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特注おにぎり弁当と日本人ガイド

20080926_img_0808 今回のコロンビア花卉生産会社視察ツアーの一行に「おにぎり弁当」を特注しました。日本の皆さんからすると単なるおにぎり弁当です。実は、私自身11年間の職務の中でツアー参加者の方々へこのような特別な手配をしたのは初めてです。

世界有数の生産量を誇るコロンビアの花卉はその全てが首都ボゴタ郊外の大規模な農園・ビニールハウスの中で手掛けられており、今回の一行は首都ボゴタには実質寝泊りするだけで、あとは滞在中全て郊外の村々を巡られました。特に初日は正午過ぎに隣国エクアドルからボゴタ空港へ到着され、その足ですぐに30分程の距離にある郊外の視察先へ向かった為、レストランで食事をする時間など組んでいる場合ではありませんでした。昼食時間がなければテイクアウトのボックスランチしかありませんが、まさかハンバーガーをかじってもらうのは失礼ですし、そこでひらめいたのがこの特注おにぎり弁当でした。

と言っても、日本から遠く離れた南米・コロンビアでおにぎり弁当とは、ひらめいた方も無茶な事は承知しており、ひらめかれた某日本食レストランさんも困惑されたでしょうが、結果はこのような見事なお弁当を21個用意してくれました。そしてお弁当に欠かせないペットボトル入りの「お茶」も、先日皆さんにご紹介した"魚屋"・HIPERMARで調達できました。一昔前でしたらこのようなおにぎり弁当+お茶の組み合わせはかなり困難な手配であり、当地の情勢は確実に変わりました。

この手配には私自身の「思惑」もあり、一行が日本から直接来訪されたのでしたら大して喜ばれる事もなかった筈ですが、隣国エクアドルの博覧会視察で数日間日本食を口にされる機会がない事を見越して「ちょっと一息」というつもりでご用意した所、若年の方からご年配の方まで大いに気に入って頂き、移動のバス内で拍手喝采でした。特にサーモンは手間をかけて「塩ジャケ」風にして頂き、これがとても好評でした。

私自身が年間を通じて「日本人ガイド」として働く事はそう多くありませんが、過去には30人以上のグループが国際会議でカルタヘナへ来訪された際、本来グループリーダーの大物会長の世話をするべき事務局の女性が極度の緊張からか高熱を発して倒れてしまい、HILTONホテルのシェフに頼み込んで厨房に入れてもらって「そうめん」をこしらえた事もありました。11年間の職務の中で様々な事例に対処したノウハウがあり、その中で日本人ガイドに求められる特殊性が少しは分かってきたような気がしています。

グループも20人ともなれば、宿泊先ホテルに到着した際にはチェックインにかかる時間を極力少なくする為に個人データを予め取り寄せておいて、宿泊表にはサインだけをしてもらう。禁煙・喫煙ルームのリクエストを事前に入手しておく、宿泊先は簡単な買物が出来るよう、すぐ近くにスーパーがある所にする等、コロンビア人にはまず考え付かないようなこと細かな気配りも、日本から来訪されるグループには必要だと思います。

とはいえ、私自身は日本で旅行業に従事した事は一度もないのに普段の職務は端末を操作しての航空券予約・発券、チケットデリバリー、集金から法人・個人営業まで幅広く、これも11年間の中で同業他旅行社にライバルというものがなかった為、とにかく一人で何でもこなさなければならない必然性からガイドも加えてあらゆる仕事を手掛けています。日本の旅行会社で一人でここまでやっているケースはあまりないのでは?

加えて時間を惜しんでホームページやブログも作っており coldsweats01 その時々で得る事は多々ありますが、例えばガイドも「単に日本語が話せる」というレベルではなく、コロンビア国内でたった一人しかいない日本人ガイドを雇う意味と価値を、仕事ぶりによって分かってもらいたいと自身のレベル向上を考え続けています。おにぎり弁当の手配はそのほんの一例です。

とはいえ、私は当地コロンビアでいわゆる「公認ガイド」の資格を持っている訳ではなく、前述の通りライバルがいない現状では全てが「自己流」であり、日本で資格を持って活躍されているガイドさんの比ではありません。しかしながら今自分が手掛けている手配・営業・ガイドの職に関して、コロンビア国内で同業にライバルが現れたとしても負けない自信があります。その上で現状に奢る事無く「日々向上」を目指して努力をし続けたいと思っています。

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