首都ボゴタ・路線バス事情
首都ボゴタは人口およそ700万人の大都会ながら、鉄道や地下鉄等の大量輸送手段がなく、市民の足は路線バス・タクシー・そして先年開通した専用レーンを走る二連式バスを使った「トランスミレニオ(TransMilenio)」に限定されています。そのうち路線バスは市内のほぼ全域を網羅している為、朝夕の時間には「バスの群れ」がもの凄い排気ガスを撒き散らしながら走って行くのがボゴタの光景です。
このバス、凄すぎると思いませんか?このご時世、未だに現役の「ボンネット型バス」です。実はついこの間までこの一世代前の更に古いボンネット型バスが大量に見られました。それらはさすがにボゴタ市の条例により営業走行が不可能となり、廃車処分となりました。この画像のボンネット型バスは次世代のもので、現時点で辛うじて処分を逃れているものでしょう。
これは"Buseta"と呼ばれる中型のバスです。 よく見ると、ボゴタ市内を走る路線バスは色も車種も様々な、非常に多くの種類があります。根気よくその全てのバスの種類を撮影すれば本当に「ボゴタ市の路線パス全巻」が出来てしまうほどです。とは言え、日本のように親切に「バス路線図」がある訳ではないのにその路線網はあまりにも多く、市民でさえ「○○は通過するの?」と聞いている程です。通過する場所は車体前面に表示板がありますので、利用者はそれで判断する事になります。その路線を常に利用する客であれば簡単ですし、初めて利用する人には訳が分からない、そんな感じです。
このバス「ド派手」ですよね!以前ある方が「ボゴタのバスはインド製ですか?!」とコメントしましたが、ひょっとするとこのバスを見て驚いたのかもしれません。このタイプのバスは私がこの地に来た当時から見ていますから、実に10年以上使っている筈ですね。最近、日本から日野自動車製のバスが入って来ている事もあり、バスのモデル自体は随時新しくなっては来ています。それでもこのような旧来型のバスもあり、首都ボゴタの路線バスの車種というのは本当に凄い数ですよ!どなたか報酬を頂けるのであれば、それら全車種を撮ってきますが(笑)多分30種類くらいあると思います。 ちなみにボゴタのバスは全て「民営」で、路線ごとに異なる多くのバス会社が関わっているようです。
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