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幻?の南米コロンビアワイン

毎年クリスマスが近づくとチリやアルゼンチンなどの「ワイン大国」からの輸入ワインがスーパーの店頭一杯に並びます。コロンビアでは昔からワインを常飲する習慣はなく、年末に贈答用やパーティーなどで飲む為に消費される程度でした。最も昨今ではチリとの間で"FTA"(当地ではTLC)が締結された事によりチリからの輸入農産品の店頭価格が下がった事で、我々もチリ産ワインがある程度気軽に楽しめるようになっています。

20081215_img_0996 以前から"自己申告"している通り、私は無類の酒好きです。とはいえ日本酒と同じ13%程度のアルコール度数で一度コルクを開けると酸化が進んで翌日まで持ち越せないワインは、私にとって晩酌の友にはちょっと厳しいので普段は殆ど飲まないのですが、この日"Carulla"という全国規模の大手スーパーで他のワインと比較して明らかに値段が安いワインを発見しました。価格は10,220コロンビアペソ(およそ425円)と、チリ産ワインの約半額です。それがこのラベルのワインです。ラベルには"Chile"とも"Argentina"とも書いておらず、アルコール度数が約10%と通常のワインよりも度数が低いのが気になりました。

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"ISABELLA"という銘柄のこのワイン、表をよく見ると"VALLE DEL ALTO CAUCA"と書いてあります。つまりこれはひょっとすると「コロンビアワイン?」と驚き、それなら試しに飲んでみようという事で買ってみました。実際の所、輸入品であれば産地国名が書いてある訳ですし、価格がやけに安い事からこれは「コロンビア国産ワイン」と見て間違いないでしょう。私自身11年間この地に住み続けて、コロンビア産ワインを目にしたのは初めてです。ワイン大国のように一年を通じて四季というものがないコロンビアで、ワインに適した葡萄が果たして育つのか疑問でしたが、"Valle"県は先日ご案内した「コカ茶」の生産も行っているほど山岳地帯が多い所ですので、雪こそ降らないものの寒暖の差が大きく、葡萄棚に適しているのかもしれません。

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さて試飲です。初めての「南米コロンビアワイン」という事で恐る恐る香りを確かめ、一口飲んでみました。結果は・・・「軽い!」という印象でした。

私は日本酒や焼酎・ウイスキー・ワイン等々の"美味しさ"は喉に引っ掛かったときにその余韻で感じていますが、このワインは"重さ"や"渋み"と言ったワイン独特の喉ごしを殆ど感じないままに胃へ到達してしまいます。決して不味いという事はないのですが、ワインというよりも"ぶどう酒"という呼び方がふさわしいようなライトな口あたりです。昔飲んだ「ボジョレーヌーヴォー」に似ています。私は正直な所ボジョレーヌーヴォーは赤ワイン独特の"重み"が足らない為に馴染めなかったのですが、それにとてもよく似た口あたりです。

前述の大手スーパーCarullaではこのISABELLAの白も店頭に並べています。私がずらっと並んだワインの数々を見た所では、コロンビア産ワインと思われるのはこのISABELLLAと、あとは「調理用ワイン」が1瓶あったのみでした。コーヒー大国・コロンビアで生産されたワインは一体どんな味がするのかとびくびくしましたが、とりあえずは飲める味です。ワインの渋みや重みが苦手な方には合うと思います。

実の所、コロンビアでどれだけワインが生産されているのか、はっきりしたデータを入手するには至っていません。その中で首都ボゴタの北およそ100kmほどの"Villa de Leyva"にワイナリーがある事を下記"YouTube"で知りました。

http://jp.youtube.com/watch?v=a7plBMDKHQY ←こちら

この軽い口あたりのコロンビアワインがワイン輸入大国・日本で通用するかは、ワイン通ではない私の印象でも「微妙」だと思います。とはいえ、試飲する価値はありますのでCarulla等でコロンビア産ワインを見かけたら一度試してみて下さい。私ですが、やはりワインは晩酌に1瓶は多すぎました。半分ほど飲んだ所でお仕舞です。

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