雨期のボゴタ市内観光とChocoShow見学

11月のボゴタは例年雨期真っただ中、その中での市内観光ご案内は雨に配慮する必要がありなかなか難しいのが常です。少しの雨ならまだしも大雨の中で徒歩による観光は気持ちが萎えてしまう事もあります。
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この日もすっきりしない天気でしたが辛うじて展望スポットから画像の光景をご覧頂く事が出来ました。ここはボゴタ市内を360度一望出来る知る人ぞ知る穴場的観光スポットです。ここから見学出来るのは週末に限定されています。ちょうど土曜日だった事もあり、また運良く雨が全く降らなかった為見学が可能になりました。
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そしてこの日は偶然開催されていた年に一度のチョコレート関連の大きなイベント"ChocoShow"をご案内しました。チョコレートというと板チョコなどの「食べるチョコレート」を思い浮かべると思います。ここコロンビアではコーヒーは勿論よく飲まれますが、そのコーヒーよりも歴史があり広く飲まれているのが「ホットチョコレート」です。コロンビアはコーヒー豆の産地であると共に、良質のカカオ豆の産地でもあります。
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基本的な話になります(と言っても自分はカカオ業界関係者ではなく調べた情報に基づきます)チョコレート製品は固形系と飲料系があり、カカオの含有率により甘さが異なる褐色の固形チョコレート、そしてカカオ豆から抽出したカカオバターを元に作られるのがホワイトチョコレートのようです。そして飲料系はカカオバターを含むのが濃厚な味になるホットチョコレート、そしてカカオ豆からカカオバターを抽出して加工したのが「ココア」になります。コロンビア国内で広く一般的に飲まれているのはココアではなくカカオバター入りのホットチョコレート(当地ではチョコラテの名)です。コロンビアでチョコレートと言えば通常固形の方ではなくホットチョコレートを指します。
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ツアーを御利用頂いたお客様は職場へのお土産用として板チョコやインスタントホットチョコレートなどをどっさりとお求めになられました。前述の通りコロンビアのお土産と言えばコーヒー豆が浮かびますが、実はチョコレート製品もお勧めです。是非ともコロンビアの良質のカカオ豆を使用したチョコレート(固形)を食べ、濃厚な味のホットチョコレートも飲んでみて下さい。


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メデジン出張

先日コロンビア第二の都市メデジンに出張しました。前回いつメデジンに行ったのか覚えていない程久しぶりでした。2日間の滞在記録を記したいと思います。
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早朝首都ボゴタを発ち空路でメデジンに向かいました。途中「富士山」にそっくり・まさに「コロンビア富士」とも言える標高5,215mの「トリマ山(Nevado del Tolima)」や、噴煙と万年雪が同時に見られる標高5,321mの活火山「ルイス山(Nevado del Ruiz)」の姿が機内からはっきりと見えました。
今まで機内からは何度かルイス山は見た事がありますが、トリマ山を間近に見たのは初めて・しかもルイス山と両方見たのも勿論初めてでした。この日のフライトは車よりも揺れが少なくまるで宙に浮いているような巡航飛行だった事もありカメラのピントがバッチリ合い、とても幻想的な光景でした。飛行ルートによる為保証は出来ませんが、早朝にボゴタを発ちメデジンに向かうフライトでは左窓側に席を取るとこれらの姿を見る事が出来るかもしれません。
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今回のメデジン訪問目的の詳細理由は割愛します。主たる訪問先は「動物園」でした。メデジン空港から市内へは長いトンネルが開通し、以前は山道をくねくねと曲がりながら市内へ向かっていましたが、現在はトンネルの開通により時間が短縮されルートも快適なものになりました。
そして訪問したのは2020年までは「サンタフェ動物園(Zoologico Santafe)」の名前で現在はParque de la Conservacion(直訳すると保護公園)です。
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園内敷地の約半分はコロンビア国内に生息している希少種や絶滅危惧種の動物達が暮らしているエリアです。ここでは怪我を負ったり絶滅の危機にある動物達を保護し、且つ一般公開しています。正確な根拠はないのですが係員曰く保護を主目的とした動物園は世界でもここメデジンともう一つしかないとの事です。なるほど確かに園内をくまなく歩くと日本ではまず見かけない動物達の姿に接します。
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保護されている各動物達は説明版(スペイン語表記)により詳しく知る事が出来、希少種は黄色・絶滅危惧種は赤のマークでそれぞれ案内されています。南米大陸・そしてコロンビアには固有種も含め数多くの動物達が生息し、コロンビアは鳥類及び蝶の生息数ではそれぞれ世界トップレベルですが、他方絶滅が危惧される動物達もいる事をここで知らされます。
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肌の一部が赤いこのミニ猿はパナマ及びコロンビアの太平洋岸部にのみ生息している絶滅危惧種の動物です。この保護公園では多くのサル達が生活していますが一部は絶滅危惧種に指定されていて、自然破壊の現実を感じました。
この自然公園ではここではご紹介出来ない別の動物の姿を見る為にボゴタから出張しました。それについても割愛させて頂きます。
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メデジンで特筆すべき事の一つに「食生活」があります。首都ボゴタは標高が高い土地柄の為スープなど体を温める料理が多く、全粒の米をよく食べます。これに対してメデジンは米も食べますがそれ以上にトウモロコシ粉を使った「アレパ(画像の白く平べったいもの)」が好んで食べられます。パイサ(メデジンを含むアンティオキア地方の別称)」の生活にアレパは欠かせないもののようです。
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左画像はアレパと当地ではチョコラテと呼んでいるホットチョコレートです。パイサは揚げエンパナーダ(餃子に形が似ています)・チョリソ・豚の皮部分を揚げた「チチャロン」などとにかく粉もの系や油をたっぷり使ったものが大好きです。チキンにしてもボゴタは炭火などで焼く「ローストチキン」が主流なのに対し、メデジンではたっぷりの衣を使って揚げる「フライドチキン」が主流で実に多くのフライドチキンの店を見かけます。多くの店は一ピースから販売していて道を歩けばフライドチキンの姿ばかりを見かけるような一角さえあります。ボゴタではここまで油系・粉もの系は食べません。
自分の個人的感想ですが、高たんぱく・高脂肪・高カロリー+油・塩分の高いものが伝統食であるメデジンはコロンビア第二の都市ながら食生活に関してはコロンビア国内きっての「不健康都市」だと思います。それが証拠にという事でもないと思いますが、メデジンの人々はボゴタの人々と比較して明らかに肥満体質が多く、男性は腹・女性は腰から尻周りに顕著に表れています。

