コロンビアの巨大な花卉産業事情を視察
日本フローラルマーケティング協会及び加盟社の一行20名様が日本から来訪され、コロンビアの花卉産業事情を視察されました。私自身は普段航空券予約や発券・営業などの職務が主で、ガイドとして働くのは年間を通じてそう多くはなく、数名のグループの観光ガイドはそれでも度々ありますが、今回のような視察目的での20名という大人数グループの宿泊・移動・その他全ての手配は久しぶりでした。9月25・26の2日間行われた当地花卉企業各社の視察の様子は、別途当方のホームページ上でもご紹介したいと思います。
9月25日に隣国エクアドルの博覧会視察を終えた足で当地へ来訪され、ボゴタ空港到着後すぐに最初の視察先へ向かい、翌日は朝7時前にホテルを出発して一日でに4社を視察するなどハードなスケジュールでした。その中で皆様が得られたものは少なくなかったと思っています。私も全行程に同行させて頂きましたが、「コロンビアの花卉生産はとても巨大な『世界的産業』である」事を改めて実感しました。視察先では社長自らが将来の取引先になり得る日本から参加の各社の方々へ英語で熱心に説明されていました。
私のホームページでは画像特集としてYouTube上でボゴタ空港への着陸直前の様子を投稿しています。その中で巨大なビニールハウス群がいくつも見られますが、今回のグループ一行の同行でそのビニールハウス群の中を見学する事が出来、私にとっても貴重な体験でした。また、切花を束ねて諸外国へ輸出する為の労働力として相当数の女性が朝6時過ぎから働いており、コロンビアの花卉業界全体では直接・間接雇用で数万人にも及んでいるのが改めて分かりました。失業率が10%を超えるこの国では女性にとって貴重な働き口の一つでもあります。
こちらは改めてご紹介します「コロンビア花卉輸出業協会」(Asocolflores)の玄関に飾られていた色とりどりのカーネーションです。奇麗ですね。コロンビアの首都ボゴタは年間を通じて気候が一定で、厳しい寒さや暑さといった極端な気温の変化がないのがここまで花卉産業が巨大化した理由の一つかもしれません。
今回の当地花卉産業視察ツアーに関してはまたご案内します。
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