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金曜日に遭遇した2つの出来事

今週は日本から来訪されているお客様と共に"小説執筆ネタ"取材で市内を巡っています。そんな中、今日金曜日は2つの出来事に遭遇しました。

市内中心部にある国会議事堂横を歩いていた所、顔見知りの某所運転手に出くわしました。「中に誰かいるの?」と聞いた所、「昨日から日本の外務大臣が来ています」との事で、ビックリしました。「中に入ってみますか?」との誘いを受けたので入ってみた所、中には日本から寄贈された「木材加工機械」がずらっと並んでいて、複数の人々が作業をしていました。

今まで日本政府からコロンビアへ国民への人・物の援助について概要は何となく知っていましたが、青年海外協力隊員等の"人的派遣"の現場は何度か見学したものの、援助物資の「現物」を見たのは初めてだったように思います。

更に進むと、その先では外相の"御夫人"(だと思います)が視察をされていた様子ですが、そこで「ハッ」と我に返りました。

「我々はこの場に招待された訳ではないし、一般平民だし、何より"お呼びじゃない"」

という事で、そそくさと退散しました。ですので寄贈された木材加工機械類がどこでどのように活用されているのか、そこまでは知る由もありませんでした。

日本とコロンビア両国外交関係について、無関心ではありませんのでいつか"堂々"と「取材許可」を得てその場に出くわす機会があれば、ホームページやブログを通じて皆さんにご紹介したいと思っています。ただ、私のような在留"放人"がそのような機会を得られるかは微妙ですが・・・期待しないで下さいね。私は平民ですから。

20081122_img_0958 そしてこの日の取材を終えた帰路に出くわしたのが、ご覧の「先住民族のデモ行進」でした。その数推定で数万人。こちらは日本の外相御来訪と違って前日に情報を得ていた為、時間的にもしかすると遭遇するかもしれないと分かっていました。お客様の方は先住民のデモ行進には関心がなかったので車を止めて「取材」という訳にもいかず、それでもお客様にすみませんと平謝りして撮ったのがこの光景です。

コロンビア国内は未だに多くの先住民族が住んでいます。北部の海岸地帯、アマゾン川流域や南部の山岳地帯など広域にわたっていますが、長年にわたり迫害を受け続けており、先日大統領との直接対話を求めたものの一向に受け入れられず、その間にも治安部隊からの攻撃や先住民族のリーダーなどが暗殺される事態となり、ついに首都への抗議のデモ行進が始まり、金曜日のこの日、市内中心部にあるボリーバル広場へ到着しました。

20081122_img_0959 ちなみに撮影したこの場所は、以前大量の「雹・ひょう」が流れ込んで車が埋まってしまった画像が世界中に打電された"立体交差"地点です。画像では判り辛いですが、デモ行進には各地の伝統衣装をまとった先住民の人々の姿が多数見られました。

エクアドル・ペルー・ボリビアなどでは、先住民の地位がある程度・又はそれ以上確保されていて首都でも民族衣装をまとった先住民の姿を見る事が出来ますが、コロンビアでは大都会ボゴタで伝統衣装姿の先住民を見る事はまずありません。私が知る限り、政府から公式に保護されているのは国内北部・サンタマルタ付近にある「タイロナ国立公園」に住んでいる"タイロナ族"くらいだと思います。

コロンビア国内にいる先住民族は、昨今「先住の地」を追い出され、虐殺され、駆逐されていると聞き及んでいます。私はこの国において外国人という身ですのでコロンビアの内政に口を出すつもりはありませんが、一つだけ気になるのは大統領が何故先住民族との直接対話を拒否し続けたのかです。デモに参加した人々は"先住民の地位確保"を政府に求めているようです。地位向上は難しいかもしれませんが、せめて「そっとしてあげられないものなのか」と、外国人の私は思います。

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