今回のメデジン出張で感じた事ですが、かの地はコロンビア国内で唯一鉄道が市民の足になっていて近代的都市としてもてはやされている一方、市内を走るバスは旧式のものが多く排ガス規制などに考慮しているのか疑問、且つタクシーやUBERなどの利用料金が走行距離と金額との比較では首都ボゴタと比較してかなり割高に感じました。
ホテル宿泊料金も以前はとても割安感を感じたのですが今はその逆で、このレベルでこの金額かという程首都ボゴタと比較して相当割高に思います。メデジンには昨今ヨーロッパなどから多くの観光客が来訪していてその数はボゴタよりも多いのではと錯覚したほどです。それもあるのか、或いは別の理由があるのか分かりませんが日本の一部のバックパッカーの間でメデジンは「聖地」とさえ称する人もいるようですが、私には宿泊料金が安くなく、移動コストも鉄道以外は総じて割高・伝統食も不健康なものが多いのに快適なのかと疑問にさえ思います。

また、パイサは昔はコロンビア国内では最も優しい性格としてつとに有名でしたが、少なくとも私が滞在した2日間では昔の印象が完全に崩れ去りました。一度や二度なら偶然でしたが、ホテルやレストラン、スーパーなどかなり多くの場面で不愛想・ぶっきらぼうな対応を受け、挙句の果てにはアポイントメントを取っていたにもかかわらず当日完全にすっぽかされ電話やメッセージにも全く応答せず、とんでもない目に遭いました。昔のパイサは堅実・勤勉な性格でしたが印象総崩れです。誤解のないよう申し上げますと、パイサの全てがそうだった訳ではありません。首都ボゴタの人々はドライですがスペイン語を話す外国人に対して「普通」に接します。今回接した複数のパイサ達に普通・良い印象がなかった割合が多かったという事です。

今回のメデジン出張では色々ありましたが、ともあれ目的自体は遂行しました。次回メデジンに出張する際にはまた好印象を残してくれる事を願っています。その前に絶食してから現地に行かないとメタボ一直線になってしまいそうな気がします(笑)


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ボゴタ在留邦人向け・地ビール醸造所と別荘+コーヒー農園ツアー催行

先日告知通り、先日首都ボゴタにお住まいの日本人の方々向けに企画した「地ビール醸造所と別荘+コーヒー農園ツアー」、約30名様のお申し込みにより好天の中無事催行出来ました。自画自賛ですが美味しい地ビール各種を試飲して頂きコーヒー農園では赤い実の収穫体験、一日でこれだけ楽しめるツアーはコロンビアではおそらく史上初ではないかと思います。
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今回のツアーは首都ボゴタの隣・FUNZAにあるLINO Brewing様と共同企画により催行しました。韓国人の御主人と日本人の奥様の御夫妻が経営するこちらのLINOさん醸造所内見学からツアーはスタートしました。
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ビール醸造所内部の見学自体普段あまり出来る事ではなく、その意味でも今回のツアーは参加された方々・そして自分にとっても有意義なものでした(ご参加頂きました方々からお顔を出す許可を頂いていませんので、プライバシー配慮の点から画像を加工しました)
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LINO Brewing様では様々なタイプのビール・及びウイスキー等の製造をされています。ビール製造過程・そしてウイスキー醸造用の樽など、色々とご説明頂きました。
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醸造所内見学の後はLINOさんで作られている様々なタイプのビール・そして同じモルトを使ったウイスキーなどを味わって頂きました。お酒が飲めた方には楽しい一時だった事と思います。
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LINOさんの醸造所見学終了後、一団となって次の目的地である弊社ANDES TOURS社長家所有の別荘に向かいました。LINOさんからは一本道で約一時間少々、その間に標高約2,600mから一気に1,000m近く下がり心地良い気候に変わりました。
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別荘があるクンディナマルカ県ササイマは標高約1,500m、ここまで下がると程良い暑さが心地良く、空気もボゴタより濃くなります。ボゴタは雨期の関係で肌寒く凍える事もあったのでとても快適でした。
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昼食をお取り頂いた後、別荘内にあるコーヒー農園ツアーを行いました。敷地内には約1,700本のコーヒーの木々があり、これから収穫期を迎えコーヒーの実が色付いてきました。コーヒー農園の規模としては中規模・ツアーを行う条件は全て整っています。
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ツアーではコーヒーの苗木その他色々な場所をご案内し、最後には赤い実を手摘みで収穫して頂く体験もして頂きました。ボゴタから車で約2時間の距離で実現出来るコーヒーの実収穫、ご参加頂いた方々も喜ばれた事と思います。
今回のツアー、実現出来るか当初は不安でしたがあっという間に定数上限に達し、成功裏に催行出来た事をとても喜ばしく思います。

