしてしまいました。関係の皆様、大変失礼致しました。太鼓の画像のみ投稿させて頂きます》

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Img_2206そしてこちらは「韓国大使館」です。韓国からの出展は久しぶりでした。チマチョゴリ(?)姿の女性がひと際目立ち、館員夫人手巻きの「韓国風巻き寿司」その他、韓国の家庭料理を販売していました。他にもお馴染みの「キムチ」「カクテキ」などが並んであり、おふくろの味的なキムチを買い求めたのは言うまでもありません。更には右画像にあるスペイン語による「韓国案内冊子」まで配っていました。今年の韓国大使館は気合が入っていました。韓国人のお客さんの姿もちらほら見られ、今年の「韓国・食の旅」は「当たり年」でした。

この他にはロシア大使館の「サーモンの薄切り」(一切れ2,000ペソ)を食べ、つまみ食い・世界の旅を堪能しました。ちなみに「日本」は市内の日本料理店に全面委託されたようで「寿司」や「おにぎり」「焼き鳥」の名前が見られました。私はあいにくチャーハン・肉饅頭・揚げ豆腐・えび煎餅・サーモンを食べた時点で既にお腹が一杯で、日本食はパスしました。どうしても普段食べられない品を優先したかったので・・・

そしていつも家に帰ってから気が付くのですが、「世界食の旅」でありながら私はいつも「アジア料理」ばかり食べています。お恥ずかしい話で・・・しかしながらフランス料理その他、館員夫人手作りの品々はあまりにも数が多くて目移りする程です。世界各国のオリジナル料理を「ちょっとずつ"手頃な価格"で食べる」機会は一年のうちにこの日しかないので、来年も楽しみにしています。

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