絶対にコロンビアでしか食べられないオリジナルセビチェ
実はこの内容は以前から投稿したかったものです。"セビチェ(Ceviche)"といえば、ペルーを中心とした太平洋岸諸国でよく食べられている、いわゆる「マリネ」です。こちら←にセビチェの画像と作り方のレシピが紹介されています。さっぱりした味で私も「本場のセビチェ」は大好きです。
ペルー・チリ・エクアドル・そしてコロンビアを抜けてパナマでもセビチェの姿はほぼ同じなのですが、コロンビアではなぜか他の国々と「全く」様相が異なるのです。まずはこの画像。どこの店でも同じなのですが、作り方はまずエビとタマネギのみじん切りに少量の「マヨネーズ」を加え、そこに何と!たっぷりの「ケチャップ」をドボドボと注ぎ込みます。その量たるや半端ではなく、画像にケチャップの瓶が見られますが、店によっては業務用の五リットルは入りそうなものを使っているほどです。ペルーの人が知ったら「嘘だろう・・・」と絶句する事間違いないはず。その後、ビネガー・オリーブオイル・ライムなどを入れてよーくかき混ぜて、はい、出来上がりです。前述の「ペルーのセビチェ」のレシピには、マヨネーズもケチャップも入っていませんから、これは間違いなく「コロンビアのセビチェ」(Ceviche Colombiano)です。
そして完成した「コロンビアのセビチェ」がこの画像です。この色!他の太平洋岸諸国に住んでいる方々や「本場のセビチェ」を食べた事のある方でしたらまず間違いなく絶句する筈です。色がケチャップそのものではなく若干薄いのは、マヨネーズが入っている為かも知れません。これを「魚介類のマリネ」と言うにはあまりにも無理があります。しかしこれは「子供のままごと」では決してありません。私は"ちゃんと"6,900コロンビアペソ(およそ460円)を払ったのですから。この金額は一番小さいサイズのものです。一番多い量ではこの二倍の金額です。ちなみにこの「コロンビアのセビチェ」は、山奥にあるボゴタだけではなく、例えば海岸沿いのカルタヘナその他国内どこの町でもこのスタイルです。ですので、ケチャップが品切れになるとコロンビアではセビチェが食べられなくなります。
こちらは別の「セビチェ専門店」で見かけたカクテル風に盛られたコロンビアのセビチェです。ちょっとお洒落ですが、よく見るとやはり「ケチャップソース」は欠かせません。日本のコロンビア料理店でこの「コロンビアのセビチェ」を提供しているのか存じませんが、少なくともペルー料理店でコロンビア風セビチェを出したら、店主は「ふざけるな!」と殴られるか怒鳴られるかでしょうね
私はテイクアウトしたこのコロンビア風セビチェを食べようか否か、実はこの時間迷っています。結果は・・・書かない方が良いですね。この間A型肝炎の予防接種を完了したので大丈夫だと思いますが。あっ、このコロンビア風セビチェは国内のスーパーでもパック入りで販売していますので、気が向いた方は「絶対にコロンビアでしか食べられない」のでお試しあれ。
次回のコロンビアグルメ編は「絶対にコロンビアでしか食べられない"大量のもやし入り"黒チャーハン」をご紹介したいと思います。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 世界のベストレストラン50常連・首都ボゴタのLeoでランチ(2023.07.21)
- 衝撃の味・コロンビアゲイシャコーヒー(2021.11.15)
- コロンビア産カットアボカド、全国のセブンイレブン店舗で発売(2021.03.30)
- 苦境に立つ首都ボゴタ・コロンビアの飲食業界(2020.07.05)
- 店名は明かせない(笑)ボゴタの街並みと美味しい食事を楽しめるレストラン(2019.09.29)
最近のコメント