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2009年5月

南米コロンビアの6月後半は音楽三昧

コロンビアでは毎年6月後半に三連休があり、この期間中は各地で様々なお祭りがあります。コロンビア国内には実に様々な「伝統舞踊・音楽」があり、その多彩さは特筆に値します。日本を含め世界中には殆ど知られていないコロンビアの伝統舞踊・音楽に関するフェスティバルがこの6月下旬に集中します。中でも有名なのが次の三か所で行われるものです。

"Festival de Bambuco" http://www.alcaldianeiva.gov.co/sanpedro/ ←公式サイト

世界遺産の「サン・アグスティン遺跡」への移動拠点でもあるHuila(ウイラ)県・Neiva(ネイバ)で開催されるフェスティバルです。流れる音楽は"Sanjuanera"です。軽快な音楽と共に飛び跳ねるようなステップをかけながら踊る姿は素晴らしいものです。ネイバについては未だに反政府ゲリラの影が見られ、昨年(だったか)には市内の主要ホテルの一つで爆弾テロ事件があり宿泊客の死者も出ていますので現地への旅行は通常お勧めしませんが、このフェスティバル期間中に限っては多くの観光客が訪れる事もありますので、お薦めします。私はこのSanjuaneraがとても気に入っています。コロンビアらしい伝統音楽です。

"Festival de Folclorico" http://www.festivalfolclorico.com ←公式サイト

Tolima(トリマ)県都・Ibague(イバゲ)で開催されるフェスティバルです。イバゲへは首都ボゴタから空路数十分・若しくはバスで移動する事も可能な距離です。このフェスティバルは舞踊の多様さが特徴です。お祭りの規模としては国内でも五指に入る大きなものです。イバゲの町自体に見所は殆どありませんが、お祭りは必見です。

"Festival Inernacional de Tango" http://www.metacafe.com/watch/1383991//

現時点で今年の公式サイトは見当たらず、こちらは昨年のものです。「なぜコロンビアでタンゴ?」と、多くの方が疑問を感じる事でしょう。アンティオキア県・メデジンで開催されるタンゴフェスティバルです。コロンビアでは意外にも昔からタンゴが好まれているのですが、これは当時人気絶頂だったタンゴ歌手「カルロス・ガルデル」が今から74年前の1935年6月24日、ニューヨークからブエノスアイレスへの帰途に立ち寄ったメデジンで公演後、現地空港を出発直後に墜落・死亡した事に起因しています。今尚、アルゼンチン国民・そしてタンゴ界では「英雄」と崇められているガルデルが命を落とした場所として、メデジンは「タンゴの町」で知られています。その為、毎年6月24日の命日前後にはタンゴフェスティバルがメデジンで開催されます。メデジンでタンゴ、意外かもしれませんが実は本格的な催しです。

実は首都ボゴタにも「タンゴパー(タンゲリア)」がいくつかあり、その一つが"El Viejo Almacen"という名前です。El Viejo Almacenと言えば、ブエノスアイレスのタンゴパーの名店ですが、ボゴタのそれもちゃんとタンゴショーの舞台があり、何とタンゴの名曲の"SP盤"が店内にずらっと並んでいます。店の中もレトロな雰囲気に満ちており、やはりガルデルの写真が一杯飾ってあります。先年、ガルデルの没後70周年に合わせて当地を来訪された日本のタンゴ界では有名な方が「おおっ、僕がViejo Almacenを訪れたのは、ブエノスアイレス・マドリードに続いてボゴタが"三軒目"だよ!」と感動されていました。

コロンビア国内ではこの時期、他にも多くの町で大小様々なお祭りが催されます。興味のある方はまだ間に合いますので是非とも「南米コロンビアで音楽三昧」を楽しんでみては。そして下記画像は私のホームページトップ画面でも紹介しています"Soy Colombiano(私はコロンビア人)"という曲です。日本を含む在外のコロンビア人にこの画像を見せたら、故郷を思い出して口ずさんでしまうのでは。

