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コロンビアのおみやげ

日本の友人・知人・取引先への「コロンビアのおみやげ」と言えば大体決まっています。コロンビアは実は「知られざる民芸品の宝庫」でもあります。各地で様々な伝統工芸品が作られている事は日本を含めあまり知られていないと思います。ただ、民芸品はかさばる事と形状が崩れるものもあるのでおみやげには難しいです。手っ取り早いのが食品類ですね。

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コロンビアのおみやげの代表格と言えば「コーヒー豆」でしょう。こちらは市内北部にある専門店"Cafe Don Pedro"で販売されている「エクセルソ」という等級の豆です。豆の良し悪しは"スクリーン"と呼ばれる独自のサイズが目安の一つとなっており、エクセルソは最高級豆「スプレモ」の次に大きいサイズで高級品種とされています。この店でローストされる豆は香りが高く、Don Pedroは知る人ぞ知る名店です。当地在住の日本人の方々にも当然知られています。値段は1ポンド(およそ500g)入りで16,000コロンビアペソ(およそ820円)です。日本では100gいくらという買い方ですが、当地・そしてこの店では250gが購入の最小単位です。100gあたりですとおよそ160円ほどですね。実はこれは当地ではかなり高い価格なんです。スーパーで販売されている低品種の豆ですとこの半額から三分の一程度です。

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前述の豆は日本在住の友人・知人には「香りが良い」と好評で、おみやげとしては質が高いものです。とはいえ日本で買うコーヒー豆は結構高いのでコーヒーメーカーを持っている人は少ない筈です。持っていない人や取引先には「インスタントコーヒー」を買っていきます。ご覧のものは国立コーヒー生産者連合会(FNC)のイメージキャラクターである「Juan Valdez」の名を冠したものです。と言えばお分かりの通り、これはFNCが自ら生産・販売しているインスタントコーヒーです。それまでは"Buen Dia"という名前でしたが、最近このタイプが初登場しました。値段は190g入りの大きいサイズが12,000コロンビアペソ(およそ620円)です。日本で販売されているインスタントコーヒーの半額くらいでしょうか。しかも100%コロンビアコーヒー豆使用です。

20081020_img_0946 コロンビアと言えば先日ご案内した通り、実は世界有数の「カカオ豆」生産国でもあります。その為チョコレート製品の数がかなり多いのも特筆されます。"oma"というコーヒー豆の焙煎業者兼店舗が以前から販売しているのがこの「CHOCO CAFE」と呼ばれるものです。これはローストしたコーヒー豆一粒をチョコレートでコーティングしたものです。食べてみると中にはコーヒー豆がそのまま入っていますから、"ガリッ"と歯応えがあり、かすかにコーヒーの香りが口に中に広がります。これも友人・知人には好評です。コロンビアの二つの特産品が合体した名品です。

20081020_img_0942_3こちらは意外と言えば意外、普通と言えば普通の"Arequipe"と呼ばれる練乳加工品です。練乳よりも更に水分が少なく、例えて言えば直射日光にさらされて溶けてしまったキャラメルのような感じです。コロンビア人はこのArequipeが好きなようですね。在日コロンビア人にはウケが良い一品です。画像に小さなスプーンがあるのは、右にある50g入りのArequipeをそのまますくって食べる為です。私も極度に疲れた時にこのArequipeが食べたくなります。

"コロンビアのおみやげ"は他にも多々ありますが、私の定番はいつもこんな感じです。旅行などで当地を訪問される方々にもお勧めします。

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