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コロンビアが世界に誇る竹建築

先日、建築デザイン関係の国際学会が首都ボゴタで開催され、日本からプレゼンターとしてお客様が来訪されました。スペイン植民地時代から南米大陸きっての文化都市として名高かったボゴタは今でも各種学会が数多く行われる都市です。
学会セッションの間でボゴタ近郊などをご案内した中で、通常の観光ツアーでは滅多にご案内する事はない場所もご紹介しました。
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こちらはボゴタの西端にある一見すると何気ない橋です。実はこの橋、約3,000本の「竹」を使用しています。竹と言っても日本で多くみられる孟宗竹ではなく、太いものでは直径30cm前後にもなる肉厚の「グアドゥア(Guadua)」と呼ばれる極太の竹を組み合わせたものです。
橋の長さは約45m・総重量は約130トンにも達するこの橋は竹を使用した橋としては世界最大級のもので、歩行者・自転車専用橋として使用されています。
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2003年に完成したこの竹製の橋を設計したのは竹建築では世界的権威・コロンビア人建築家シモン・ベレス(Simon Velez)が手掛けたものです。彼は天才肌の建築家で、全て頭の中でイメージして設計図を一切作らないとの事です。コロンビア国内にはこのベレスが手掛けた巨大な竹建築物があちこちに点在しています。その中で首都ボゴタではこの竹の橋が彼の代表的建築物です。橋に近づくとそのスケールの大きさに圧倒される事は間違いありません。
ベレスが手掛ける竹建築物は殆ど全てが極太のグアドゥアを決して地面に対して垂直に立てるのではなく、傾斜や曲線を付ける事でお互いに引っ張り合って強度を保たせるという、これまた天才的な感性を持っています。画像をご覧頂くとお分かりになりますが、橋全体が若干湾曲しているのは、竹自体は何本も束ねていますがこれを地面に対して水平にしてしまうと強度が弱く橋が途中から折れてしまう為、あえて山のように湾曲させているのがベレスの設計する建築物の特徴です。実際、彼以外の者が同じように竹で橋を作ったものの、傾斜・湾曲の技術を用いなかった為崩落してしまったようです。
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実際橋を渡り内部に立てば世界でも唯一無二の天才的竹建築家・シモン・ベレスの天才的感性を間近に感じる事が出来ます。極太の竹・グアドゥアは何本も束ねる事で強度的には鉄骨に相当する程らしいのですが、その竹を直角ではなく斜めに組み合わせ、更に土台の部分を微妙に湾曲させる手法、これはもう単なる建築物の域を超える「芸術作品」と言えます。実際には鉄筋を咬ませて強度は保っているものの、約130トンにも及ぶ重さで竹を使用した橋が完成から20年経っても崩落していないのですから驚異的です。
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新国立競技場その他、日本における木を多用した建築物の設計では現在第一人者である隈研吾氏は建築資材としてのコロンビアの竹・グアドゥアの魅力を早くからご存知だった方です。その隈氏から「コロンビアの竹を使いたい」とのお申し出があり当地から約400本を日本へ初めて輸出したのが2006年でした。日本へ初上陸したグアドゥアは熊本市にある老舗醤油蔵・濱田醤油様に届けられ現在に至ります。当時の記事がこちらです。http://jpn-col.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-148d.html
その後2014年に講演の為当地ボゴタを訪問された隈氏とこの地で再会する事が出来ました。
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コロンビアを含めGuadua竹は中米から南米にかけて見られる竹の種類です。コロンビアのGuaduaはコーヒー生産地帯と同じ標高帯・約1,300m前後の地で多く見かけます。現地コーヒー地帯では建築資材として多用される事が多く、その中に前述のシモン・ベレスが手掛けた巨大・且つ芸術的価値のある巨大な建築物も多数現存しています。日本では建築基準法の関係からか竹を建築資材として使用する事は出来ないようですが、コロンビア国内・特にコーヒー地帯は地震多発地帯でもある為数十年に一度大地震により被害を受ける事から、容易に手に入るグアドゥアを使った建築物が多いのはその為でもあります。

建築・設計の分野に従事されている方々には是非ともコロンビアが世界に誇る竹建築物の数々をご覧頂きたいです。竹建築物は世界中に数多く存在しますが、その中でも特に前述の天才的竹建築家シモン・ベレス設計の大規模建築物は日本から時間とお金をかけても見る価値がある、それはもう素晴らしいものです。

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コロンビア・カルタヘナのホテルSofitel Santa Claraが世界で2番目に優れたホテルに選出

Readers' Choice Awardsにおいて世界遺産の古都カルタヘナにある最高級ホテルSofitel Legend Santa ClaraがThe Best Hotels in the World:2022部門で「世界第二位の優れたホテル」に選出されました。
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国際観光都市であるカルタヘナには近年様々なホテルがオープン・林立しています。その中でも1621年にサンタクララ修道院として建設された建物をそのまま活かした造りのSofitel Santa Clraは別格です。一歩ホテル内部に入ればそこはまさに「別世界」です。
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世界第二位の優れたホテルに選出されたSofitel Santa Clara、数ある客室の中でも最高級の部屋ががたった一室の"Suite Botero"です。この客室は現在に至るまで一度だけ、日本から専用機で来訪されたご夫妻に御利用頂いた事があります。それが故にこの客室内部の画像を撮影する事が出来ました。ある種貴重な画像です。
コロンビアを代表する芸術家フェルナンド・ボテロの名を冠したこの最高級スイートルームには氏の作品が壁に掛けられています。中に入るとまず広がるのが大広間です。ここだけで既に一般客室を上回る広さです。
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その奥に小広間・更に奥がベッドルームという造りです。ベッドルームの奥には「バスタブエリア」「シャワーエリア」「トイレエリア」があり、その広さだけでも一般客室の二倍ありそうな広さです。バスルームに置かれている石鹸はこのサイズです。複数種ありお好みのものをカットしてくれるという何とも贅沢なサービスです。
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サンタクララ修道院が完成した1621年をそのまま店名にしたホテル内レストランの評価も高く、このレストランで食事をするだけでも価値があります。お客様御夫妻曰く料理の味も含めて良かったとの事でした。
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SPA・マッサージルームも最高級ホテルにふさわしい造りとサービスです。こちらは奥様のご希望により事前予約をして御利用頂き、世界中の名だたるホテルで御利用頂いている奥様にとって評価は高かったようです。
世界遺産の旧市街地区にある最高級ホテルSofitel Santa Claraはコロンビア国内・中南米域内では勿論トップ、もはや世界第二位の評価を得ました。カルタヘナへお越しの際御利用を希望されるお客様、お待ちします。