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"南米コロンビア旅行"新商品企画セミナーのご案内

日本側の取引先の方から"JATA(日本旅行業協会)"主催の新商品企画セミナー「カリブ・アンデス・アマゾン良い所どりコロンビア」の案内が届きました。下記サイトをご覧下さい。

http://www.jata-net.or.jp/20million/090511_disc60thcolombia.htm ←こちら

南米大陸最後の「秘境」とされているコロンビアへの旅行を"商品"として検討されている旅行会社さん、是非ともご参加下さい。講師は先日当地へ視察の旅をされたFAM TRIPグループのお一人です。

それにしても、先年まででしたらこのような趣旨のセミナーは「タブー」とされていた筈です。それは何よりコロンビア国内の治安問題に加えて「渡航自粛勧告」が発せられていた事にもよります。事実、旅行でもないスポーツの国際大会でさえ当地への参加に際して「都合」により断念させられた団体がいくつもありました。それが今や大手を振って当地への観光を商品として勧められるようになったのは、まさに「奇跡」です。

講師の方から「コロンビアの新型インフルエンザの状況は?」との問い合わせを受けましたが、先日ご案内の通り今後の事は判らず、私の口から「問題ありません」とは言えませんが、少なくとも現時点では「国内二次感染」の事例は報告されていません。

私もこれからまたコツコツとコロンビア国内の見所を個人的に紹介し続けたいと思っています。

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南米コロンビアのちょっと変わったお土産

これからコロンビアへの御旅行を検討されている方々へ、実にくだらないかもしれない「南米コロンビアでの変わったお土産」をご紹介します。コロンビア特産の"コーヒー豆"や"エメラルド"に全く興味がないという方にはうってつけかもしれません

20090511_img_0092 こちらの白っぽい塊(かたまり)。そう、「岩」です。しかしただの岩ではありません。白っぽく見えるのは実は「塩」です。そう、これは「岩塩の塊」です。シパキラにある有名な塩の教会(Catedral de sal)では今年に入って新たに"Ruta de Minero(鉱夫の道のり)"という場所がオープンしました。ここは通常の見学ルートとは異なる場所で、立ち入るにはヘッドライト付のヘルメットと分厚い手袋を着用させられます。この「裏ルート」では面白い仕掛けがあってそれは来てのお楽しみですが、上手くすればお土産に画像のような岩塩のかたまりを持って帰る事が出来ます。ちなみにこの塩、何と!「一億年」前の地層から掘り出したものです。舐めてみれば本当にしょっぱいのですが、これは言い換えれば「塩の化石」です。

20090511_img_0095 こちらは当地で"Arequipe(アレキペ)"と呼ばれているものです。場所によっては"Dulce de leche"とも言います。今回アメリカから来訪されたご夫妻のうち、奥様がこのArequipeを「お土産」に持って帰られました。アレキペ自体はコロンビア以外のラテンアメリカ各国でも生産されており、簡単に手に入るものです。まるで「溶けたキャラメル」のようなねっとりとした形と相当甘い味です。奥様曰く、ケーキ(?)を作る際に砂糖ではなくアレキペを加えると味が良くなるのだそうです。実はこのアレキペをお土産にされた方・特に御婦人方がかつて何人もいらして、その度にスーパーで調達しています。これぞ「変わったコロンビア土産」です。

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こちらは"Palomitas"という名のスナック菓子です。一見すると何でもない普通のお菓子ですが、実はこれ「キャラメルコーン」そのものの味です。市内のスーパーで容易に手に入り、一袋50円前後です。私はこのPalomitasを口にする度「○鳩、キャラメルコーン♪」とつぶやいてしまいます。こちらは「くだらないコロンビア土産版」ですが、話の種には良いかも。

