コロンビア先住民の金製品が黄金の国・ジパングへ
「デタァ~」
というのが正直な感想ですね。先日ご案内しました、東京・国立科学博物館で開催される「黄金の国ジパングとエル・ドラド展」に向けて、コロンビアの国宝・黄金細工の数々が無事に当地を発ちました。
事前に話は聞いていましたが、やはり「国宝」が動く為に機関銃を持った警察の特殊部隊が大挙して空港に到着し、黄金細工を詰めたスーツケースは航空会社のカウンターに立ち寄る事なく、そのままキャビン(客室)まで運ばれていきました。国宝が機体へ向かった後も暫らくはご覧の通り、空港ターミナル前に部隊の一部が残って睨みをきかせていました。想像はしていましたが、やはり凄い光景でした。
この日は博物館側の方で、警察・税関・空港当局に対する「国宝出国届」を用意してあったので特に混乱はありませんでしたが、自分としては当然初めての事でしたので、この日まで緊張が続いていました。「もしもトラブルが発生したら」と心配していたのは当然です。
いよいよコロンビアの至宝が「黄金の国・ジパング」の地を踏む事になり、あとは皆さんへのお披露目の日を待つばかりです。私はあいにく期間中に日本へ行く事はありませんが、多くの方々が「"エル・ドラド"の国・コロンビアの至宝」を目にされる事を願っています。
今回の仕事は私の11年間の職歴の中で金額もさる事ながら、受託内容としても最も重大なもので、人間様のVIPよりも難しい仕事だったと思います。食事もとらない「荷物」の為に座席を確保すること自体初めてでしたが、それが国家にとって「最重要品」である為、非常に気を遣いました。例え人間様の重要人物に関わったとしても、余程の事がなければコメントする事はありませんが、今回の件は一生の思い出に残る一つですので、気持ちがちょっと高揚している事も事実ですね
「日本・コロンビア外交樹立100周年」関連行事のうち、日本で開催されるイベントに関連していくつかにちょっとだけ関わらせて頂く事が出来、正直とても有難く思っています。仕事の方はこれからも続きますが、今回の国宝の搬出という特殊ケースで奢らず、原点に返って航空券一枚の手配から誠意を持ってお客様の方々に接したいと思います。
あっ、それと先日コメントしましたが、かれこれ昨年の10月から休暇を取っていないので、今月のいつか分かりませんが、数日「音信不通」にさせて下さいね
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