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ボゴタ在留邦人向け・地ビール醸造所見学と郊外の別荘で過ごす週末ツアー(コーヒーの実収穫体験可)

コロンビアコーヒーの収穫期を迎え、当社ANDES TOURSではこの度韓国人の御主人と日本人の奥様が経営しているビール醸造会社LINO Brewing社様との共同企画による地ビール醸造所見学とボゴタ郊外にあります弊社が管理していますFinca(別荘)でゆったりとくつろいでいただく週末一日ツアーを10月29日(土)催行でご案内致します。

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Fincaでは赤く色付いたコーヒーの実の収穫体験も可能です。
弊社創業家はスイス人という事もあり、Fincaは在コロンビア・スイス大使館の保養施設としてもご利用頂いています。お申し込みお待ちします。


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収穫期を迎えるコロンビアのコーヒー地帯、竹建築と共にご紹介

コロナ禍がまだ尾を引いている中ですが、今年もコロンビアコーヒーの産地は収穫期を迎えます。コロンビアと言えばコーヒーですよね。今年ももうそんな時期になったのだと感じています。コロンビアは赤道に近く(北緯約4度くらい)四季がない国ですが、コーヒーの収穫期などで季節を感じる事が出来ます。
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今からちょうど8年前、日本から来訪されたグループのお客様の為にコーヒー地帯にある農園観光ツアーを催行しました。首都ボゴタから日帰り・空路利用でした。この時も現地は収穫期を迎えて真っ赤なチェリー・若しくはルビーのようなコーヒーの実が見渡す限り鈴なりでした。とても良い時期にツアーを催行した事を覚えています。
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日本では滅多に体験出来ない、コーヒーの赤い実をふんだんに手摘みする体験もして頂きました。こちらの農園はコーヒー農園ではトップクラスの規模を誇る大規模なコーヒー畑を主有しており、農園内ツアー参加者の殆どが国外からの観光客でした。
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園内にある邸宅なども現地伝統様式の家屋がそのまま残っていて風情あるものでした。農園にたどり着くまでの道のりは当時悪路続きで大変でしたが、農園にたどり着くとその広さは相当なものでした。行った甲斐があったというものでした。
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世界文化遺産でもあるコロンビアのコーヒー生産地帯では勿論コーヒーの木々や赤い実、そして美味しいコーヒーを飲んで頂きたいのですが、加えて特筆すべきが現地特産の極太の竹「グアドゥア(Guadua)」を多用した「竹建築」の数々です。
日本を代表する建築家である隈研吾氏は木材を多用する建築物の設計では日本で第一人者とされていますが、その隈氏は以前コロンビアのグアドゥアに着目され、実際氏の御所望により当地コロンビアからコンテナで約400本のグアドゥアを日本に送った事があります。
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現地コーヒー地帯に行くとこのグアドゥアを柱や屋根などに多用した建築物が無数に近いほど存在しています。日本では建築基準法により竹をそのまま使用した建築物は認められていないと思いますが、コロンビアのコーヒー地帯は地震が多い一帯でもありますので、この竹建築は地震で被害を受けてもすぐに建て直せるという点で隈氏の理念である「負ける建築」にも似ています。建築・設計関係の方々は是非とも当地コロンビアのコーヒー地帯で数多く見かけるこれらの竹建築の数々をご覧頂ければと思います。

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世界文化遺産の古都が残る港町、コロンビア・カルタヘナ

8月の港湾視察ガイドに続き、9月は日本から観光で来訪されたご夫妻のフルアテンドガイドの為再び港町カルタヘナに出張しました。偶然とはいえ首都ボゴタから連続して出張ガイド業務という事で、コロナ禍の影響が徐々に薄らいできている事を実感しています。
カルタヘナへは首都ボゴタから空路約1時間30分です。南米からリマ、中米各地やメキシコシティ、アメリカからはニューヨーク・フォートローダーデール・マイアミなど、そしてヨーロッパからはマドリードやアムステルダムとの間に空路ルートがあります。年間を通じて暑い土地柄ですので、例年ですと北米やヨーロッパが冬の間は観光客が大挙して訪れる土地柄です。
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晴れ渡った日のカルタヘナ湾です。1500年代にスペイン人達がこの地を統治し始めてから長い年月が経ちます。南米大陸各地から集められた金銀財宝はここカルタヘナから船で本国スペインに運ばれ、その財宝を狙った海賊達が右画像の右側に位置するカリブ海から襲ってきたという歴史があります。カルタヘナは今では国際港湾都市にもなっており、カルタヘナ港には日本の豪華客船・飛鳥IIを含め世界一周クルーズ船なども数多く寄港し、一時下船の後市内に繰り出すツアーも催行されます。多い日には一度に3,000-5,000人のクルーズ船乗客が大挙してカルタヘナ市内を訪れて観光をする事もあります。
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カルタヘナ湾内にはコロンビア海軍大西洋方面艦隊総司令部があります。基地には艦船や潜水艦、そして運が良ければ海軍練習帆船「グロリア号」の姿を見る事も出来ます。グロリア号は日本にも寄港した事があります。美しい姿ですね。
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1984年に世界文化遺産として登録されたカルタヘナの旧市街地区は約4km四方の砦に囲まれた古都です。コロンビア国内で最も外国人観光客が訪れる国際観光都市であり、スペイン植民地時代の建物が今に残る風情ある町です。この日は偶然クラシックカーの姿があり、古い建物と見事に調和していました。日本から「北中南米5カ国周遊16日間の旅」で来訪されたご夫妻、そして自分もこのクラシックカーの姿には驚きました。ちなみにクラシックカーと言えばキューバの首都ハバナが有名ですが、実はコロンビアもマニアの目が点になるほどクラシックカーが未だに残っている国であり、キューバと異なるのは所有者自身がマニアの為ピカピカに磨き上げられている事です。
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前述のクラシックカーも関連していたのですが、これも非常に珍しい光景でおそらく相当の大金持ちと思われるカップルが民族舞踊団を使って出席者と共に小道を練り歩き、大聖堂で結婚式を挙げていました。私自身カルタヘナで相当の回数ガイドをしましたが、このような光景は初めて見ました。ちなみに年間を通じて暑いカルタヘナでの正装は男女共に「上下ともに白」とされています。
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カルタヘナの世界文化遺産は前述の旧市街地区の他、付近にある南米大陸最大規模の「サン・フェリペ要塞」も含まれます。元々あった小高い丘を基礎に作られたサン・フェリペ要塞からは旧市街地区を含めカルタヘナの町を一望する事が出来ます。要塞内部は侵入してきた海賊達を迎撃する為の迷路も作られていて、当時のひっ迫した状況を感じ取る事が出来ます。
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カリブ海に面したカルタヘナでは新鮮な魚介類を味わう事が出来ます。カリブ海の魚というと熱帯系のイメージですが、ここでは鯛・カンパチ・アジ・さわら・スズキ・キハダマグロ・ロブスター・タコ・エビ類・大粒の牡蠣など様々な魚介類が揚がってきます。市内には漁師達が沖合での漁の後に揚がった魚介類をその場で販売する「浜市場」があります。これらの海産物を使った料理など、国際観光都市カルタヘナでは食の楽しみもあります。
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夜明け前と夜のカルタヘナ湾です。晴れた日の明け方は市内で一番高い「ポパの丘」あたりから朝陽が昇り、夜のカルタヘナ湾の景色も素晴らしいです。南米大陸最北の国コロンビア、そして歴史ある港町カルタヘナ、是非とも御来訪下さい。

