ボヤカ県ビジャ・デ・レイバ
ボヤカ(Boyaca)県ビジャ・デ・レイバ(Villa de Leyva)へ日帰り出張しました。ここは首都ボゴタから車でおよそ3~4時間程度の場所です。ボヤカ県都・トゥンハ(Tunja)の町を経由する場合には途中いくつもの峠越えがあり、標高はおよそ3,000mを超え、雲が流れる中を走行します。この町の特徴は、スペイン侵攻軍がこの地を統治し始めた直後に建てられた建築物・そして昔は南米一広いと言われた美しい石畳の広場等々、中世の街並みがそのまま残っている所です。この町に関するリポートは、私のホームページ"未知の国・コロンビアからの便り"の中でかつて投稿しています。当時はテレビドラマ「怪傑ゾロ」の撮影中でした。
町の中には古いもので築400年以上の建物がいくつもあり、白い壁によって一層映えています。町の中心部の道は全て石畳が敷かれており、車で通行する事は困難です。その為散策は徒歩が条件となりますが、それとてデコボコとした石畳の上を歩きますので、足裏のツボを絶えず刺激されているような感じです。
この町は中世の時代に戻ったような錯覚を覚える古い情景の他に、周辺では未だに「化石」が発掘される場所でもあります。市内のいくつかの場所にはアンモナイト等の化石がそのまま埋め込まれている箇所もあり、町の外れには恐竜の化石が横たわる「化石博物館」もあるほどです。
この建物の基礎は1500年代中盤に建てられたものです。今回我々は首都ボゴタから日帰りで訪れましたが、ビジャ・デ・レイバの町の中心部にはこれらの古い建物をそのまま利用した宿泊施設が多数あり、この日は欧米のバックパッカーなどの姿を見かけました。勿論首都から日帰りで行ける町ですが、喧騒とは無縁の静かなこの町に一泊するのも良いと思います。
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