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土地バブル狂乱の波

Juanvaldez033101 最近ボゴタ市内のあちこちで「あれっ、ここにも!」と言うほど"増殖中"のコロンビアコーヒーブランド"Juan Valdez"直営カフェテリアですが、ここは「総本山」とも言えるコロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)本部の目の前にある一号店です。

どうやらこの一号店が近日中(この一ヶ月中と聞いています)に閉鎖され、裏手にあった民間経営の駐車場跡地と共に「ホテル」になるそうです。現に、裏手は既に閉鎖され、高いトタンに覆われています。

このJuan Valdez Cafeは、シルバ現FNC総裁が積極的に進めている「攻めの経営」のモデルでもあります。つい先年までおよそ20年にわたって「コーヒー業界のドン」として君臨していたカルデナス前総裁の後を引き継いだ後、同様に受け継いだ巨額の債務減らしの一環として、元々駐車場だったこの地をモダンなカフェテリアに変えたのが始まりです。つい数年前までのコロンビアでは、このようなスタイルのカフェテリアは存在せず、画期的な事でした。

シルバ総裁にバトンタッチされた後、保有していたAvianca航空株を全て売却したり、コロンビアコーヒーをFNC自ら売り込むなど随分と変わりましたが、このJuan Valdez Cafeの敷地売却が本当の話ですと、もはや土地を高値で売却する・若しくはホテルとして運営する方が得策と考えたのでしょうか。

現に首都ボゴタではここ数年「土地バブル」と言えるほど、もの凄い勢いで地価が上がっています。私の住んでいる地区でも毎年10%以上の上昇です。見渡せばあちこちで複数階建てのアパートの建設が始まっており、それまであった昔ながらの土地付き一戸建て住宅がどんどん姿を消しています。中には買ったその時点ですぐに転売する「不動産ころがし」目的も今や常態化しています。それでも儲かりますし、買って数年であればまず間違いなく高値をつけて売ることが可能です。その根拠が市が算定する評価額の異常なほどの上昇です。

Bogotahilton_033101 そしてこれは同じFNC総本部の真横というか裏手と言うか、とにかく隣の敷地に建設が始まる"BOGOTA HILTON HOTEL(若しくは系列ホテルか?)"の現場の模様です。2つの建物が完成すると、FNC本部の目の前、そして横にホテルが2つオープンする事になります。ここから半径数十メートルから200メートル以内には日本大使館を始め主要日系企業が点在する、首都ボゴタの経済の要所でもあります。

先日一部の報道機関が報じていましたが、近い将来ボゴタの主要地区から"土の地"つまり土地というものが姿を消してしまうのではないかと危惧されるほど、昨今の建設ラッシュは異常を極めています。Juan Valdez Cafeのような広い空間は現在、土地ブローカーの格好の標的になっているのでしょうか。

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