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長引くインフレ、購買層の二極化が進むコロンビア

当地コロンビアも例外なく物価高の波に襲われています。8月の時点での年間インフレ率は年率換算で約8%程となっていて、ここ数年と比較すると2倍以上の数値です。実感としては食料品・日用品等は日々とは言いませんが買物をする度に微妙に値上がりが続いていて、特に輸入品の値上がり率が半端ではありません。品目によっては価格が日本で買う以上のものもあります。
当地通貨コロンビアペソも過去最安値を記録しており、このような状況下で消費・購買動向の二極化がはっきりしてきています。富裕層・高額所得者・国外に資産を持つ人達などはインフレに影響されない生活が持続出来ていますが、国外に資産を持たない中産~下層階級は高いインフレ率により日々の生活が厳しさを増す一方です。そんな中、購買層がはっきりしている「スーパーマーケット」を例に、国内展開している5つのチェーン形式スーパーをご紹介します。
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(Tiendas D1 / ターゲット購買層・下~中)
コロナ禍以降急速に店舗数拡大を続け2022年に国内全土で2,000店出店を達成したディスカウントストアです。陳列・販売している食品・日用品等全商品の90%以上が他のスーパーでは販売していない独自ブランド・事実上のプライベートブランド(以降PBと表示)という驚異的な品揃えです。PB商品ばかりを販売している事で同じような品物でも国内に流通させているメーカー品と比較して数十パーセントから半額近い安さが特筆されます。それが故、特に低所得~中産階級の購買層には圧倒的支持を得ています。
私自身、最初は見た事もないPB品ばかりで「安かろう悪かろう」という先入観があったのですが、実際買ってみるとパスタはイタリア産の低グレード品と変わらず国内製造のパスタよりははるかに味が良く、ハム・パン・ケチャップその他多くの食品なども有名メーカーの品と比較してそん色ないか、品目によってはPB品にも関わらず質が良いものもあります。その為、私の昨今の買物の殆どはこのD1で行っています。
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(Tiendas ara / ターゲット購買層・下~中)
店舗数は前述のD1ほど多くありませんが、やはりコロンビア国内全土に店舗を展開させているディスカウントストアです。販売商品は約80%程度がやはり他のスーパーでは見かけないPB品(D1にも卸していません)で、若干ながら国内メーカーの品々も販売しています。品揃え的にはD1とほぼ似たような感じで、店内でローストチキンやパンなどを調理・販売している点がD1とは異なります。PB品自体の質もD1で販売しているものと比較してそん色ありません。ケチャップやマヨネーズなどはD1を強く意識しているものと思われ、低価格で購入出来るのが有難いです。
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(exito / ターゲット購買層・中~上)
コロンビア第二の都市メデジンの本社を置く二大大手スーパーのうちの一つです。EXITOは首都ボゴタの他各地で売場面積が広い大型店舗を展開し、その他住宅街などには小規模店舗形式のexito expressを展開しています。exitoは「econo」という名で自社PB品も製造販売しています。
前述のディスカウントストアが台頭するまでこのexitoは大型スーパーの中では販売品が若干割安の為多くの消費者を取り込んでいました。現在の常連購買層はおそらく中産階級から高所得者層に絞られてきている筈です。私自身がこのexitoで買物をするのは他のスーパーで取り扱っていない品目・若しくは欠品で手に入らないものを購入する場合に限定しています。
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(Carulla / ターゲット購買層・中~上)
exitoと並ぶ国内二大大手スーパーです。売場面積が中規模のCarullaと住宅街などで小規模店舗形式で展開しているCarulla Expressで構成されています。このCarullaの店舗は中産~上流階級の人達が居住している地区にのみ限定されていて、いわゆる中の下以下の所得層が住む地区には全くありません。それだけ購買層を絞っています。事実、Carullaは数十年前に高級スーパーPomonaを買収してから高級路線に転換しており、店内もお洒落な感じがします。その為特に富裕層の間では「自分はCarullaでしか買物はしない」と断言する人もいる程です。
Carullaも自社PB品を製造販売しています。その他は全てどのスーパーでも見かける品目を取り扱っており、同じ品目でも他のスーパーと比較して割高です。それでも購買する人がいるのはやはり富裕層などの特別な層をターゲットにしている為でしょう。
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(OLIMPICA / ターゲット購買層・中~中の上)
こちらのOLIMPICAもコロンビア国内全土に店舗を展開している老舗大手スーパーです。各店舗に共通するのは前述のexitoやCarullaと比較すると店内の雰囲気に高級感が欠け、コロナ禍以前は「庶民向け大手スーパー」の位置付けでした。事実、国内メーカー品の価格を比較すると、前述の二大スーパーと比較して同じ物なのにOLIMPICAの方が安いケースが多々あり、逆に言えば二大スーパーがどれだけ利ザヤを取っているかが分かってしまいます。このOLIMPICAも自社名を冠したPB品を販売しています。私は食用油などでこのOLIMPICAのPB品を時々購入する事があります。

