路上の花売り
休日のひと時、路上で見かけたバラの花売りの光景です。値段を聞いた所、一束12本入りで6,000コロンビアペソ(およそ340円)でした。一本あたり"28円"です!私が知る限り、別の場所ではこの半額で売っているケースもあります。
コロンビアは世界でも屈指の切花生産国であり、首都ボゴタの近郊には大小様々な切花生産会社の巨大なビニールハウス群が見られます。それが故にバラなどの切花は安く、そろそろ近づいている「母の日」にはカーネーションではなく、バラを贈るのが一般的です。普段は安いバラですが、この頃になるとボゴタ市内に出回るバラの数は激減し、市内での入手は困難となり大抵が輸出に回されます。残ったのはあまり人気がない「カーネーション」と言った具合です。
ここで売っていたバラの花は少々開き気味でしたが、ロシアでは逆に完全に開ききったものでないと売れないのだそうです。先年切花輸出会社で伺った話です。日本へはその反対で、花が開くタイミングを逆算してつぼみの状態で出荷するようです。いずれにしても、バラが一本あたり20~30円程度で手に入る、さすが切花輸出大国コロンビアらしい話です。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 経済低迷真っ只中のコロンビア(2024.06.02)
- 一時帰国で感じた日本とコロンビアの差・違い(2024.04.28)
- ボゴタ日本人学校きさらぎ祭3年ぶりに開催(2023.02.06)
- 2022年を振り返って (2022.12.31)
- 2022年三が日日記(2022.01.05)
最近のコメント