20090420_img_0040 こちらは"Yuca Chips"です。袋に見られる「Yuca(キャッサバ)芋」をスライスしたスナック菓子で一袋120円前後です。Yuca芋自体はコロンビア料理によく使われており、煮込んだり揚げたりして食されます。これはスライスしたものですがポテトチップスとは異なる素朴な食感で、パリパリというよりはボリボリとした固い歯応えです。塩味風で酒のつまみに適しています。日本でこのYuca芋を使ったスナック菓子はまず見当たらないと思いますので、輸出したらもしかするとウケるかもしれません。こちらは「面白いコロンビア土産」でしょう。

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こちらはいわゆるクラッカーですが、使用しているのが先日"Arepa de chocolo"でご案内した「スイートコーン」です。一口食べるとコーンの風味が口一杯に広がり、ちょっと甘めのクラッカーです。クラッカーの中では少々異質な味で、私は気に入っています。コーンの香りが強いこのクラッカーも、日本では目にしないのでは?面白い味ですよ。こちらは「面白い」のか「くだらない」のか?

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コロンビア・ボゴタでの母の日

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今年もやって来ました「母の日」この日はまるで狂想曲の如く、贈り物の花が飛ぶように売れ、レストランは場末の不味い所でさえ客で賑わいます。つまり「一家の主」である母親を最大限もてなそうと、どこの家でも工夫を凝らします。父の日が可哀想なほどです。

道端ではコロンビアが世界に誇る特産の切花がいつも以上に映えるのが母の日直前の光景です。バラやカトレア、ひまわりその他数多くの花を埋め込んだ盛花が道端を飾り、それは男の私から見ても美しい光景です。

ただ、今年の母の日はやはり「経済危機」の影響がはっきりと表れています。例年・特にアメリカの景気が良かった時には実はボゴタ市内では売り物のバラの花が殆どなく、当地ではあまり人気がない「カーネーション」ばかり並んでいました。普通「母の日」と言えば定番はカーネーションですが、当地ではあくまでも「バラ」が主体です。首都ボゴタについて言えば、母の日にバラの花束を抱える人はいくらでも見かけますが、カーネーションの花束を抱えた人を見た事は全く記憶にありません。さすが世界トップクラスの切花生産量を誇るコロンビアならではの事情です。ちなみにバラは首都ボゴタ郊外の大高原地帯が生産地のメッカです。

それが今年はボゴタ市内で見られる花々の大半が、本来輸出に回る筈だったであろうバラが多いのです。統計でも明らかですが、経済危機以降アメリカ向けの切花輸出が激減している影響がはっきりと出ています。

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こちらの道端で売られていたピンクのバラの花束で全24本あります。値段を聞いた所、最後は「投売り」状態で「15,000ペソで持って行ってよ」と、向こうから値下げを打診して来ました。15,000ペソと言えば日本円でおよそ"670円"程度です。24本ありますから1本あたりたったの"28円"!それでも普段の日に比べると「母の日プライス」で多少高いですが、昨年まででしたら母の日という書き入れ時に値下げをしてくる事自体有り得ませんでしたので、やはり不景気の影響が色濃く出ています。

それにしても、母の日に贈るバラが1本あたりたったの30円以下!日本ではあり得ない金額でしょう バラでさえこの金額なのですから、母の日に当地でバラが贈られカーネーションの姿を殆ど見かけない訳がよーくお分かり頂ける筈です。

とはいえ、カーネーションの世界最大の生産地は当地コロンビアです!詳しい数字は分かりませんが、推測するに生産量全体の90%以上、ほぼ全量に近い本数は国外に輸出されていると思われます。そう思える程、少なくとも首都ボゴタで日頃からカーネーションを見かける事は殆どありません。ごく僅かです。

そんな母の日に見かける美しい花々は、目の保養にもなりますね。各画像をクリックすると拡大します。どうぞ「コロンビア産の美しい花々」をご覧下さい。

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