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国際観光都市・世界遺産の町カルタヘナで本格ラーメン&日本食(Dame Ramen)

先日業務出張で4日間カルタヘナに滞在した折に重宝したのが新市街・ボカグランデ地区にある"Dame Ramen"さんです。4日間で結局三度足を運び、食事を取りました。
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店構えはこのような感じで大通りには面しておらず小さなショッピングモール内・奥まった所にありますので、予めマップで検索の上行った方が良いですね。実際、自分も検索した上でたどり着きました。
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Dame Ramenさんの「ウリ」は何と言ってもラーメン店ですから自家製麺+濃厚スープ(家系を模範)仕立てのラーメンでしょう。暑い土地柄のカルタヘナですが、本格ラーメンを楽しめるのは有難いです。加えて画像を撮り損ねましたが自家製の熱々餃子その他メニューが豊富です。その中で私が特に気に入りハマってしまったのが「炙りチャーシュー丼」です。柔らかいチャーシューをあぶり、甘辛仕立てのタレをかけたチャーシュー丼は絶品で、三度食事した際の全てで炙りチャーシュー丼を頼んでしまったほどです。
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Dame Ramenさんではこの他、事前に連絡の上リクエストすると近くの浜に揚がった新鮮な魚などを使った刺身・寿司・煮物・焼き物なども別料金で作ってくれます。日本食全般に関して腕は確かな店主の秋山さんの手にかかれば美味しく作ってくれます。

国際観光都市・且つ世界遺産の町カルタヘナでは総じて物価が高く食事代もかなりのものですが、そのカルタヘナにあってリーズナブルな料金でお腹一杯・且つ美味しく食べられるDame Ramenさんはとても重宝します。次回出張の折には特注の海鮮品の数々をご紹介出来ればと思います。


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ボゴタ空港ターミナル、2年5ヶ月ぶりに開放

日本から御来訪・先日トータル13日の滞在を終えたお客様方をボゴタ空港へお届けしたのですが、この日は私にとって感慨深い日となりました。やっとという思いでした。
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2020年3月20日、コロナウイルス蔓延の兆候が始まった事によりコロンビア国内全土がロックダウンに入り、事実上の鎖国政策が始まりました。これによりボゴタ空港は閉鎖、空路便が再開した後も空港ターミナル内は出発及び到着旅客以外立ち入る事が出来ず、見送りや出迎えの人々は締め出されていました。これがついに8月10日をもって解除・誰もが空港ターミナル内を自由に行き交う事が出来るようになりました。実に2年5か月ぶりの開放です。

この間、お客様を空港にお届けした際に入口で何度となく止められ、その度に「この方はスペイン語も英語も分からないから」と苦しい言い訳をして何とか入った事が一度や二度ではありませんでした。また、出迎えの際には特に早朝・夜間の寒い時間帯でもターミナル内に入れず、外には売店やトイレがない為、数百メートル先のガソリンスタンドで用を足した事が数多くありました。そんな苦労もこれで終わりです。
画像のターミナル内出発カウンターエリアには多くの人々の姿がありました。久しぶりに活気が戻りました。
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左画像のカフェや中画像の出国審査場手前には見送りの人達の姿があり、空港本来の光景が復活しました。とても感慨深いです。空港ターミナルは旅客として利用するだけではなく、その人々に関わる多くの方々が立ち入るで店舗や公共交通機関等も含め様々な需要があります。これらが長らく閉ざされていましたが、やっと元の姿に戻りました。
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こちらは過去の記録として残しておいたものです。2020年9月6日、ロックダウン開始から約半年後のボゴタ空港ターミナルの光景です。この9月から半年ぶりに空路便が再開した事で久しぶりに空港を訪れた際のものです。人の姿はまばらで客待ちのタクシーが虚しく列をなしていました。今では懐かしい・しかし旅行業に携わる身として苦しい時でした。お客様が来ない・航空券販売は日本への帰国便に限定され、出張航空券手配など当然皆無でした。今年4月以降は法人・個人のお客様の出張・御旅行手配等がかなり増えてきており、約2年の損失を少しずつ回復しつつあります。それに加えて2年5か月ぶりのボゴタ空港ターミナル開放、嬉しいニュースです。

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カルタヘナ出張

前回の投稿以来大分開いてしまいました。7月は移動車両手配その他色々重なり忙しい日々を送っていました。既に過去の事になりましたがこの間に先日カルタヘナへ出張しました。日本から来訪されたカルタヘナ港視察団の御一行と共に過ごした日々の記録を投稿します。
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こちらがカルタヘナ港です。今回宿泊したホテルはカルタヘナ港の目の前にあり、このような光景が目の前に広がりました。お客様曰く世界中の港湾はセキュリティの関係でなかなか外から見られないので、ここまで丸見えになる場所は珍しいとの事です。
カルタヘナと言えば「国際観光都市」この地を訪れる人の99%は観光目的の筈で、港湾視察目的で訪れるケースはかなり稀かと思います。私自身、カルタヘナ港に立ち入ったのは先年の日本の豪華客船「飛鳥II」寄港に合わせたツアーの手配総責任者として入ったのみです。
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巨大なコンテナがまさに山積みの中をすり抜けて貨物船が停泊している岸壁に発つ、これは勿論受け入れ側がアレンジして通行許可を得ていなければ不可能な事です。ある意味貴重な体験をしました。画像に見えるコンテナは40フィートサイズです。飛鳥II寄港時には勿論この貨物エリアは立ち入り禁止でしたので、これでカルタヘナ港を端から端まで見る事が出来ました。
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カルタヘナ港は客・貨両方の船が接岸できる港です。今回の視察団は貨物港としてのカルタヘナ港視察でしたが、受け入れ側の配慮により客船側のターミナルも見学しました。カルタヘナ港客船ターミナル内には何と「自然動物園」があります。世界的にも珍しいのではないでしょうか。
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園内には獣医が常勤し、アマゾン地帯から連れてきたインコやオウムその他数多くの鳥類、こちらもアマゾンエリアから連れてきたリスザルその他のサルなどの姿を見る事が出来ました。
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我々はカルタヘナ港を視察目的で公式に訪問したメンバーの為、自然動物園側でも軽食や冷たい飲み物を用意して歓待してくれました。カリブ海沿いに生息するフラミンゴ達の姿も久しぶりに見ました。この自然動物園はクルーズ船がコロンビアに寄港した際、乗客の皆さんは訪れる事が出来ます。逆に一般の人々はこのエリアに立ち入れませんので、カルタヘナに自然動物園がある事を知っている人は殆どいないと思います。尚、鳥類たちはいわゆる「放し飼い」で日中は市内の方まで飛んで行ったりするらしいのですが、餌が容易に手に入る事から夜になると結局この場に戻ってくるそうです。
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カルタヘナ港視察は海上からも行いました。こちらも通常の方法では体験出来ない、貴重な一時でした。我々が視察したエリアは主にアメリカから輸入した精製済みのガソリンを積んだ船が接岸、石油製品として加工する工場エリアが多かったです。
トータル4日間の滞在となったカルタヘナ、新たな一面を見る事が出来ました。

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安倍元首相非業の死に接し

突如目に留まった安倍元首相狙撃の一報・その後非業の死の報に接し絶句しています。悲しいの一言に尽きます。にわかには信じられません。
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2014年7月、日本の現職の首相として史上初めてコロンビアを公式訪問された際は、政府専用機到着から離陸まで大ミッションをご案内した3日間不眠不休で一世一代の大仕事に挑み、ミッションの空港~ホテル往復・ホテル~大統領府への移動や宿泊など失態は絶対に許されない極度のプレッシャーに押し潰されそうになりながらも全て成功させた、あの時の事は今でも一生の思い出として残っています。
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公式訪問中は当地でも大手紙が一面トップで安倍首相(当時)の公式訪問を報じました。あの公式訪問の最前線に関わり現在もコロンビアにいるのは私を含め今ではわずか数人となりました。仕事は絶対ミスが許されないプレッシャーを含め壮絶なものでしたが、海外在留邦人として日本の首相がコロンビアを公式訪問して頂いた事がどんなに嬉しかった事か・・・
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安倍元首相非業の死の報に接し、心より哀悼の意・そしてお悔やみ申し上げます。日本の強力なリーダーとしてコロンビアを公式訪問して頂いた事を心から有難く思います。

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夏を迎えるコロンビア、通貨安で旅行は割安感MAX

南米大陸最北の国コロンビアは国土の殆どが北半球にあります。首都ボゴタは現在午後になると雨が降り出しますが、例年ですと7月になると「夏」を迎えます。雨期ももうそろそろ終わりを迎える筈です。南米大陸の大半の国は南半球にありますので現在は冬ですが、コロンビアはこれから夏の旅行シーズンです。
現在の日本はまだコロナ禍から完全に脱していない状況で海外旅行はまだまだ厳しいかもしれません。加えて燃料費の高騰で航空券代金もかつてないほど上がっています。そんな中ですので北中南米にお住まいの日本人の方々にコロンビアを旅行先としてお勧めしたい、そんな思いで今回投稿します。折しもコロンビアは先の大統領選挙後当地通貨コロンビアペソが一気に安くなり、国外から来訪される方々にとっては現在が割安感MAXです。
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首都ボゴタは標高2,600mにある「高原都市」です。夏でも最高気温は20度前後と快適な気候です。歴史ある旧市街地区を散策するもよし、近郊にある観光地を訪れるのもよし、7-8月のコロンビア国内各地は例年ですと年間を通じて最も降雨量が少ない時期にあたる為、まさに旅行シーズンです。右画像の「カルタヘナ」は旧市街地区が世界遺産に指定されている歴史ある町です。コロンビア国内随一の国際観光都市でもある事から多くの外国人観光客が訪れます。となれば物価も国内で最も高いですが、国外から来訪される方にとってはペソ安により以前より割安になっています。
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左画像はコロンビア第二の都市メデジン市郊外にある高さ200m超の「ペニョールの巨岩」です。台地から突き出すように存在するこの巨岩、登頂手段は徒歩のみですが登る価値大の不思議観光スポットです。頂上から見えるのは広大なダム湖、素晴らしい景色が広がります。
右画像はコロンビア・ブラジル・ペルー国境地帯の風景です。ここでは欲張って三国の領土に簡単に入る事が出来るのでつかの間の「三か国旅行」が可能です。加えてコロンビアアマゾン地帯は開発の手がまだ殆ど入っていない為自然を満喫する事が出来ます。
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左画像はカリブ海です。コロンビアはカリブ海の南端に位置しています。現在冬真っ只中の南米大陸南部の国々にお住まいの方々にとっては羨ましく感じる風景かもしれませんね。本土側にも美しいビーチがある他、首都ボゴタから空路二時間にある「サンアンドレス島」の海は素晴らしいの一言に尽きます。
右画像は世界文化遺産登録の「大コーヒー地帯」です。コロンビアは言わずと知れた「コーヒーの国」現地に行けば一面に広がるコーヒーの木々を見る事が出来ます。
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コロンビアに「地球上で二番目に大きい峡谷」がある事は殆ど知られていません(一番はグランドキャニオン)チカモチャ国立公園に立つとここがいかに壮大な場所か、太古の歴史をまざまざと感じ圧倒されます。このチカモチャ国立公園は首都ボゴタから空路約一時間・サンタンデール県都ブカラマンガから日帰りで訪れる事が出来る観光スポットです。
そして右画像は南米大陸最北端の地「グアヒラ半島」つけ根部分に位置するフラミンゴ生息地域です。南米大陸最北の地は砂漠地帯、そしてグアヒラ半島付近には沢山の鳥類が生息しています。コロンビア国内で最も多くの先住民族が暮らしている場所でもあります。

昨今のペソ安により南米では最も旅行費用が割安になってきているコロンビア、これからがまさに旅行に最適なシーズンです。御来訪お待ちします。

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試されるコロンビア国政史上初の次期左派政権

今回は画像なしで投稿します。
既にご存知の通り、先の選挙でグスタボ・ペトロ候補が勝利しコロンビア国政史上初の左派政権が誕生する事になりました。これは国内外で驚きをもって受け止められています。選挙結果を受け経済市場は敏感に反応し為替レートは一気にコロンビアペソ安、株式市場も新政権下で影響を受けると見られる銘柄は軒並み相当幅の下落となりました。ご祝儀相場とは真逆・つまり「失望売り」という事でしょう。

長い歴史の中で史上初の左派政権、すなわちコロンビアは独立以来一貫して中道に近い政策を取ってきました。これは殆ど知られていませんが、治安が悪いとされるコロンビア、実は国家財政的には安定していて独立以来一度も財政面で国家破綻を経験しておらず、現在の一ドルあたり約4,000ペソという単位は一度もハイパーインフレを経験していない中で長い年月を経て今日の単位に至っています。通貨単位切り下げや名称変更を経験していないのは私が知る限り南米ではコロンビアとチリの二カ国のみです。

ペトロ新政権によりこれからの4年間どう「変革」するのか、国内外から注目を集めるのは間違いないでしょう。その中で世界中の左派政権にほぼ共通しているのが「弱者救済」「経済格差是正」の謳い文句です。これは見事なまでに一致しており、今回の選挙ではペトロ候補は主として中産階級以下の所得層・そして投票権を持つ若者からの支持を得ました。この層はピラミッドで言えば中間から底辺を構成しており、すなわち数が多いという訳です。

そしてこれも特に中南米各国に共通しているのが、現在まで左派政権が歴史的成功を収め国家が飛躍的に発展した事例が殆どなく、現在のペルーやチリのように民衆が選んだ左派系大統領にも関わらず就任数ヶ月で支持率が激減、過去の例では罷免・失脚・クーデター・亡命等の末路をたどった指導者が実に多い事です。ペトロ新大統領もかつて首都ボゴタ市長時代にゴミ収集事業で首都を大混乱に陥れた「職務怠慢」を理由に行政監督長官から罷免された事があります(後に罷免無効・職務復帰)
私はペトロ新大統領がボゴタ市長をしていた時(2012-2015年)を知っています。この時はペトロ氏の独断(民間業者排除・事業を一方的に自身が指名した一社に公社化)に怒ったゴミ処理業者各社がボイコットを起こし首都のあらゆる場所で収集されないゴミが山積みとなり、市民の怒りは相当なものでした。その結果ペトロ氏は自身で決めた事の撤回に追い込まれ、果ては政府の監督機関トップから罷免された次第です。ボゴタに住んでいる若者たちはあの時のペトロ氏の市長としての手腕を知りません。
左派政権の特徴として他にはベネズエラやニカラグアのような「独裁政権」にも至っています。私に言わせれば左派指導者に投票した人達は「変革」「貧困からの脱却」を成し遂げてくれるものと思って票を投じたのではないですかと問いたいです。

前述の「弱者救済」「貧困格差是正」の為に国家資金を投入する事自体は何ら異議はありません。重要なのは世界中の左派政権の殆どが掲げる「富裕層への課税強化・締め付け」「内需重視」「貿易協定の見直し」「国家間同盟の見直し」などをする事で経済が停滞した場合、弱者救済・格差是正する為の財源をどのように確保するかです。この事を抜きにして「富める者は悪」と位置付けるのが左派政権お決まりのパターンです。

今回の選挙戦で特筆されるのが、敗れた中道・若しくは右派の支持者達は応援した候補が敗れた事で結果を拒否する暴動を一切起こさなかった事です。ペトロ新大統領は近隣左派政権との連帯、軍・警察の一部解体や縮小を公約に掲げていました。
昨年、増税法案提出を機に国内で発生した大規模抗議行動は死者を出す大惨事になりました。その中で機動隊(ESMAD)の鎮圧行動により命を落とした人々の関係者は「殺された」と訴えていますが、そもそも暴力・破壊行為を伴う抗議行動を起こしたのは左派の人々です。そのような行動の為に争乱の場にいなければ命を落とす事はありませんでした。今回の決選投票でも明らかになった通り、左派の人々は不満があればデモなどの「実力・直接抗議行動」を起こし、右派の人々は暴力には出ず言論で反対するか若しくは甘んじて結果を受け入れる(全ての事例ではありませんが)という対照的な二面性です。

今回の決選投票結果を受けてパスポートの申請が一気に増え、手持ち資産を国外に移す(=ペソ安)目に見える反応が象徴的です。私自身はこのコロンビアにおいて大統領を選ぶ投票権を持っていないのでペトロ新大統領について直接的に支持・不支持の意見を述べる事は出来ません。これからの4年間で「劇的な変革」が公約通り実現されるのか注視します。
ちなみに私はペトロ新大統領が昔ゲリラ組織のメンバーだった、新副大統領が初の黒人系という事には関心がありません。政策重視・注視の立場です。

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«日本時間5月25日10:00PMよりインスタライブにて第9回南米コロンビアオンラインツアー催行(ボゴタ&リオアチャ市二元配信)